東日本大学選手権・4日目(最終日)3位決定戦・決勝戦


墨田区総合体育館

男子3決:東海大1-3中央大(25-23 19-25 21-25 26-28)


T)2松林 23佐藤 36伊藤 1久原 14神谷 18龍 L11井上


C)17柳田 1井上 3渡邉 20谷口 12武智 9大竹 L7伊賀


第1セットの終わりごろに着いたので,スタメンもローテーションも不明。中大のセッターは途中でかわったのかどうだったか,山下が出ていた(つまり前述のスタメンは嘘八百)。床の赤・緑のカラーリングが目にまぶしいなどと思いつつ,最後までぼさーっと観ていた。


第1セットは東海大が取ったが,それも,まあどうかな,という感じで第2セット以降はいかんともしがたい感じに。松林の調子の乱高下ばかりを心配していた記憶がかすかにあります。第4セットだったか第3セットの最期だったか,調子が上がらない松林をしばらくお休みさせて,前衛レフトの打ちやすいところで1本打たせた龍くん。それは前日の準決勝だったっけ(もう覚えていない)。なんとか戻ってほしいと思っていたのがよくわかる。


第4セットは東海大が取れそうだったんですかね(もう覚えていない)。どのチームも条件は同じですが,4日6戦を戦い抜くコンディションの維持がなー。といっても,東海大も中央大も土日しか観なかったんですが,とくに東海大は金曜の3回戦で日大とフルセットと聞いたあたりで,なかなか(体力的に)厳しかろうと。困ったときの小野寺頼みが封じられると存外しんどいものらしい。


0626Chuo-Tokai

女子3決:日体大3-1東海大(27-25 19-25 25-23 25-21)

女子決勝:筑波大0-3東北福祉大(22-25 27-29 19-25)


2年連続決勝進出の東北福祉大。1年ぶりに観たものの,選手を覚えているほどではなく,メンバーけっこうかわってるのかな,というばっくりした印象。


筑波はセッターも高身長で,見るからに筑波のほうが大きいのだけれど,東北福祉がディグをあげて切り返していた。しばしばノーブロックでフロアディフェンスの枚数を増やして対応していたのが,男子畑には斬新にうつる(男子でもなくはないけども)。


リベロの齋藤もセッターの11番ちゃんもうまかった。


筑波といえば,春けっこうな勢いで優勝した印象があり,前日の試合も強そうだったので,波に乗れぬままに終わったか。キャプテンが登録はされていたけれど不在だったので(塚田がキャプテンマーク),そのあたりの兼ね合いもあったのかもしれないしよくわからん。


東北福祉が宮城に帰るのに時間がかかるとのことで,試合後,先に女子表彰式が行われた。


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男子決勝:早稲田大1-3日本体育大(21-25 32-30 20-25 20-25)


W)1山口 15藤中 7山崎 9加賀(2田中) 10喜入 3加藤 L20堀江


N)31河東 29仲本 27西 24高梨 1峯村 14矢貫 L2山本


日体大強かったなあ。日体大はOP高梨の日々の成長が楽しみで,きっと近い将来エースらしいエース(褒めてる)になるだろうと期待しているのだけれど,反面ともすれば高梨に偏りがちな(実際そうかどうかはわからないけれど観る側の印象として)イメージも持っていた。


ところが,第1セットだったか,西の打数がやたら多いあたりで,こりゃどうも違うぞ,と。西くんすごく良かった。


河東は試合全体を通してトスの配分の組み立てていたのが窺える。試合の後半になってくれば高梨の打数を増やすだろうと予測したらおおむねそうだったし,終わってみればオーソドックスではあるんだけど,それがうまーく嵌まった感じで,かつ,早稲田よりも常に先手を打って変えていくから,早稲田側は(本来得意であるはずの)相手にあわせた試合中の修正がすべて後手に回ってしまった,と,もう1週間も経ってから思い込みで書いているので何でも書けます。


早稲田のほうが攻撃でやや無理をしがちで,日体大のディフェンス,とくにワンタッチのあとの繋ぎの良さで切り替えされていた。本数こそそれほど多くないものの,シャットもされたり。


それに,日体大,というか,峯村のネット際のボールあしらいの巧さ。試合後,早稲田を応援していた人からは,早稲田には勝てそうな気配(だったか場面だったか)が全くなかった,と言われた。そんなことはないと思うけど。序盤MBとあんまりあわなかったりで,スパイクが喜入に偏りがちにはなっていたなー,と。


喜入は最多得点とレシーブ賞のW受賞で,どんだけがんばってたんだよ,と。喜入が攻守に活躍していたのは間違いないが,勝手を言えば,誰か一人にボールが集まらない早稲田がいいな(身勝手)。


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個人賞


  • ベストスコアラー賞:早稲田#10喜入祥充,中央大#20谷口渉/東海大#1山内美咲
  • スパイク賞:東海大#23佐藤謙次/東北福祉#4鎌田彩花
  • ブロック賞:日体大#24高梨健太/東北福祉#3浜田栞
  • サーブ賞:中央大#17柳田貴洋/東海大#1山内美咲
  • セッター賞:早稲田#2山口頌平/筑波大#2塚田しおり
  • レシーブ賞:早稲田#10喜入祥充/東海大#6針生瑞希
  • リベロ賞:日体大#2山本智大/東北福祉#2齋藤加奈子
  • 敢闘選手賞:早稲田#1山口頌平/筑波大#2塚田しおり
  • MVP:日体大#1峯村雄大/東北福祉#2齋藤加奈子

順位(男子だけ)


1:日本体育大学


2:早稲田大学


3:中央大学


4:東海大学


ベスト8:亜細亜,明治,東京学芸,順天堂(順不同)


日体大は2013年春季リーグ以来のタイトル奪取。選手権での優勝は2008年の全日本インカレ以来(たぶん)。


勝戦の常連でありながらこのところ最後の1つを勝てなくてシルバーコレクターを続けていた。他大学も4年生などメンバーが抜けがちな東日本インカレではあるが,とはいえ,日体大自身1年生が多いメンバー構成で,なおかついつもはベンチ入りしている4年生のベンチアウト組も多かったなかで結果を出した。ひとつ壁を破ってこのあとさらに伸びていくのか,これからが楽しみ。


2位の早稲田は昨年からの二連覇ならず。試合後も続けてすぐに行われた表彰式でも,多くの選手が,負けて終わる悔しさを表情ににじませていた。しかし,苦しんだ春リーグの6位からは大躍進。巧みなベンチワークで1・4シードを破った。


日体大優勝といえば,恒例行事のエッサッサ。全部員の声が墨田区総合体育館を震わせたのには鳥肌が立った。しかしこのあと上半身裸のままで胴上げを始めたものだからさあ大変。これだから男の子って(苦笑)。


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