2017年度中国大学春季リーグ・3日目


@やまぐちリフレッシュパーク総合体育館


山口市が内陸でただでさえアクセス悪い(山陽線沿いでないので本数が少ない),うえに,山口市の中心地(山口駅とか湯田温泉駅とか)からもさらに離れた山の上の体育館。


第1試合に間に合うためには前泊必須だったのですが(結果的には前泊できたんだけど)それなりに繁忙期にそれをする勇気はなく,当日入りの大幅遅刻。飛行機の遅延が10分程度で済んで良かった(それでもやっぱり遅れた)。いつもお世話になっています申し訳ないかたじけない。


行き帰りとも空路,SFJ機材での運航。羽田空港もバスゲート。黒いボディがかっこいい。各シートから電源とれる新しいタイプの機材でした。シートも革張りでふかふか気味で快適。


空港から体育館に向かう途中に,山口市に入ったあたりででっかいスタジアムが見えて,レノファのホームスタジアムだよ,と教えてもらった。リフレッシュパークの体育館内にもレノファのあれこれ(ジュニアサッカースクールとか)があって,JリーグってJ1でなくても地域の地元に根ざしているのだなあとしみじみ。岡山もファジアーノ色強い。


そしてたどり着いた(連れて行ってもらった)リフレッシュパークの体育館は,おそろしいアクセスの悪さ(山を下りたところの最寄りコンビニまでも歩いてはいきづらい)にさえ目をつぶれば,明るくて綺麗な体育館でした。


2週目は男子2部の開催週で,サブコートとの行き来も比較的楽だったので,ちょいちょい2部も見てました。サブコートがこれまた新しくて明るくて,壁がごちゃごちゃしてなくて,しかもフロアから(基本は床に座って見る。サイド側に少し椅子もあったけど心臓に悪い)なので,写真撮影環境としてえらく素敵だった。


中国の春リーグは例年,パンフに間に合わない1年生がいる。とくに広国は空欄じゃなくて別の名前が入っているからタチが悪い。


それから,名前に読みがな入れてください。切実なお願い。ほんとに読めないです。今のデザインだとたしかにルビなりカナ名前なりを入れる場所はないんだけど,そこをなんとか。なんなら出す(何をだ)

広国国際大学1-3島根大学


広国のセッターは11番さん。パンフを見たら11番は去年と同じ橋本くん。「ん? れいちゃんセッターに転向?」……ちゃうやろ,という春の広国恒例行事でした。


そういえば去年の春は松田ツインズがパンフにない人(でたらめ番号になってる人)だったわ。もう1年なのかまだ1年なのか。松田ツインズまだ2年生なのか。インパクトあるな。キャプテンマークつけてるし,てっきり3年かと思っていたのは内緒。


今年もかわいい。MBとセッターになってた。かもしれない(覚えてない)。新しいリベロ(12番さん)もかわいい。


一気に高まる,中国学連かわいい選抜構想。


島大は春の終わりに引退するので去年の秋とほぼ同チーム,かな。1年で出てる子いたっけ(覚えてない)


昔に比べると,というほど昔を知っているわけではないのだけれど,島大ちょいと厳しい(ちっちゃい)感じになってきたなあ,とは。

東亜大学3-1山口大学


山口大が東亜大からセットを取った。「4弱」(by広大)が2強からセットを取ったのは6年ぶりとのこと。


セット終盤まで点差が離れず一進一退を繰り返し,デュースになったときに「おおお」と思った。


が,そこからは一点一点に力が入りすぎていて,歴史的快挙のスコアボードを写真におさめそこねたのが今でも悔やまれる。


東亜は最初から最後まで,おそらくはこの春のベスメンと思われる布陣だった。


じりじり点差が詰まっていく展開のなかで,佐幸監督はベンチでむっつり置物だし怖いし怖いし怖いし。


これは後になって感じたことなのだけれど(特に翌4日目),対戦相手によってがんがんメンバーを落としていた平大と,相手がどうあれさほど大きなメンチェンをしなかった(できなかった,かも)東亜との今年の力の差を感じたりも。

広島大学3-0島根大学


広大ツーセッターだよー,と聞いていた。セッターの去年までもセッターをやっていた3年生の遠藤(涼)と,もう一人が1年生の宇治田(だそうだ。パンフには載っていない。関西方面の選手の弟だそうで)。


推薦枠がない(たぶん)国立大学の,ある戦力を駆使して最大限発揮している感。打つと見せかけてツーと見せかけて。


長らく去年の4年生が中心だった印象が強かったので,新チームどうかな,って思っていたけど,どうやら広大は今年も(はっちゃけぶりも含めて)楽しそうだ。遠藤弟が上げて遠藤兄が打つのも今年が最後。

山口大学3-1広島国際大学


山大はキャプテンの岡本が前週怪我をして,コートに立てず(といいつつピンサで出てはいたが)。おかげで,コートの中が静かというかアップゾーンがうるさいというか。ほんと,良いキャプテンだと思います。真面目にね。


2年の岩垣がかわいい。小柄(U170だった)で器用。うまい。なにやらせてもうまい。サービスエースけっこう取る。

福山平成大学3-0東亜大学


H:9佐藤 7迫田 3野中 15高橋 2冨田 23三好 L4矢野


T:1大宅 6大川内 7原 13古賀 3鳥飼 5穐吉 L14正近


3日目最大の山場,俗に言う「直対」の1巡目は,予想していた以上に差がはっきり見える展開で,平大がストレート勝ち。東亜は,先の対山大失セットとあわせて,これで春の自力優勝がなくなった(事実上優勝がなくなった)。


東亜大はこの代ユニフォームを着ている4年生が1人。原田は去年までリベロユニでベンチに入っていたのだけれど,今年はトレーナーらしい。コートに1人は,なにかとしんどいだろう。


攻撃面では鳥飼ががんばっていて特に戦力が落ちた感じはしなかったものの,如何せん返らないし真ん中使えないしの悪循環。昨年の井上の存在の大きさを感じた。


一方の平大。2年の高橋祐希(東北高校)がパワフルで良い。へいだいの応援で「いーぞゆーきいーぞゆーきいーぞゆーき」が聞こえる度に,星城高校のそれがフラッシュバックしてくる。有名人と同じ名前なので余計インパクトあるね。


ともあれ,高橋がいることで冨田にかかる比重がすごく軽くなっているようにみえて,余裕がありそうだった。1年生のMB三好もなかなか。


第1セット途中に佐藤が足を痛めて交替。かわった福元は1年生。ようがんばった。佐藤は直接対決でコートに立って勝てたことがないらしい。どんまい。


宿は小郡に取っていたので,夜は小郡まで戻って居酒屋のようなところで,山口っぽいものも交えつつ晩ごはん。