休日満喫


GWあけ,中2日でお休み。リハビリにちょうどよい(翌週のことを考えなければ)。


大学バレーは1部がお休み。2部も場所が大東文化大(東松山)で遠いうえに行きづらいので,ちょいと休憩。この春は2部を見ないままになった。開幕週(せめて翌週)に行かないとどうにもならないことはわかっていたのよ。


團菊祭の昼の部を観に歌舞伎座へ。「摂州合邦辻」菊之助の玉手御前を観てみたかった。演目を知った時から気になりながらもチケットの手配をしていなかったのだけれど,直前に調べたらたまたま三階Aに空きがあったので行くことに。6000円だと「ちょっと行ってこようか」という気になれる。一等(18000円だっけ)と二等(12000円だっけ)は相当の覚悟が要るでなあ。GWで散財した直後でもあり。


考えることはみな同じで週末の三階は滅多に空きがないので,ラッキィだった。三階の2列目。三階は基本的に花道は望めないけれど,2列目だと七三はぎりぎり見えたのでお得感。摂州合邦辻はあまり花道使わなかったのも幸運だった。三階のロビーはいい感じのホワイエになっていて,売店も充実。観劇のお供や幕間にビールやらワインやらアイスもなかやら,お手頃価格のカップベンダーもある。そして幕間に合わせて焼き上げている歌舞伎座名物のめでたい焼き。買わなきゃ食べなきゃ。


期待していた「摂州合邦辻」は,菊之助がどうこう以前に,義太夫狂言とイヤホンガイドとの相性の悪さを再々々々々々々々(略)確認させられた印象がいちばん強い。厭ならその間イヤホンを外せばいいんだけど,義太夫を聞き取れるかってーとそれも難しい(無理)という葛藤。後半担当されてた竹本愛太夫さんは聞きやすくて好き。


いずれ(年単位で待てば)かかることもあるだろうから,いつかリベンジしてやる。のと,これは文楽で観たい。


(と書きながらネットで文楽の床本検索して読み始めると夜が更けるからやめましょうね……)


もうひとつは「天一坊大岡政談」通し。こちらは久しぶりに上演された由なれど,河竹黙阿弥が明治に入ってから書いたお芝居らしく,ふつーにドラマとして面白かった。黙阿弥好き。


(しかし,裏を返せば,現代に於いては歌舞伎じゃなくても,みたいなところはあるよな……いや,好きなんだけどさ,地味というかなんというか


序幕のいっとう最初の,まだ気のいい十七歳の青年だったころの菊ちゃんが素敵でしたよ。そのあとは悪い人になっちゃうから。


地下鉄東銀座駅木挽町広場にユニクロと松竹とのコラボグッズを売っていた。ひかれる。


昼の部打ち出しのあと,松屋銀座の「ミッフィー展」。1000円。原画が不使用分も含めて豊富に展示してあり,画用紙に描いた線画はもちろん,色紙をはりあわせたカラー部分の上に透明フィルムに印刷された線画部分をかぶせた「印刷用原稿」が展示してあったのが感動。文字部分が,タイプを切り貼りしているのがわかるのも楽しい。ほんとに手作り。さらには印刷用フィルムも展示してあった。オランダ語(?)で red は rood らしいことは何となく把握。


描いている様子の映像が流れていたり,最後のスペースには実際の絵本が多数置いてあって閲覧できたり,こぢんまりした展示ながらも楽しかった。なんつうか,原画のうさこちゃんがいちいちかわいくてかわいくてかわいくてかわいくて,転げ回りたいぐらいかわいかったの。


しかし外のグッズ売り場のあまりの長蛇の列に一気に冷めるなど。


それから伊東屋(本店工事中につき仮店舗営業中)をちょろっと冷やかしてから新宿に出て,友人とタイ料理をこれでもかというほどたらふく食べて帰宅。充実の休日でした。楽しかった。