2017年度関東大学春季リーグ男子1部・1日目
今年も無事開幕しました。今季から男子1部一般2000円と観戦料金が値上げ。これまで1000円だったので倍増ですが,釣銭の手間を考えるとキリよくいきたい。
昨秋は会場確保ができなかったとかで日程の半分以上が一般非公開で,配信があるとはいえ切なかったので,値上げしてでも観戦可能な会場を確保してもらえるのはありがたいことです。
開幕週の会場は昨春の開幕と同じ立川は泉市民体育館。スタンドの観客席は一辺のみなので日体大(健志台)等と比べて少ないものの,今年は,両コートの中央に左右に向けて可動式アリーナ(ひな壇!!)を設営して客席数を確保していました。このアリーナ席,当初は一般入場者のみ可と案内していたようですが,スタンドが大混雑(のわりにアリーナはまばら)だったためか,すぐに特別入場券(おそらくは身内とかの)にも開放されていました。
だってアリーナは片方のコートしか観られないんだもの。
その他,スタンドに派応援団優先エリアも設けていたようです。端っこのほう行ってないから不明。
国体のときに改修したんだったか,トイレが近くて新しくて綺麗で個室の数もそこそこあるのがありがたい。
さて本題。わたしの気合いが足りないので,原則第1セットスタメンのみ。今季から,サービス側を上段にしてみようかな。覚えていたら。
筑波大3-0日本大(25-23 25-20 25-23)
日大:WS11菅原 OP1小田 MB7冨田 WS2郡 S6上阪 MB16高 L22新山
筑波:S4中根 WS17小澤 MB7樋口 OP1小池 WS2秦 MB13田城 L15高橋結
日大は今年も楽しそうだし元気だし明るいし。MBの冨田の笑い方がとても日大っぽい。
筑波はキャプテンは中根。4番腹棒。去年よくわからない背番号になっていたので,背番号が増えた人がいる。去年もちらちら出ていた小澤がぱわふるで素敵。
そして筑波も,わーわー元気。
なので,楽しい開幕カードだった。
日大の勢いの良さとか明るく弾ける感じとか,いいんだけど,筑波が一枚上手というか,勝ち方を知っている。後半の要所の「ここでブレイク」というところをしっかり押さえて抜け出す。ピンサ起用も悉く当たった。
小田と郡はもう少し楽しそうにしていいと思う(と思ってたら翌日は少しはかたさがほぐれていたように見えた)
順天堂3-0国士舘(25-17 25-16 25-20)
国:S24松村 WS1工藤(3石井) MB40金子 OP26益子 WS20笠利 MB54澤口 L39柳
順:WS10関本 MB15中村 OP5荻原 WS1吉野 MB4濱道 S29小野 L20角/17加藤
国士舘は今年も安定の大所帯。パンフ記載の背番号は73まで。澤口が1年生(金子は2年生)。
MBが白くて細くて,それに対してWSの3人は小さめでがっしり系なので対比がね。と。澤口がちょいちょいブロード打ってたかもしれないかもしれない。
笠利は気持ちいいスパイクを打つよね。しかし,試合はかなりあっさりさくさく進んだ。試合時間62分。
順大はスタメンセッターに1年生を持ってきた。ほう。
荻原のサーブはえぐかった。案の定(?)背番号5なので,全く違和感が来ない。そして,熊倉が松葉杖をついてた。
早稲田3-0明治大(25-18 25-19 29-27)
早:S10小林 WS1喜入 MB13武藤 OP4加賀 WS9藤中 MB2山崎 L14堀江
明:WS27瀧田(2頼金) MB8矢澤 OP22池田 WS1加藤 MB3佐伯 S5辰巳 L13小川
早稲田は,去年の4年生のポジションに小林と武藤が入ったかたち。加賀は去年も出ていた。ので。
MBの武藤は左打ち。ライト側にクイックに入るのが,打数も多かったし,打点が高く,決定率も高かった。明治ブロッカーが意識しだして,ライト側にブロックを引きつけていたので前衛レフトがあいていたのも良かった。
明治,瀧田がどことなく頼金っぽいと感じていたら,途中で頼金にかわったセットもあった。頼金は後衛加藤に変わったりピンサで出たり。
創造の先輩後輩(でも在学が被っていない)の加藤と池田が並んでいる様子はなんだか良い感じ。池田左打ちなので,スタンドの応援が,一瞬駒の応援を真似て「♪わーたしピンクのサウスポー」歌ってたので,もっとやれ(笑)。
喜入がサーブで(ローテーションの妙もあるのだろうけれど)加藤を徹底して狙っていて,ぼこぼこに崩されていたのがしんどかった。明治はスタメンの異動も大きいので,少し時間がかかるかなー。どうかなー。早稲田が強いのかなー。ちょっと読めない。
日体大3-0専修大(25-23 25-16 25-18)
専修:WS1小森 MB12畑中(13谷) OP20久保 WS19東 MB11柏田 S7為我井 L4井上/2平原
日体:S22河東 WS20仲本 MB5宮原(18西) OP16高梨 WS25藤原(11津田) MB8矢貫 L3清田/28小川
この日の小森は,孤高のキャプテンになっててがるがるしていた。もう少しこう,仲良くしようとまでは言わないけれども。1人で頑張ってたのを見続けてきたけど,1人で頑張っちゃだめだよその腹棒。
とはいえ,プレー面ではサイドの2人の1年生が負ってくれる分,負担はかなり減っているのか,サーブなりスパイクなり,去年までも良かった感も。ストレート負けではあったものの,去年と比べるとかなり希望の持てる滑り出し。
東海大2-3東京学芸(16-25 31-33 25-22 25-18 10-15)
学芸:S18内田 WS1高澤 MB17東 OP9須貝 WS26吉田 MB3小野 L21瀬戸山
東海:WS2宮原 MB1小野寺 OP30新井 WS21鈴木 MB4神谷 S7龍 L29外崎
東海大は小野寺主将,宮原副将。宮原が2番なのは松林っぽい(プレースタイルじゃなくて外見の雰囲気)。東海大で4年生セッターがいる年はセッターが主将という思い込みがあったので(自分が知っている事例は深津長男と深津三男と秋庭だけだが),龍くんの7番は意外でもあり新鮮でもあり。
そして,上越総合技術高時代から巷で注目されている新井が開幕スタメン。身長そこそこだけど最高到達点が高い。まだまだ荒い(合ってない)雰囲気もありながら,けっこうなインパクトだった。
近くで見ていた人たちが試合後軒並み「新井かっこいい」しか言ってなかった。近くで見てなくて良かった。
パンフによるとチームの登録上は積山さんが部長・監督兼務なれどベンチには入っておらず,小澤コーチが監督バッヂ。第5セットだったか,席を立って破線のところまで出ていた。おおおおお。
2セットダウンから2セット取り返すも,最後は学芸。黒星デビューでした。まあ,そんなものよ。コーチ時代からちょいちょいやらかしベンチワークがあるので(ぉぃ),タイム3回取ろうとしたり選手交代7回しようとしたりしないだろうかとそればかりが気がかりでした(ぉぃ)。
ともあれ,学芸が良かった。とくに小野と須貝。小野はほんとに面白い。ブロード打つわレフトオープン打つわ,サーブの後バックアタックまで打つわ(残念ながらラインオーバー)。そして須貝は,バックアタックの高さとか,ここぞってときに上がる二段トスの決定率の高さとか,その頼りになる感じがエース然としていて実にかっこよかった。
そういう意味では新井とのエース対決で軍配が上がった,のかもしれない。
東海大,去年と比べると守備がしんどい。鈴木が狙われるし。レセプションが安定しないからというのもあるんだろうけど,この日は小野寺がいまいちだった。悪いわけじゃないんだけど,あなたもっとできるでしょう,という意味で。
中央大3-1中央学院(25-17 25-27 25-17 25-23)
中院:WS13澤 MB35成田 OP7寺尾 WS55山田駿 MB25山田誠 S23山本 L1種田/44新関
中央:S5山下 WS2大竹 MB3平田 OP12谷口 WS4武智 MB18水野 L9柳田
中院はリベロキャプテンで,ゲームキャプテンは寺尾。
中大は主将石川不在につき,キャプテンマークは武智。
いやしかし,中大のこの布陣には驚いた。てっきり「石川のところに富田,以上」で来るものとばかり。
大竹はレフトエースでレセプションからは外れていて,OP(ライト)の谷口が入って3枚。
あまりこちらのコートは観ていなかったのだけれど,中院が取ったセットも,中院が良いというよりは,中大がどうも,うーん,という感じ,でした。
谷口が左打だからこのほうが自然といえば自然だけれども,やはり打つポジションが違うわけで,前衛レフトから打つ回数が多くなるわけで(というのは翌日思った。この日はほんとにほとんど見ていない)
中大に疎いので,平田MBにもびっくりしたんだぜ。去年の井上ぱたーんか。そういえば去年両MB4年だったわ。