2015年度東日本大学選手権・3日目
@花巻市総合体育館
準々決勝,準決勝。本日から5セットマッチ。
試合終了が午後3時台前半。時間があったので盛岡まで出て,ぴょんぴょん舎で冷麺を食べてきました。おいしかった。花巻から盛岡までは東北本線で約40分,片道640円。「ちょっと足を伸ばして」にしては遠かったけれど,せっかく岩手まで来たのに体育館だけというのも寂しい。
帰りは北上までたった2駅伸びただけなのに800円超えたのには少し驚きましたが,2駅の営業キロ数考えると不思議はない。
本題。例によっておいおい書き足します。→だいたいおしまい。
[A1]準々決勝 東京学芸大学3-0福島大学(25-20 25-22 25-11)
G: 5樫原 9中村博 3竹元 10高澤 1柳澤 14小野 L13今村
F: 11桑村 15戸澤 3阿部 7伊藤 23加藤 8遠藤 L2神園
第1セット,福大*1サーブ始まり。サイドアウトを取って,学芸ファーストサーバー中村サーブのローテーションで爆走。福大が2度のタイムを使い切ってなおも10-0まで進行。逆に言えば,福大はそこから5点差まで詰めた。いったんは18-18と福大が同点に追いついたが,そのあと再びサーブで(中村だった気がする)学芸が突き放した。
第2セットもがっぷり組んでいた。しかし第3セット,隣のコートに気を取られている隙に10-2,などの点差になっていた。こんどは高澤のサーブだったみたい。残念ながら追いつくことはできず,終盤学芸のミスで2桁にはのるも,というかたちになってしまった。学芸の攻撃力のほうが一枚も二枚も上手だな,と。最後にどこからともなく強烈なスパイクをコートにたたき込まれる。
サーブ・スパイクともにえげつなかった中村。
東北学連からのベスト8入りは2013年の仙台大以来。パンフレットの表紙にもなっている(ただし解像度不足でとても残念なことになっている)7伊藤雄太が,少し後足の残った伸び上がり方跳び方が綺麗な,実に良い左打ちエースだった。
福島大のリベロ神園。軽やかなセカンドタッチに目を奪われた。ベンチ乗り越えてボール取りに行ったり,そうかと思えばセッティングに入っていたりと,神出鬼没で小気味良くてすげーすげー言ってたら,もともとセッターだと北の大地の師匠に聞いた(藻岩だそうだ)。ほんとにもうきっぱりセカンドセッターというかリベロセッターに近い戦術を採っていることがわかる場面がしばしば見られた。おしゃしん撮りたかったんだけどぜんぜん撮れなかったのが心残り。学芸が神園を避けてサーブ打つんだもん。
[C1]準々決勝 早稲田大学3-0日本体育大学(25-20 25-21 25-17)
W: 2山口 17藤中 1福山 4田中 12喜入 3加藤 L8後藤
N: 23園山 9伊澤 18宮原 31高梨 25津田 21矢貫 L13山本
奇しくも監督不在チーム同士の対戦。ユニバーシアード代表の合宿が行われているため,両監督はそちらに。選手は,現役ではいない(OBはたくさんいる)。
東日本インカレの日体大は例年4年生が不在がちで,1人か2人しかいない,いても出ない,はよくあること。今年はとくに顕著で,登録自体浜館1人(主将),試合には3年生以下の布陣で臨んだ。
がんばってはいたけれど,フルメンバーの早稲田相手には壁が厚かった。よくここまで来たな,という感もあった。
早稲田は前日岩大戦にやや苦戦したが,そのあとは好調を維持。ミスが少なく,バックアタックもよく決まっている。
[A2]準々決勝 東海大学3-0国士舘大学(26-24 26-24 27-25)
T: 13松林 19小野寺 2小林 9久原 21神谷 25龍 L18井上
K: 6池田 4福島(2奈良岡) 39石井 37工藤(57笠利) 17小島 1伊藤 L66野島
ばれー大好き,ね。
第3セットはコクシリードで進んでいた。19-22とか。23-24から松林のスパイクがアウト,に見えたがワンタッチありの判定でデュースに。その数プレー前に国士舘側のワンタッチ有無で国士舘側に点が入っていたのもあったが,そっちは触ったように見えたしこっちは触っていなかったように見えた。自分の目などなんの当てにもならないが。
あそこがアウト判定になっていても勝利までの道のりは遠かったけれど,残念。
[C2]準々決勝 順天堂大学3-2中央学院大学(21-25 25-19 25-20 25-27 15-13)
J: 17吉野 16濱道 9後藤 4浅野 7水谷 3渡邉 L1小芝/11松崎*2
C: 18小松 5牛田 13雷 3落合 14佐藤 8柳家 L1加賀山/2野澤
なかなか面白い試合だった。ただ,ファイナルセットの序盤は落合にしかボールが上がらなかった。それじゃあ3枚ブロックにつかれるのも仕方ない。それでも打ち切って戦っていた落合は凄いと思ったし,結果15-13の2点差での決着,紙一重とも言えた。んだけど,勝つにはもうひとつ手数が少なかったと感じもしたところ。
14佐藤のサーブもいい。セッターの小松は去年国体の山形選抜のセッターだったので,それでなんとなく見覚えがある。
準決勝
準決勝は午後2時試合開始。1時間半ぐらいあいていたかな。準々決勝第2試合のチームが連戦になるぶん,間の時間を取っていたみたい。Aコートは2試合ストレートだったけど詰めることもせず。2コート進行は両方ともを見られないのが残念だけれど,翌日への試合の公平さを考えると仕方ないかなあ。1コート2試合にして長引いても(帰りの交通手段に)困るし。
[A3]準決勝 東海大学3-0東京学芸大学(36-34 25-22 25-16)
T: 13松林 19小野寺 2小林 9久原 21神谷 25龍 L18井上
G: 5樫原 9中村博 3竹元 10高澤 1柳澤 14小野 L13今村
第1セット,22-22で学芸が追いついた。東海大タイムアウト。23-23から学芸柳澤サーブのあと柳澤のトランジションアタックが真ん中から決まって23-24,東海大が2度目のタイムアウトを取る。アドバンテージが何度も入れ替わる長いデュースになったが,最後は東海大が持っていった。
この日は松林が好調。最後の得点も松林によるものだった。東北開催ということで,高校までの知り合いがたくさん来ていた様子だった。
[C3]準決勝 順天堂大学0-3早稲田大学(20-25 16-25 20-25)
J: 15熊倉(3s17吉野) 16濱道 9後藤(18荻原) 4浅野 7水谷 3渡邉 L1小芝/11松崎
W: 2山口 17藤中 1福山 4田中 12喜入 3加藤 L8後藤
どちらかというとこちらをメインで見ていた。
立ち上がりから順大側にややミスが続いたこともあり,早稲田のペースに。順大は後藤を荻原にかえてみたり,第3セットは熊倉にかえて吉野を入れてみたり。サイドアタッカーが豊富であるがゆえの選手交代の難しさも感じた。
サイドアタッカー陣に比べると,MBは堤がユニバーシアード代表で不在だったこともあってやや手薄だったか。水谷のサーブはかなり効いていた。水谷ライト駿センターと並ぶときには,ポジションチェンジせずに,そのままライトから打っていて,そのあたりは面白かった。
しかし,如何せん順大のミスがもったいない,第2セットの終盤とか,もう完全に「あー,投げたなー」と感じたし。
そうはいいながらも,けして順大の一方的な自滅という感じではなく,早稲田強いな,と感じた試合ではあり。