2014年度関東大学秋季リーグ男子1部・第1日


始まりました。


専修大学生田キャンパス総合体育館


パンフレットに男女1・2部の個人顔写真が復活! 直轄外の3〜9部も名簿があり,かなり充実した内容に。これでお値段据え置き1000円。素晴らしい。ほんとうに素晴らしい。学連さんありがとうございます。顔写真だいじ。超だいじ。


開会式では国際男子ユニバナントカ大会の優勝をたたえてのメンバー表彰,それからA代表でヨーロッパ・ブラジル遠征をしていた柳田・石川の両名も表彰があったとのこと。ワタシハミテナイ。

早稲田2-3専修大(23-25 38-36 11-25 26-24 11-15)


→W:13山口 18喜入 6福山 15山崎 1専田 3濱松 L14後藤/19土屋(2s途中-)


S:6藤中 7高橋 1山本 18小森(3s-13冨田) 8小林 12川波 L22平原


早稲田は毎セットワンブロを兼ねて山崎サーブのところで15→4大木&13→2三宅のSR2枚替えするんだけど,ワンポイントだけでサーブが終わるともとに戻す。どうせなら後衛しばらくそれで回してみれば,と思っていた。どこかのセットで少しそのまま回したかな。


専修は,川波OP。東日本もそうだったっけ,うろ覚え。藤中の対角は小森スタートの第3セットで冨田。


第1セットは競り合いの末の専修。第2セットは専修が大きくリードしていたが,18-23から早稲田が5連続得点で追いつき,デュースに持ち込んで最後は福山が決める。


サーブでがつがつ攻める専修に,早稲田のレセプションが崩されていた。んだと思う。第2セットの途中だったか気がついたら早稲田のリベロが変わっていた。珍しく。


第3セットも専修ペース。第2セットの再来とはならず,第3セットは大差となった。早稲田の攻撃が一度で決まらず,ブロックワンタッチから拾われて切り替えされる。


早稲田は第4セットにMBの対角を入れ替え。第4セットも専修リードで進んだものの,終盤に早稲田が追いついて,逆転で早稲田が取った。初日第1試合からフルセットゲーム。わーい。


しかしこうやってセットごとの得点経過を見てみると,フルセットにはなったものの,専修が一枚上手だった感じはする。第5セット6-4から専修が(川波のサーブのところで)5連続得点して逆転。最後は冨田の2連続サーブポイントで決した。

順天堂3-2慶應義塾(18-25 25-23 22-25 25-23 15-7)


順:12浅野 5廣瀬 1柳田 26吉野(10堤) 25濱道 29坂口 L20松崎/2館石


慶:3野口 12上田 5成尾(2s途中-19布川) 8丸谷 6稲田 28黒田 L16野瀬


順大のセッターは黒鷲旗に出ていた坂口。渡邉峻は怪我と聞いた。試合前の公式練習では坂口ともおりがセットアップをしている。試合中はワンセッターだけども。


順大はいつものごとく変則的。レシーバーで山崎と小芝が入る。吉野と堤は,第1セットでは吉野が後衛になったら堤にかえて,前衛に上がったら戻る,みたいなことをしていたが,第4セットはスタートから堤だった。


慶應のキャプテンマークは野口。


慶應は,柳田がいないのはそれとして,スタメンそのものは大きく変わっていなかったように見えた。フロントオーダーでOP丸谷,WS対角が成尾/黒田。春にも出ていた選手ばかり。成尾が左打ちでWSだけれど,フロントオーダーだとどうなるんだ。


試合中にはほんとうにいろんな選手が出ていた。

日体大3-0東京学芸(28-26 28-26 29-27)


N:9小宮 2田尻 20峯村 24原 1山田 12橋本 L23山本


→G:16樫原 20高澤 14竹元 9柳澤 1白川 5井上 L12園田


学芸は井上がMBコンバート,かな。2年生の竹元は春はたぶん出ていない。MBの対角が様変わり。


学芸,1セット目はリードしていたものの終盤に追いつかれる。2セット目は日体リードで進み,24-19のビハインドから追い上げて,24-25と一気に逆転した。しかし,そこからトランジションアタックのときにタッチネットがあり25-25,そして日体アドバンテージに変わって,サイドアウトを取りたい場面でもタッチネット。あと少しだったんだけど。


第3セットもリードしていたはずなんだが……。


しかし,ムードの良いチームなので,対戦相手としてみると怖い。


脩造すごいことになっていた。脩造のサーブに学芸は4枚レシーブに入っていた。それでもぶっ飛ばされてた。が,3枚ブロックのど真ん中に行っちゃうことがあるのは難。

明治大3-0法政大(29-27 25-21 28-26)


→M:12與崎 18濱中 11原 19政井 4杉本 9小野寺 L14瀧野


H:12長谷川 2池田 1村上 7木村 5久保田 11田中 L27小林


第2試合,当初はこちらを見るつもりにしていたのだが,両チームあまりに雑で,ミス(サーブミス・スパイクミス)の得点が多すぎ,萎えた。


春何日目以来かのスタメンの濱中は,立ち上がりこそイマイチだったが,途中からはすごく良かった。濱中だけが良い,感も。


明治のぐだぐだ以上に法政がぐだぐだだったので試合はストレート。


法政の池田は久しぶりに見たか。久保田は去年までリベロをしていたとは思えない。

東海大1-3筑波大(25-20 18-25 21-25 25-27)


東:23松林 4加口 19佐々木博 18久原 10栗山 35龍 L28井上航/16新垣


→筑:13中根 8吉川 9兒玉 7宮下 14秦 10高橋 L1竹澤


今日一番の驚きは,サイド吉川,だろうな。びっくらした。しかも働いてた。サーブで狙われる場面もあり,やや不安な部分も見られたものの,次第に調子を上げていった。

中央大3-1国士舘(25-19 25-15 21-25 25-23)


→中:17井上 15渡邊 2江頭 25武智(4s途中-9今村) 22大竹 13関田 L20伊賀


国:48工藤 16奈良岡 50石井 12池田 28小島 13伊藤 L3古田/14村山


春に数試合観て,とても楽しかった国士舘。春2日目はコクシ見たさにVプレミアファイナルを中抜けしたといっても過言ではない。権藤不在で,河西にキャプテンマーク。


中大-コクシといえば,個人的に思い出深いのが2011年度秋季リーグ。9日目を終えて中大が8勝1敗の単独首位,残り2戦は暫定11位の国士舘と12位の法政という状態で迎えた最終週。優勝が目の前に見えていた10日目に,国士舘に負けた。最後は9勝2敗で並んだ東海大にセット率で及ばず,優勝を逃した。*1


それ以来,このカードに対して,勝手に,因縁の対決めいたイメージを持っている。


しかし,最初の2セットは,1部の壁の洗礼を受ける。大竹筆頭に高い中大の壁にばかすか押さえ込まれて,どうにもならない。


「やはり1部で戦うのは厳しいか」と諦めかけた第3セットに,何が起きたのかわからないけれども,国士舘がぐいぐい来て,セットを取ってしまった。しまった,という言い方もよろしくないが。


第4セットも序盤からコクシリード。3-8で武智→今村。中大がなんとか点差を縮めて追いついた。20-21から中大はリリーフサーバーの尾松。おまつりが期待される場面をコクシは1本で切り,20-22。石井のサーブポイントで20-23。


フルセットへの期待が高まった。それをぶち破ったのは江頭だった。サイドアウトを取って21-23から,江頭のサービスエースが飛び出した。22-23。2本目もサーブで崩し,トランジションアタックで今村。23-23。さらに工藤のスパイクミスで24-23とひっくり返し,最後もトランジションアタックを今村が決めて25-23。盛り上がった試合を,中大が終盤の5連続得点で締めた。両チームの健闘に拍手拍手。


初日から白熱の展開が観られた。やはりコクシは一筋縄ではいかない。リーグでどこまで暴れてくれるかしらん。

*1:この年,つまり89の代の中大は強かったしその後多くの選手がVプレミアの門を叩くことになるのだが,結局大学4年を通じて無冠だったなあ,などと,インカレの3位決定戦での主将のインタビューを聞きながら思い返していた。