ソウルへ，そして帰国

日曜は試合がなかったので，夕方のフライトまでソウル観光することにしていた。しかしホテルからソウルまでが遠い。朝早起きして（のつもりがいささか寝坊して地下鉄で行くことを諦めて）光州松汀駅までたくる。

韓国ではあまりタクシー文化がないのか，タクシーの運転手さんに（拒否はされないけれど）びっくりされることが何度かあった。10000ウォン超ぐらいなので日本の感覚だと目を剥くほどではないんだけど（初乗りが2800ウォンだったかな。安い）15分20分も乗るのは長いのかも。地下鉄が，1300ウォンぐらい，バスに至ってはどうやら100ウォンで（1000ウォンかもしれない）路線もかなり充実していたので，土地勘ある地元っこならそりゃタクシーには乗らないだろうな，とは思った。あとな，あっち，タクシーを「呼ぶ」システムがないの。駅のタクシー乗り場にはいるんだけど，そうじゃなかったら流しのタクシーをとめるしかない。そう考えるとあまり効率もよくないのかもしれない。大通りにはたくさん走っているからそれほど待たずにとめられるけれども。

KTX発着が光州松汀駅になった記念で作ったのかユニバーシアードのために作ったのか，片側４車線ぐらいのでっかい新しい道路が作られていた。そこを爆走。メーターは距離併用なしの時間制っぽくて（M氏調べ），どのタクシーもめっちゃ飛ばす。速い速い。

そんなぶっとばしタクシーのおかげで時間に余裕さえもって駅について，KTXでソウルへ。２時間半ぐらい。ソウル側のKTX湖南線発着駅である龍山駅に着いたのが10時前。おデパート類開店前。そのままソウル駅まで移動して，開店したてぐらいのロッテマートでしこたま買い物。顔用のマスクとか髪用のアルガンオイル配合の美容液とか。海苔とか。

ほんとうは繁華街に出る予定だったのになんだかんだで時間を食い，もう無理ってことになって，駅だけで過ごしていた。昼食もロッテマートだったか隣の大型アウトレット（ソウル駅直結なのにアウトレットですよ）だかのレストランフロアで，牛肉ときのこの鍋を食べた。

ちょうどセールをしていて，ですね。そこで今年最大の衝動買いをしてしまう。旅行用のキャリーケース。１〜２泊用のコンパクトなやつ。持っていたボストンバッグの荷物をうつしたら，全く余裕なしのちょうどおんなじぐらいの容量だった。なぜ買ったし（笑）

陳列されているのを見て一目惚れするかわいさだったし，デザイン落ちなのか，セール価格でお値段99000ウォン。円安だったのでレートはよろしくなかった（そういえばクレジットカードの請求明細見なきゃ）んだけど，ざっくりした感覚だと「１万円切ってる」ってやつで。それだったら長持ちしなくてもまあいいかな，ってことで，さんざんぐずぐず言った末に，買うことに決めた。買おうかどうしようかうんうん迷っていたせいで時間がなくなったんじゃん，という説も否定しない。

それから，いろいろと旅のハプニングを満喫して（お金がないとか），KORAILのちょう素敵な若い男子職員の素敵な笑顔にくらくらしつつ「Can you speak English?」「No!」でご迷惑をかけつつ，すったもんだの末電車で仁川国際空港へ。空港とりあえず広すぎた。空港内でもそれなりに旅のハプニングがありまして，1830発のM氏を見送って，ラウンジ（？）で充電しつつつかの間のまったりを満喫したあと，1850発のANAコードシェアのアシアナ航空。案の定安定のディレイ攻撃にあう。お約束。

搭乗ゲート前のソファスペースに，ところどころ110Vと220VとUSBに対応した充電用タワーが設置されていた。あれ，便利ね。そんなわけで充電しながらネットで暇をつぶせたのでディレイでも平気。滞在中は110Vにお目にかかることはなくて，220VのCタイプ（？）ばかりでしたがさすが空港。そして，韓国では空港でもKTXの中でもホテルでも，たいがい無料でWi-Fiがとんでいて，さすが韓国はICT先進国だなあと思っていましたん。すでに電波がないと生きていけない。たくしーの運転手さんにぐーぐるマップ見せたり，タクシーの運転手さんも自分のすまほでぐーぐる検索してたり，そんな国。

成田には出発の遅れを回収して2120ごろに到着。2150初の京成スカイライナーに乗って日暮里経由で帰宅した。スカイライナー初めて乗ったよ。

という旅でした。おしまい。ユニバーシアードのバレー観戦ももちろん楽しかったのだけれど，それ以外の旅のあれこれひとつひとつが新鮮でものすごく楽しかった。M氏にはいくら感謝してもしたりない。足引っ張ってごめん。