開幕はしたけれど


書いているのは9月5日の未明です。深夜の勢いで書きます。歯に衣を着せず。突然たくさん書いているのは,急に書きたくなったのとMacBookをベッドに持ってきたからです。


関東大学男子秋季リーグ,開幕しました。が,1部の一部日程は非公開となりました。11日中6日だからちょうど半分。


まだ日程が出ないのかとやきもきしていたお盆あけぐらい(適当)に学連サイトで日程発表とともに告知され,それから少し経った8月26日ごろに新聞やWebのニュースサイトにも掲載されました(どっかの配信記事だったかなー,うろ覚え)。


余談ですが,ああいう記事って「○○であることが,××日わかった」って書かれるのが通例(テンプレート?)ですが,たいていその前からわかってるだろうってことばかりなので,いつも少し不思議な感覚になります。今回も,リリース元にとっては前日わかったことだったとしても,自分にとっては今更感に満ちてました。プレスリリースが遅かったのかなあ。


閑話休題


非公開になった理由は,昨年来の観客増加に対応できる会場を確保できなかったため,だそうな。一般の施設も含めて八方手を尽くして探したが確保できず,やむなく観客を入れない措置を取ることにした,と。そのかわりネット配信される。


その時点では「アジアなんちゃらで石川がいないだろう試合も非公開ってよっぽどやねー(でも仮に会場があそこなら仕方ない)」と構えていたんですが,蓋を開けてみれば開幕週,ふつーに石川いましたね。大竹がOPで井上がMBで。


そりゃそうか。アジアなんちゃら大会は石川一人の問題じゃなく,先の大学生合宿メンバ基準で考えると主力が半分ぐらいごっそり行っちゃうチームもありうるわけで,さすがにそれはナイ,よなあ。で,それがナイなら(つまり,リーグをしているなら),石川御大もご出場なさいますわな。わたくしの読みが足りませんでした。


一昨年の秋も,ちょっとは出るだろうと思っていた柳田さんが入れ替え戦まで現れなかったのでわたしの予想あてにならないすぎる。


非公開のリーグ戦実施は,どうやら前代未聞らしい。自分が見るようになってからも,秋は,インフルエンザで強制終了(2009)とか,台風で中止→ばらけて振り替え試合(13ごろだっけ)など,いろいろ起こるんですが,また新たな1ページが刻まれた感。


去年の秋のキャパオーバーを思って「どーすんだろうね」とやきもきしていましたが,非公開は想像しなかった。前代未聞ですから。想定外です。でも,どう考えても,この措置は「仕方ない」以外の言葉が出てこない。


仕方ないとわかっていても,ハッピーな気分にはなれないので,実のところ完全に拗ねていました。もう知らんって思った。今もちょっと思ってる。開幕前夜も気分が上がらなかったし,配信にも気が進まなかった。それなのに,土曜日,午前中こそ惰眠をむさぼったものの,昼すぎに起き出してごはん食べ終えたらやっぱり気になってきて,第2試合途中から見始めちゃって,見たら好きだなーって思った。


辛いねえ。なんかね。業が深いというかなんというか。


配信ありがたい。家にいながら,ほかのことをしながら,だらっと気楽に見られる。移動時間がかからない(これは大きい)。遠方の人や大学リーグの雰囲気に近寄りがたい人にも広く見てもらえるわけで,ほんとうに嬉しい。これをきっかけに注目が広がってお客さん増えるといいなーって。


多すぎて困っているのに何を言うかとお叱りを受けそうですが,周知はされたいしカテゴリそのものの注目度や人気は高まってほしい。来年で終わる一過性のものではなく。と願っているのは嘘ではない。自分に都合の良い環境が維持されたい希望も同じぐらい強いんですが。難しいね。


唯一腹立たしく思っているのは(ソースを貼らずに記憶に基づいて書くのは良くないのですが),件の新聞等の記事に書かれていた,この件でJVAの会長が苦言を呈したらしいというくだり。


アナタが,苦言を呈されている立場である,ことが,あの方は,おわかりでないのだろう。


おまえが当事者だ。組織のトップってそういうものでしょう。そりゃ学連主管ではあるけども,全部ひっくるめてのトップ組織でその組織のトップなんじゃないの。意味がわからん。何のための馬鹿高い登録料よ。誰かのなにかの「せい」で今があるわけじゃないんだから,それを学連に押しつけてどうするのよ。学連に対して,なり手が少ないのにがんばってるんだからみたいなエクスキューズを仮に許さないとしても,それでも現実として無理なものは無理でしょ。それこそキャパがない。金のなる木なんじゃないの。責任持って育てろよ。一人じゃバレーはできないんだよ。同世代の同じ競技に関わっている皆が作り上げていくんだよ。ただ,それを,今の同世代の人たちに自覚を持って他世代以上にがんばれというのは,無理だよ。がんばってもできないことはあるんだよ。大人が当事者意識を持たないで,学生が持つわけがあるかばかやろう。


と,斯様なことをぶつくさ言う程度には捻くれています。会長氏も強い苦言を呈したわけじゃなくて「もうちょっとなんとかなるとよかったのにねー」程度のかるーいアレかもしれないのにね(にっこり)。


ただ,まあ,今の自分は,なにがどうでも見たい,っていう強い熱がないんですよね。だから見られないことに対して受け流せる。自分の中の温度が下がっているのをすっごく感じた春だった。夏を経て,大学リーグに限らず,バレー観戦そのものも,なんかこう……


それなのにうっかり配信を見たら楽しくて,翌日2部を観に出かけてしまって,すごく楽しくて,なんだかね。どうしましょうね。困ったね。