第65回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会5/2(月)大会3日目


グループ戦3日目,世に言う,いちばん長くなる日。8試合中3試合がフルセット,ストレートは1試合だけと予想通り長くなりました。


4コート中最も遅くまで試合をしていたBコート第4試合が終わったのは午後7時半前でした。


個人的には,Vチャレンジ×大学のカードは勝敗がとても気になる対戦でして,3つともフルセットになり,大学の2勝1敗,という形に。


東福岡高校が中央大から1セット取ったのは健闘だったように見えました。(第1試合ですでにぐったりしていてあまり見ていないのですが)。


男子は前日終了時点でVプレミア8チームのトーナメント進出が確定していたので,言ってみれば連戦中唯一の消化試合(翌日の対戦カード決定にはかかわるけれど)をどう使うかもチームごとの考えが透けて見えます。


こういう試合で,ふだんベンチ入りさえしない選手がユニフォームを着て出場すると,勘ぐってしまうわけで。


一方女子は,PFU下北沢成徳高の勝者がトーナメント進出(3-1でPFU勝ち),久光製薬のグループは結果次第でセット率にもつれる可能性も残っていた(結局上尾が久光に勝ち,上尾3勝JT2勝久光1勝で久光はグループ戦で敗退)と混戦。毎年女子のほうが混戦気味で男子はなかなか8チームとの差が大きい。女子こそ代表抜けとの兼ね合いも大きいのでしょうがそれにしても。こんどプレミアに上がるPFUJTがトーナメントに残った(落ちる上尾も残った)のはさすが。


帰宅が遅かったので諸々は追々←と書くとたぶん書かないままになる。→書いた。

[A1]筑波大学3-2トヨタ自動車サンホークス(26-24 24-26 22-25 25-19 15-11)


筑波大:7中根 1ロジャーズ 4樋口 8小池 11秦 3兒玉 L18高橋結


自動車:7東野 3浅川 9大保(4皆川) 6徳尾 2渕江 5森本 L11福島

[B1]富士通カワサキレッドスピリッツ3-2大阪産業大学(23-25 25-22 21-25- 25-23 15-13)


富士通:13杉本(4s-14岩井) 9手塚 4柳田(4s-8廣本) 11浅野 5横田(3s-10岡村) 16新 L12芳賀


大産大:5仲田 15勝岡 10小山 1赤松 30阪根 2林 L12宮城


〈メモらん〉


  • 富士通,廣本の引退試合。1日目,2日目はリベロユニフォーム(=出場なし)だったが,最後のこの日,コートプレイヤーのユニフォームを着ていた。
  • 1・2セット目はリリーフサーバとして出場。謎の祈りの儀式を捧げるアップゾーン。1本目でいきなり相手を崩してもおりがダイレクトで決める。2本目はサービスエースだった。アップゾーンに戻ってくる廣本を,リザーブメンバーが花道を作って迎えていた。
  • 2セット目のピンサも効いた。祈りの儀式が効いたのかもしれない。
  • 3セット目を落とし,いよいよとなった4セット目に,セットスターターとして本来のポジションであるところのOPに入った。久しぶりのプレー(と思われる)でジャンプ力など最盛期に比べると厳しいなあと思う場面も多かったが,それでもがんばった。得点は岩井ががんばって(杉本もがんばって),引退を1セット先延ばしにした。
  • 第5セットのメンバーもそのまま。どっちにしても最終日。粋な采配。そして,けして勝敗度外視ではなかった。皆,勝って終わろうと全力で戦っていた。
  • 同期の中川,明治大時代からの後輩たち,それから,しれっとしていそうなイメージのある浅野たちまで,目や鼻を真っ赤にしていた。

[A2]東福岡高校1-3中央大学(18-25 15-25 27-25 18-25)


東福岡高:3福元 1井上 4坪根 7佐伯 9山下 5安部 L15松田


中央大:17柳田 1井上 3渡邉 20谷口 12武智 9大竹 L7伊賀

[B2]早稲田大学3-2大分三好ヴァイセアドラー(21-25 24-26 26-24 25-21 15-8)


早稲田大:15藤中 7山崎 2田中(1s途中−9加賀) 10喜入 3加藤 1山口 L6後藤/20堀江


三好:8石垣 18高山 14ヤカン(4s-16濱本) 4池田(24米田) 23藤田 22藤岡 L20帖佐


〈メモらん〉


  • 第5セット,序盤加賀のサーブのローテーションで早稲田が6連続ブレイクして一気に試合が決まった。
  • ずーっとコントロールサーブだったし,ブロックも必ずしも完璧ではなかったのだが,三好側にミスが続いた。
  • 連続ブレイクの途中でヤカンを戻したのだけれど,ちょっと手を打つのが遅かったかもしれん。

[A3]ジェイテクトSTINGS0-3JTサンダーズ(22-25 22-25 20-25)


JTEKT:18角田(22柳澤) 9辰巳(11袴谷) 4古田 1カジスキ 2金丸 3渡邉(16久保山) L17本間


JT:3深津 11安井 2町野 18ヴィソット 7越川 4中島 L15唐川

[B3]堺ブレイザーズ1-3東レアローズ(23-25 21-25 25-23 29-31)


堺:6ペピチ 10千々木(5内藤) 12横田(15木村) 8佐川 3石島 1松本 L2井上/14坂梨


東レ:9梅野 4佐野(8瀬戸口) 15李 14ニコ 18鈴木 19小宮 L6渡辺

[A4]サントリーサンバーズ2-3パナソニックパンサーズ(20-25 25-22 20-25 27-17 12-15)


サントリー:11鶴田(8金子) 17星谷(2鈴木) 7エヴァンドロ 20米山(10藤中) 12塩田(1山村) 15山本(9阿部) L3高橋


パナソニック:16大竹(19合田) 5渡邉 3山添 11池田(9今村) 8ダンチ 6白澤 L12専田
〈メモらん〉


  • サントリー,いろんな選手出てたのね……(と,書き起こしながら)

[B4]FC東京3-1豊田合成トレフェルサ(25-20 20-25 25-21 29-27)


FC東京:6山本将 29井上 9手塚 17セルジオ 15衛藤 16手原 L3橘裕


豊田合成:6近(1s途中-21細中) 15イゴール 7白岩 2山近 4内山 12高松(2s-1山田) L10古賀幸


〈メモらん〉


  • 豊田合成の途中の選手交替っぷりがすさまじく,第3セットあたりはぽかーんとなっていた。セッターしている重村とか,ユニフォームを着ている加藤とか,OPで井上だったかな,まあとにかくそんな感じ。
  • 負けようとしているとは言わないが,何が何でも勝ちたいと思って戦っているようには見えなかった。
  • 試合後にFC東京サポ(ファン)と話したときに,相性が良いパナソニックと対戦になる2位通過を狙っていたのではないかとの見解を聞いた。どちらも第4試合だったが,サントリーパナソニックのほうが先に結果が出ていたので,ない話でもないなー,などと。