2015年バレーボール観戦トピックス


このリスト(2015-12-30 - 1000万人都市の片隅から)でじゅうぶんではあるのですが,いくつか。


  • かめらデビュー
  • 小澤翔現役引退
  • 9人制デビュー
  • 国外観戦デビュー(?)
  • W杯浦島太郎

かめらデビュー


こっちに書きました。→2016-01-01 - 1000万人都市の片隅から

小澤翔現役引退


第一四半期はこれに尽きる。3週連続でV・プレミアリーグを生観戦したのも(おそらく)初めてだったし,リーグ戦のためにこんなにたくさん遠出をしたこともなかった。おかげで,というわけでもないけれど,結果的にV・チャレンジがめっちゃおろそかになった14/15シーズンでもありました。


3年の在籍中にそれほど試合を観ていたわけではない。初めからコンスタントに試合に出ていたわけでもないから(ラストシーズンがいちばん出たかな),ほとんど観てない,のほうが近いかもしれない。ファイナル6に入ったところで引退が発表されて,寝耳に水もいいところで。それまで大して気にかけてもいなかったくせに,引退発表されて残り試合を全部行こうと決めて実行したことで,自分に催眠がかかったというか。ファンらしい行動を取ることで自身の気持ちが盛り上がっていったようには思います。


最後(決勝戦)は知り合いのツテでJTの応援団席に入れていただいて,優勝の金テープにまみれました。


自分が好ましく観ていた選手の最後をこんなに晴れがましい形で見送れたのは,ほんとうに恵まれたことでした。最後だとわかったうえで何試合も観ることができて,そのほとんどが勝ち試合で,その足でコートに立って。サーブもレシーブも助走もスパイクもブロックも全部観た。そしてリーグ優勝。現役引退の立ち会い方としてはこの上ない。


こんな幸せなことは二度とないだろうな,って思ってます。


4分の3年が経った今はすでに遠い過去の出来事になっていて,まるで一時夢か幻を見ていたんじゃないかと思うこともあります。嘘ですけど。


今でもときどき,思い出したようにプレーを観たくなってめっちゃ寂しくなるときはあります。でも,過去は過去ですから。大学リーグで毎週のようにむしろ現役時代よりも頻繁に姿を見かけているのは,なんつーか,不思議ですね。わたしの中ではそれはそれこれはこれなので,あまり強く意識してはいないんですが,その後の様子を窺い知ることができるのも,そうそうないことですよね,と。


きっといずれ監督になるんでしょう。ずっとあそこでやっていくのか,それともまた別の道に進むのかわかりませんが,彼の今後の活躍と発展を願ってやみません。

9人制デビュー


前々から「いつかは」と口では言いながら,日程が合わなかったり場所が遠かったりで実行にうつしづらかった9人制。千葉国体でちょろっと隣コートでやっていた女子を観た(観たともいえない)きりでしたが,6月の関東実業団でようやく男子の観戦が実現しました。


この日はちょうど予定があいていたうえ,個人的に師と仰いでいる友人が行くというので。吉田兼好もおっしゃっているように,先達の存在は大切です。超遅刻してぬるっとおいしいところだけ観にいきました。いろいろ教えてもらえたおかげで,楽しく観戦することができました。


11月の全日本総合も,6月の関実がなかったら行ききらんかったかもしれません。関実で観たチームが出ていたのは大きな後押し(動機付け)になりました。


全日本総合は,平たく言えば追っかけだったわけですけれども。この時間(2時半過ぎ)だから書きますが。改めて書かなくてもあからさまですが。


6人制クラブカップでも足震えながら行ってるぐらいで,まして9人制(の平日)なんて超アウェイもいいところだったけど,腹をくくって行ってみたら・観てみたら面白かった。そのきっかけになったという点でも,追っかけられている人には感謝しています。彼自身が意図してしかけたわけではないけれど,新しい楽しみと引き合わせてくれている感じが。

国外観戦デビュー(?)


「デビュー」という言い方もアレですが。ユニバーシアード競技大会を観に,韓国は光州に行きました。秋に海外旅行を計画していてパスポート取得を予定していたので,せっかく取るなら使う予定が2回あったほうが取り甲斐もあろうと。


誘ってくれた同行者におんぶにだっこで邪魔しかしなかったので,そのくせ今もちゃんとお礼なりいただいた分のお返しができていないんですが,全州観光もできて,旅行トータルとしてもほんとうに楽しい旅でした。


確実に2試合観られるようにということで会期の最初のほうの週末にあわせて計画したのですが,なぜか二人とも日程を間違えていて(途中で変わったのか二人とも勘違いしていたのかは今もって謎),予約した航空機をキャンセルして1日ずつ前倒しにしなおしたりと,行く前からハプニングはそれなりにありました。


折しもMERS騒ぎもあり,周囲に「行く」と言いづらかったのも,ちょっと辛かったです。最悪キャンセルも覚悟していましたが,幸い行く頃には収束(ほぼ終息)していました。ソウルさえも日常を取り戻していた様子でした。ちょうど我々が旅行計画した直後にいちばん話題になっていたためか,とにかく日本人観光客が少なくて,日本戦の試合会場にいた日本人の観客は,おそらく我々二人だけだった,と,自信をもって言えるくらい人がいなかった。現地の大会ボランティアスタッフにもタクシー運転手にも,ほんとうにお世話になりました。みんな親切だった。


無理矢理別会場にハシゴして日本戦以外も観たりして,ほんとに楽しかった。来年は台北らしいので,また行きたいなー,なんて。

W杯浦島太郎


夏から秋にかけて,「わーい社畜たのしいなわーい」状態でした。おまけに,いわゆるシルバーウィークに有給休暇をくっつけて海外旅行に行くことを前々年から決めていました。そこにドンかぶりしたW杯。


日本代表だってキニナルし,日本にくる各国代表だってもっとキニナル。せっかくの世界トップレベルの生観戦のチャンスなのに,たいへん残念なことに日程がかぶりすぎました。テレビ観戦もままなりませんでした。観たの,あれよ,松江のホテルでカナダ戦をテレビ観戦した1試合だけでした。


通例ならそれだけで済んだハナシだったのですが,今回のW杯は,日本が5勝6敗の6位と大躍進。大会前の個人的な勝手な(根拠のない)予想を遙かに上回る好成績をおさめ,おまけに,これまた大会前には当たるまいとたかをくくっていた「NEXT4」のシカケが大当たり。本業と個人的追っかけと家族サービス(?)に精を出している間に,男子バレーボールを取り巻く状況は激変していました。


いまだに何が起きたのかよくわからんのですが,大会直後の大学リーグの人出はすさまじかったしVプレミアのチケットは前売りで即完売しちゃう高嶺の花だし,天皇杯だって観られないかと思ったぐらいで。


同じだけの量・勢いで人気が維持され続けることは世の理として「ない」ですが,今年以降も人気や関心が続いてくれるよう願っています。ぼーっとしてたら減る一方だで,そこはなんとかね。