観戦が楽しかった話。
先の土日,関東1部リーグを観に行きました。東海大学湘南校舎。遠い。9日目と10日目,いよいよリーグも佳境です。
今季は,一般客が観戦可能なのは11日中の5日のみ。そのほかの試合はライブ配信がありますが,前週(7日目・8日目)は会場が2会場にわかれ,配信は片側のみだったため,土日通して全く配信がなかったチームが6チーム(開催日そのものが違った順大含む)。自分もほとんど観ていないので偉そうなことは言えませんが,残念,ではありました。
そのぶん数少ない開放日に集中。湘南校舎の体育館は,大勢の客入りでも(場所に拘らなければ)席の心配をしなくて済む(選択の余地もある)キャパの広さで助かりました。今回はチーム控え室(荷物置き場)を別棟に用意してくれていて,さらに広々快適。背もたれがないのとトイレの数が少ないのだけが難。
秋のリーグの後半は接戦になりやすい。午後2時始まりだった土曜日は,夜8時まで試合をしていました。あけて日曜日は11時始まり。片道2時間弱かけて観に行くほうもなかなかしんどいものがあります。選手はもっとしんどいと思いますけれども(近くに泊まっていても)。
でも,日曜の試合は濃い試合が多く,試合後から帰り,翌日の休日にかけて,思い返す度にじわじわと,良い試合を見たという思いが強くなっています。久しぶりに,試合を見直したい振り返りたいと思いました。振り替えれないんだけどね。もっとじっくり見ておけばよかった,記録(メモ)を取っておけばよかった。記録を取ろうとすると見逃すものも多く,見るのに集中するとあとでデータを振り替えれない。第3試合は途中から写真どころじゃなくなってカメラを置いていたのですが,写真も残しておきたかった。
A1の専修-日大,B1の早稲田-明治はどちらもフルセット。
専修は(この時点で)入れ替え戦の可能性もある崖っぷち。勝てば回避できるとあって是非勝ちたかったと思うのです。前日順大とぐっだぐだの試合を展開していたから不安しかなかったけれど,この日はわりと良かった。
一方の日大は,MBの松村が脚の故障で出場できない。その事情を知らないままスタメンを見て驚いた。でも,集まる度にベンチ入りはしていた松村が脚を気にする様子を見せていたので怪我だろうと(どうやらわりと重い様子)。
今季の日大は,高・松村のMB対角がけっこういい仕事をしているので(みんな良い仕事をしている。郡だけのチームじゃないよと2部に詳しい方が言っていたけれどその通りだ)この離脱は痛かろう。でも,途中からはつらつ明るく楽しい日大スイッチが入って,めっちゃ楽しそうで,第5セットは一気にいった。
日曜の試合をすべて終えて,日大は7位確定。(現時点で唯一順位確定しているチーム)
B1。勝って優勝争いに望みを繋げたい早稲田。専修と同じくここまで3勝で「入れ替え戦」の足音に(わたしが)おびえる明治。
早稲田は前日試合中に加賀が足を痛めて(どうもこれがまた深刻そうな),もともと故障明けでリーグ戦での復帰は予定していなかった(らしい)喜入がスタメンに復帰した。
明治は濱中・頼金対角。濱中も手も太もももぐるぐる巻き。後がない。1つ勝てば入れ替え戦を回避できるが,今季ここまでの勝敗数から考えれば,暫定3位の早稲田相手には厳しいだろうと思ってしまう。せめてセット率を稼ぎたいという気持ちで,第1セットを明治が取ったときは嬉しかった。
この試合は得点経過をメモしていて,そのために却って試合に向き合えず大きな流れの変化を読めていないんだけど,良い試合だった。明治対早稲田はいつも競った試合になる気がする。両方とも好きなチームなので,双方良さを発揮してもつれてフルセットになるのが,自分にとってはおいしい展開。
明治はチームのスパイク決定率のいかんともしがたい低さを,なんとか躱そうとしていた。小川が,頼金が,ラリーを必死に繋いだ。思い切り跳んで打ててはいないだろう濱中は,得点のためのスパイクに徹していた(うまかった。なんども唸った)。そして,矢澤のブロックがいいところでぱかぱか出た。この試合ほんとに大活躍だった。安井もね。
早稲田は喜入がブランクを感じさせない軽やかな跳躍を見せた。そして,田中がすごくよかった。とくに彼がサーブを打つローテーションは,サーブで崩し,ブロックワンタッチを自分で上げて,助走に入り自分で打って決める。なんだこれ。レセプションアタック数を少なめにおさえ(がしがしMBで切っていた。加藤の打数がかなり多かったと思う)そのぶんトランジションアタックを田中に集める。華やかなバックアタックに惚れ惚れした。上がるとわかっていても止まらないし。
田中に濱中がマンツーマンでブロックにつき,一対一の空中対決になるのも楽しかった。たぶん,ここ,仲良しだから。
終わって欲しくないから,第4セットを明治が取ったときには「まだ見られる」と嬉しかった。早稲田はセットを落とせば落とすほど優勝が遠ざかっていくので,喜べないのに。
最後は,田中に上がった。かっこよくてかわいい。
叫びすぎて,第1試合からぐったりしていた。
A2,中院-国士舘。B2が中央-筑波。ほぼ同時刻に始まった。どちらも3-1だったかな。この試合はAコートのサイドライン側に移動。
中大-筑波も気にはなったが,筑波は前日のストレート負けを見ていてあまり調子がよくなさそうだったので,あっさり決着すると予想したのもある。実際にはそうでもなかったようすで,Aコートの試合の切れ目にちょろちょろ見る程度になってしまったのは無念。
筑波は,途中からたかはしけんたろうが出てましたね。前日姿もなかったので驚きましたが。
中院-コクシ,1敗同士の直接対決だった。3-1で国士舘が勝ち,中院は国士舘とのセット率の差が大きく,入れ替え戦確定となった。
国士舘は春2部2位から入れ替え戦で駒澤を破って上がってきた。メンバーがさっぱりわからないことになっていた(応援は相変わらず)。春に出ていなかったっぽい工藤が見られたのは嬉しい。
ちかごろホットな中院に肩入れして見ていたのだけれど,なんつーかじれったいというかヤキモキというか。彼らの肩にも自分の肩にも力が入っていた。あれだけスパイクアウトが続くと辛い。27番のセッターがキニナル。かわいげ。トス優しげ。(合っているかどうかはまた別)。サーブフォームが東海大の龍くんに似ているのもポイント高い。
そして,人がわさわさしている出待ち模様をしばし見学して後の,第3試合。A3が順大−学芸,B3が日体大-東海大。
続く(といいな)。