第65回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会4/30(土)大会1日目
今年のGWは変則飛び石連休。前半が3連休なので,29日が前日会場練習のあと夕方から開会式,30日朝10時第1試合開始,でした。
平日のみになることが多いグループ戦の1・2日目が今年は土日にあたった。多くのお客さんの目に触れるのは楽しい。けれど,一方でグループ戦最終日の大会3日目が平日になったため,わたしの周りには3日目を見られない人が多い。グループ戦で敗退する可能性が高いチームを主に観戦する人にとっては「(シーズンの)最後」を見られないということでな。
さて,わたくしは前日わりとあれこれ用事があったりで始まる前から疲れており,4試合観戦なんて無理モード。なかなか集中して見られませんでした。人が多そうだからとあらかじめスタンド指定席を取ってもらっていて,良い席だったんだけど両隣知らない人なので緊張する。そして良い席だったので勿体ながって椅子に座りっぱなし。黒鷲の醍醐味(?)である,ロビーや通路でうだうだを全然しない初日でした。
さて。いつものテンプレート。今日は試合後に茶屋町で遊んでいたので*1,出場選手もメモらんそうとう端折り気味。追って補完。写真も追って。
- チーム名の左右は特に意味なし
- スタメンは,断りがないものは第1セット開始時の目玉。いわゆる1の位置から反時計回り。
- →がついているのがサービスチーム。見逃した時は→なし。
- リベロは,ベンチ入りではなくコートに立ったのを見た選手を記載。
- 交代選手は気づいた範囲,書きたい範囲のみ。
- 大前提として,書き手の見た範囲で自分が興味を持っていることしか書いていません。
- 誤りがあればコメント等でご指摘いただければ幸いです。
[A1]筑波大学0-3JTサンダーズ(17-25 17-25 18-25)
→筑波大:7中根 1ロジャーズ 4樋口(2高橋健) 8小池 11秦 3兒玉 L18高橋結
JT:4中島 3深津 11安井 2町野 18ヴィソット 7越川 L15唐川
〈メモらん〉
- 菅やベゼラのベンチ入りはほんとに久しぶり。引退花道的な。
- 一方で,代表選手が参加しない今大会に越川がいるのは不思議な感じ。まあ,八子もいた(出た)けど。
- セカンドリベロは吉岡。専らモッパーをやっていたのだが,タイムアウトのたびにめっちゃダッシュ(ただしコートの端まで拭ききっていなかったよね),息切れしていてかわいらしかった。
- JTは筑波大OBが多いな。スタメンは安井だけだったけれど,菅も出たし最後は久原も出た。久原リベロユニじゃなかったからこそ出番があるか不安だったのだけれど。
- 第3セットの終盤,17金子が入った。そして久原。後衛だったのでなかなか攻撃機会がなかったのだけれど,25点目,ちょっと無理矢理だったけれど,久原のバックアタックに上げて,それを決めた。
〈写真らん〉
[B1]富士通カワサキレッドスピリッツ1-3堺ブレイザーズ(25-23 19-25 25-27 20-25)
富士通:11浅野 10岡村 16新 14岩井(→3田中) 5横田 1中川(→4柳田) L12芳賀
→堺:3石島(→5内藤) 12横田 6ペピチ(→13松岡) 10千々木 1松本 8佐川(→19今村) L2井上/14坂梨
〈メモらん〉
- 今朝,富士通廣本の今大会限りでの引退が発表された。怪我も多かったし年齢も高くなってきたしもおりも入ってきた。理屈はわかるが,猛烈に寂しくなる。
- 野澤が3月のチャレンジマッチで引退したのもあり,志波がベンチ入り。中川廣本三芳が繰り広げるうっとうしすぎるアップゾーンの得点時パフォーマンスに引き気味に見えたが,どうもパイセンたちにやってみろ的に言われアリーナ観客席に向かって練習?お披露目?させられていた。かわいいすぎる。
- 第1セットは富士通が取ったのだが,なんつーか,堺が,早朝で起きてませんの,みたいな。富士通がすっごく良かったというわけでもなかったけれども。
- 途中ぺぱが足を痛めたようで松岡に交替。すごく酷いようには見えなかったものの,会期が長い大会なので心配。
- 堺も,つい先日(昨日か)坂梨の引退が発表された。交替でちょいちょい出ていた。
〈写真らん〉
[A2]中央大学0-3サントリーサンバーズ(21-25 21-25 14-25)
→中央大:17柳田(→13山下) 1井上 3渡邉 20谷口 12武智 9大竹 L7伊賀
サントリー:20米山 12塩田 15山本(→9阿部) 11鶴田 17星谷 7エヴァンドロ(→14椿山) L3高橋
〈メモらん〉
- サントリーはセッター(山本)前衛スタート。
- 代表で抜けてるぞ率が比較的高め。特にサイドアタッカーは栗山・柳田がいないので*2手薄に見えた。鶴田がサイドで出ていた。
- それで,今大会で引退する松崎はセカンドリベロっていうのが,どういうことなの,という気持ちもないでもないが。セカンドリベロでも出場してほしかったけれど,見逃したのでなければ出ていないはず。
- 中大は,がんばってはいるもののやはりプレミア相手には厳しかった。とくに第3セットは息切れ感。
- 最後,サントリーはいろいろ出てきて,セッターが阿部になり,金子が出て,しまいには,藤中も出た。
- 決勝点は,金子がサーブで崩し(それを中大が必死に繋いで),最後は藤中のスパイクだった。
〈写真らん〉
[B2]大分三好ヴァイセアドラー0-3FC東京(19-25 21-25 22-25)
→三好:8石垣 18高山 14ヤカン 4池田 23藤田 2木場田 L20帖佐
FC東京:6山本将 29井上 9手塚 17セルジオ 15衛藤 16手原 L3橘裕
〈メモらん〉
- 高山くんはいいね。プレーもいいし,得点後のコート内の盛り上がり方もいい。
- 東亜大なので,はしもんの直の後輩。アップゾーンではしもんにアドバイスされていた。
- MBの藤田は中京大。
- 第3セットかな,がっきーのところに24米田が入っていた。サイドだったっけ。MBで出てなかったっけ。
- 濱本(←きんくら?)もぴんさデビューと,若手投入の雰囲気も感じる構成だった。
- FC東京は新人の手原がスタメン,第1セット一瞬山岡(竹浪とセットで,SRのスイッチバック2枚替えだったかも)が入っていたけれど,ほぼ手原が上げてた。色が白い。
- 同じく新人の栗山もユニフォームを着てベンチ入り。上がる。ピンサで出場したが,ネットにかけたような。
- この2チーム,しょっちゅう対戦しているし,もう少し競るかと思ったけれども,案外あっさりだった。うーん。
- S1レセプションローテーションで,手原がライトに入る山本将平にバックトスを上げるのが美しかった。将平はいい。うまい。そもそも試合前のupの段階から,そこのコンビネーション(?)がいいなあと思ったものだった。
〈写真らん〉
[A3]JTEKTスティングス3-1トヨタ自動車サンホークス(25-20 25-15 23-25 25-13)
JTEKT:7高橋和 21廣瀬 4古田 1カジスキ 9辰巳 16久保山(3渡邊) L17本間/12興梠
→自動車:7東野 3浅川 9大保(→4皆川) 6徳尾 2渕江 5森本 L11福島
〈メモらん〉
- ジェイテクト,松崎,若山,阿部の引退がじんわりと辛い。本日3人ともベンチ入りし,それぞれに交替出場。
- 1セット目ピンサで入ったじゅんやさんがサーブを思い切りネット中段にひっかけたときには「うん,知ってた」という気持ちになったけれど,そのあとも出場機会があってよかった。
- 慎治さんもおったでー。ベンチアウト。
- ジェイテクトは第2セット途中と第3セットでセッターを峻にかえて,別にわたなべがどうと言いたいわけじゃないけど(言いたいのかもしれないけど)なかなかあわなかったね。特に辰巳。そして,自動車リードの展開に。自動車のレシーブ力はめちゃめちゃ高いので,ブロックの上からどうしようもないスパイクを叩き込まないと,ぬるいスパイクだと拾われるよー。
- 第3セットの最後は浅川のバックアタックだった。ブレイクしないとデュースになる局面,どたばたしたブレイクチャンスボールで森本がやや東野の邪魔をし,どきどきしたけど,あいているところがそこしかなかった浅川に無理矢理あげて浅川が決めた。ひゃー。
- とはいえ第4セットは,ぼこぼこでしたが。
〈写真らん〉
[B3]大阪産業大学0-3東レアローズ(22-25 17-25 16-25)
→大産大:5仲田 15勝岡 3大西 1赤松 6豊田 2林 L12宮城
東レ:21藤井 4佐野 19黒木(→7相澤) 14ニコ 18鈴木 15李 L6渡辺/22井手
〈メモらん〉
- 産大のセッターの仲田って,喜入んときの大塚の? 交替で4杉本が上げていることも多かった。
- 東レは代表抜け人口が多い。たぶん。寂しい感じ。
- 途中から16落合が出てましたね。なんでか左打ちだと思い込んでいたのですが右打ちでした(ぉぃ)。
〈写真らん〉
[A4]東福岡高等学校0-3パナソニックパンサーズ(13-25 14-25 17-25)
パナソニック:5渡邉 3山添 11池田 8ダンチ 6白澤 16大竹 L12専田
→東福岡高:1井上 9山下 4坪根 7佐伯 3福元 5安部 L15松田
〈メモらん〉
- 東福岡高校は2年連続出場ですが,去年は3年生が多かったのでメンバーの異動が多くさっぱりわからん。半分ぐらいは残ってるんですが。
- 左打ちの9山下は1年生らしい。素敵。が,佐伯のほうが攻撃の中心になっていたのかなー。
- パナはベンチ入り12人。リベロは専田1人だった。代表選手も登録だけはされていて,だけどいないという。パナは4年に1度こういう状態になり,過去にそれで優勝したこともある。今年はさほど抜けているように感じられない,のはなぜ。
〈写真らん〉
[B4]早稲田大学1-3豊田合成トレフェルサ(18-25 19-25 25-20 21-25)
→早稲田大:15藤中 7山崎 2田中(9加賀) 10喜入 3加藤 1山口 L20堀江
豊田合成:1山田 21細中 15イゴール 7白岩 2山近 4内山 L10古賀幸
〈メモらん〉
- 最初2セットが厳しかったので,やはり早稲田はプレミアとの対戦は苦手(という言い方も変だけど)なのだろうかと思っていたのだけれど,第3セットあたりからすごくムードがよくなった。
- とくに喜入が盛り上げた。大塚高時代には黒鷲旗で筑波大に勝っている。生き生きとプレーしていた。喜入のあの笑顔やちょっとおどけたガッツポーズはふだんからしていることだけれど,黒鷲旗の大きなコートでは,いっそうまぶしい。
- 山崎のサーブも効果的だった。わたしが毎日心配ばかりしている田中も,わりと良かったと思う。
- 男子側で隣が先に終わったこともあって客席の注目を集めていた。次第に早稲田応援の拍手が増えていくのは,判官贔屓ではあるけれど,黒鷲旗の醍醐味。明るく楽しく喜ぶ早稲田メンツに見ている側が楽しくなった。
- 第3セットを取ったあとの第4セットはイゴールに思い切り殴られたけども。
- あと,合成は山田にボールが上がると絶望的な気持ちになった。恐ろしかった。2年前(?)は大学生だったのに。たしかに点取り屋として日体大を引っ張ってはいたけれど,「大学生」の枠をはみ出して見えるような選手ではなかった(はみ出してる選手も何年かに1人ぐらいの割合でいるので)。それなのに2年でこんなに,大学生との違いを見せつけられるような存在になるなんて。成長してるなあ,としみじみした。
- 合成のMBは,傳田が(代表合宿で)不在,近がベンチアウト。細中・山近という珍しい対角だった。高橋拓也もベンチ入りし,出場した。肩幅が広い。
- 高松は試合後の募金活動のときにはいましたね。心配だ。
〈写真らん〉