全国6人制バレーボールリーグ総合男女優勝大会|男子東部決勝リーグ長野大会


須坂市市民体育館


東部は,千葉ゼルバとVC長野のVリーグ準加盟(チャレンジリーグ2への参戦)に伴いチーム数純減。1回戦総当たりのこのリーグ戦は前年までの3週制ではなく,2週で決着することとなった。なお,西部決勝Lも奈良NBKドリーマーズがVリーグに抜けたが,今季から新たに出場するチームがあり,3週開催された。


当初は1週目@君津の観戦を予定していたが,なぜか呉でVプレミアを見て(翌日は江戸川でVちゃれ1を見て)しまった。どこか一日は観たかったので,ちゃれんじ最終週ではあったが,土曜日に須坂行きをねじ込んだ。


須坂までは,新幹線が大宮から長野までの1時間ちょっと,前後の在来線を入れても東海道新幹線沿線で言えば愛知県程度なので,地図で見る印象よりは行きやすい。行きの北陸新幹線グランクラスに乗るという貴重な(無謀な)選択をしたが,それは別項で。


木曽檜(かな)がふんだんに使われた新しくて綺麗な長野駅から,長野電鉄に乗り換える。きっぷは硬券でこそないものの磁気非対応もちろんIC非対応。30分ほど揺られてたどり着いた須坂は駅前にイオンと商店街。が,そこを過ぎた街並みは歴史的な佇まいを残しつつ綺麗に整備されていた。ゆったりしていて空が広くて,心地良いけれど少し不思議。


体育館には,地元のお店の物販がいくつか出ていた。去年と同じお店らしい。おやきの種類が多すぎてえらく迷った。チョコレート苺大福もおいしかった。


館内2コート設営。スタンド席は入り口側1辺だけなので,奥のコートは観づらい。フロアにも席を作ってくれていたが,これも奥のコートは(舞台があるので)狭かった。観覧席を確保できる手前側が地元長野GaRonsのコート。


後援会員(?)募集のポスターや机上サイズの小さい幟がたくさん置いてあったし,チーム受付もあった。観客も100人以上入っていた様子。富士通の工場がすぐ近くにあるほんとに地元の地元開催とはいえ,知り合いのツテにしても多い。熱心に告知しそれに応えて集まっているんだなあと。立ち上がったばかりのチームの様子を見るのは興味深い。1点ごとに盛り上がり声援を送っていた。君津に勝ったのはびっくり。


とはいえ,メインで見ていたのはガロンズじゃないほうのコートで,両コート同時に観るのは難しかったので,ガロンズ側はほとんど観られなかった。

[A1]長野GaRons3-1新日鐵住金君津(24-26 26-24 25-19 25-22)


君津は昨秋の関東地域リーグ以来。長野は東京国体のときの選抜メンバーは顔はみたことあるぞ,程度。なので予想する材料は何もないのだが,ガロンズをつい「できたばかりのチーム」と思ってしまうゆえ,君津に勝ったことに驚いた。


ガロンズの7番既視感あると思ったら武大の91生の清水だ。セッターは13土倉だった,かな。信州大の内定さん。

[B1]東京海上日動3-0アイシン精機(25-20 25-17 25-18)


A)16西田 2辻 13山本 5平野 11山田 14三澤 L10鈴木


M)8大塚 21上田 3七里 22千住 1渋谷 18阿部 L9大保


年に1度ここで見るだけのアイシンだけど,メンバーがかわって平均年齢が若くなったような印象を受けた。達川と辻と鈴木しか把握できていなかったので,まったくの気のせいかもしれない。キャプテンだった達川(中央大)がパンフレットからもいなくなっていた。そして,辻が2番でキャプテン。リベロ鈴木康平は健在。


アイシンはなかなか勝てないんだけど,観ててわりと楽しい。辻贔屓だからともいう。セッター西田(はたち!)はたしか左打ちで,サーブがけっこうえぐかった。MBの西田もはたち。MB対角の平野と,WSの三澤が19歳。三澤のサーブにもやられてたような。


東京海上日動も,スタメンに上田(慶應大),千住(法政大),大保(同志社大)の3人の内定選手が名を連ね,顔ぶれが大きく変化した。ほかは,C渋谷,阿部,七里,大塚。


このカテゴリは内定がいちばん動けるんだろうから,そらまあそうなるよな,と。とりわけ千住の活躍がめざましかった。サービスエースばんばん決めるし。


リベロの大保は身長178cm,体つきもしっかりしていて,もともとはサイドの選手っぽい印象を受けた。大変よかった(見場的な意味でも)。大塚,千住と3枚並んだ堅いレセプションは見応えがあった。


スパイクは例によってなかなかすっきり決まらないというか,阿部がんばれという感じは引き続いている。まあ,しゃーない。我らがエース七里さんは最初1セットはアップみたいだし(ぉぃ)。それでも試合が進むにつれてどんどん打点が上がって大きく見えてくる感じがわくわくするんだ。

[A2]長野GaRons3-2トヨタ車体


君津に勝つのに車体とふるってるのがよくわからない,と,つい言ってしまった。第4セット,車体が大量リードして長野が追いついて,デュースから29-31で落としてフルセット。たいへん盛り上がったが疲労感。


車体は応援したくなるムードの良さがあり,つい車体に肩入れをして観ていた。

[B2]三菱東京UFJ銀行0-3東京海上日動


B)5伊藤 1倉坂 8尾形 2中島 7栗原 24古屋 L14武田


M)8大塚 21上田 3七里 22千住 1渋谷 18阿部 L9大保


全勝同士の直接対決。勝った方はGCM出場に大きく近づく一戦だった。というか,君津が第1試合で敗れて2敗になっていたので,勝てばGCM決定だったのかな。


ここがストレートというのも,なんとも。


銀行は,セッター尾形にまずびっくり。OPの内定古屋(慶應大)が新顔。ほか,サイドが倉坂と栗原,MBが中島と伊藤(新キャプテン)。リベロは武田。といういつもの顔ぶれ。内定の瀧野(明治大)もレシーバーで出ていた。


内定でがっつり出ていたのに4月になったらいなかったケースもままあるので,戦力をととのえるのが難しい。いない理由は入社しなかった(できなかった)とか入社直後の配属が遠隔地だったとか,いろいろ。在籍していても業務都合やらなにやらで練習や試合が難しいケースもあるだろうから,そのときそのときの現有戦力で戦わざるを得ない。


というのが今年度の(昨年の)銀行に起きたできごとだったんだけど,東部決勝リーグの蓋を開けてみたら聞き覚えのある選手たちだった。


銀行は良い雰囲気だったし,けして海上が強い感じもなかったんだけど,ブレイク率の高いローテーションで一気に動いて,という感じだった。


諸々あとでほかんするかも。しないかも。たぶんしない。→した。そのうち写真も入れたい。