第66回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会5/3(水)大会2日目
奮発しましてアリーナ指定席です。今日までです。
結局今年も,男子はプレミア8チームが各2連勝で準々決勝進出を決めました。所謂「順当」なやつ。ワンチャンなかった。期待(するな)のA組もワンチャンなかった。
ただ,前日と異なり,3-1の試合が多かった本日。とはいえ,プレミア側が,前日よりは,メンバーを落としていた印象も。
初日は久しぶりの公式戦という意味あいもあるし,3日目はプレミア同士で負けたくない(1位通過したい)チームが多いでしょうから,連戦を考えると,2日目に「負けない程度」を狙ってくる展開は妥当。多くの選手を出したい意図もあるだろうし,すでに引退・退団表明している選手へのご祝儀起用の雰囲気も。
さて,試合開始が10時(初日は開会式もあるので11時)と早まったので,ワタクシ潔く遅刻しました。目覚ましはちゃんと鳴ったけど気持ちが起きられなかった。第1試合のスタメンは第2セットのもの。
[A1]パナソニックパンサーズ3-0駿台学園高等学校(25-14 25-11 25-15)
パナ:21兒玉 8関田 5渡邉 3(14田城) 11池田 7久原 L16伊賀/12専田
駿台:(そのうち)
〈メモらん〉
- 昨日出てなかった伊賀が今日は出た。駿台OBでもあるのでこれはこれで。
- リベロ陣は永野がベンチアウト。大まかに言えば,第1セットが伊賀,第2セットがスイッチ(レセプションが伊賀,ディグが専田),第3セットが専田,という分担。
- 駿台OBといえば,池田も駿台OB。どちれにしても高校は3年間なので,直接在学は重ならない「偉大な先輩」
- クビアクもベンチアウトだったようで,この若々しいメンバーで渡邉奏吾のお兄さんぶりが,ほんと「お兄さん」て感じだった(意味がわからない)
- 前日も途中交代出場していた久原が出ていて,きゃあきゃあかわいいと言いたかったのですが,Aコートほとんど見られなくてね。しょんぼり。
〈写真らん〉追って。
[B1]堺ブレイザーズ3-1早稲田大学(21-25 25-16 25-14 25-23)
→堺:14山口 10千々木 12横田 18ウォレス 4高野 7出耒田 L2井上
早稲田:10小林 9藤中 13武藤 1喜入 4加賀 19村山 L14堀江
〈メモらん〉
- 早稲田は,春リーグ途中からの,喜入OP配置(レセプションは入る)布陣。
- 第1セットこそ,堺がちぐはぐなままで早稲田ががーっと取ったんだけどそのあと。
- 千々木サーブのローテーションがどうしても抜けられなくて,そこでめちゃめちゃ連続失点してどんどん離されていった。
- どのセットもなかなか切れなかったんだけど,とくに第4セットだったかな。
- 早稲田はセッターの小林が後衛の真ん中からセットアップするS6レセプションローテーションで,左から堀江・喜入・小林・藤中。小林の進路をちょうど塞ぐように藤中を狙って打つ。前衛3枚(左から加賀・喜入・武藤)なので攻撃面では弱くないはずなんだけど,面白いように止められた。
- でも書いてて気づいたけど,武藤は左打ちだからライト側にいるのは問題ないとしても,左側でレセプションに入っている喜入はライトのオープンからは打てないし,せっかく前3枚でも加賀と喜入がかぶり気味なのか。加賀のレフトも喜入のセンターめのも,なんか止められてたなあ。相手前衛にウォレスおるしな。
- 手の打ちようがわからんままずるずる行ってしまった。
- 堺,最後に前日はベンチアウトだった今村がちょこっと出場。ついに今村姓がいなくなる。
〈写真らん〉
[A2]JTサンダーズ3-0近畿大学(25-14 25-19 25-16)
→JT:3深津(9井上俊) 18山本 20筧本(1安永) 19ルブリッチ(16塚崎) 7越川(5吉岡) 4中島 L10井上航(8久原)
近畿大:3谷口 11川口 1中川(6那須野) 13小林 14米澤 2庄司 L20森
〈メモらん〉
- JT,魅惑の井上3人揃ってベンチ入り,である。前日は井上慎がベンチアウトだった。
- スタートは前日と同じだったが,第2セット以降はばさばさメンバーをかえたJT,第3セットのスタートからセッターが井上になった,すわW井上かと色めき立ったらリベロも第3セットから久原。うーむ。
- 単にコートにたくさん井上がいるのを見たいだけ,なんですが。
- 3人揃うのは見られなかったけれど,最終盤に井上慎が出場し(たしか吉岡にかわった),前衛レフトからだったので,「井上が上げて井上が打つ」が実現した。
- どうってことない話だけど,井上慎がのシャツネームは「S.INOUE」。もとからいる井上俊は,かえる必要もないので無印「INOUE」。区別はつくんだけど,イニシャルはどちらも「S」なので,イニシャルで区別つける意味,と思って,なんだかおかしく思っていて好き。
- くだらない話はともかく,井上慎はサイドでやってく感じでしょうかね。4年次はMBやってたけど,その前はサイドだったものね。
〈写真らん〉
[B2]FC東京3-1VC長野トライデンツ(18-25 25-21 25-13 25-18)
東京:16手原 9手塚 18栗山 6ペピチ(27鈴木) 14長友(28和中) 29井上(15衛藤) L20山本
→長野:6峯村 22オソキン 4小林 26池田(7栗木) 16森崎 13椿(11片桐) L12山本/5峰尾
〈メモらん〉
- 今日栗山がスタメンだなんて(前日の母校対東海大戦ではスタメンじゃなかった。ちょっと出たけど)
- 今日峯村がいるなんて
- その他諸々。
- FC東京はメンバーわしわし交替。前日とはベンチ入りメンバー自体が大きく替わっていた。竹浪も奥村もアウト。山田アウトのたまやIN。そのかわり,井上と小田嶋と鈴木健太と衛藤と……。途中から近江も出ていた。昨日も少し出ていた。ハタチになったばかりかな。若くてかわいい。
- 第1セットのVC長野はぶいぶい言わせていて,これはストレートで勝っちゃうんじゃないのぐらいの勢いでぶいぶい言わせていたのだけれど,東京の修正が早かった。
- 第4セットだったか,スタート直後からペピチが9連続サーブだったか10連続サーブだったか。途中何度かのサービスエースを含む。圧巻だった。
〈写真らん〉
[A3]サントリーサンバーズ3-1中央大学(24-26 25-21 25-21 25-21)
サントリー:2鈴木 4エスコバル 8柳田 1山村 15山本 10藤中(11鶴田) L5酒井
→中央大:1石川 3平田 12谷口 4武智 18水野 17牧山(5山下) L9柳田
〈メモらん〉
- サントリーは引退表明した山村が出場。フルで出てたのかな(なんせ見えない)
- 柳田兄弟対決を注目していたのだけれども。柳田兄が柳田弟をサーブでボコるところが見たい,というゲスな願望をもっていたんだけど,ローテーションの都合で,柳田弟はライト(サーバーから見て左奥),真ん中で受けるのが石川だった。
- 必然,柳田のサーブを石川が受ける,になるので,それはそれで面白い対決だったんだろうけど,石川さんレセプションもそつなくこなすので,ボコる感じにならなくてね(何を望んでいたんだ)
- 中大がセット取って,いいぞいいぞ。
- 当然この対戦はギャラリーが多く,驚くことに,スタンドに本当に空席がなかった(その前の試合でもすでになかった)うえ,立ち見も鈴なりになっていた。大阪中央体育館なのに。
- 応援団優先席が設けられてはいるものの,基本的にまぜこぜなので,どちらが点を取っても大歓声が上がるので,歓声からは試合展開が全くわからないという希有な体験を(希有じゃない)。
- ていうか,この試合,応援団優先席っぽい感じがあんまりなかった。
〈写真らん〉
[B3]ジェイテクトSTINGS3-1富士通カワサキレッドスピリッツ(25-27 30-28 25-8 25-14)
ジェイテクト:19浅野 23福山 5清野 1カジスキ 2金丸 16久保山 L12興梠
→富士通:14岩井 5横田 4柳田 11浅野 7加藤 16新 L12芳賀
〈メモらん〉
- 注目カードの裏番組でしたが,めっちゃ面白かったです。
- 富士通は,中川ベンチスタートで柳田OP。この柳田が大変良かった。スパイクもいいしディグもいい。
- アップゾーン(盛り上げ役)に中川がいるのも,小さくない効果。笑いすぎて横隔膜痛い。
- 昨日アップゾーンで,新人ながらも突き抜けられない程度に諸先輩をいじっていた加藤も,がんばってはいたけど,足りなかった。
- その加藤はスタメンで試合出場。いいキャラだ。途中中川が出場していたときは一点取る度に走り回ってハイタッチを繰り返していた。早々に体力を消耗しそうだった。
- 未知に近い東海学連(岐阜経済大)なので大学時代は存じませんでしたが,色んな意味で期待できる新人だ。
- 富士通,第2セットを終盤追いつかれてデュースの末逆転で落としたのが痛かった。
- 痛かったというか。すごく盛り上がっていたけど,2セット目の終盤にはすでに電池切れの気配が濃厚に漂っていた。
- プレミアとチャレンジの差って,身長とか体格(トレーニング)とか技術(とくに繋ぎの部分)とか,いろいろあるけど,けっこう大きいのが「持久力」じゃないかと。ジャンプ力も落ちるしレシーブの足も及ばない。
- 岩井さんすごくよかったけど岩井さんを酷使しすぎ。そんな日に限って田中はリベロユニだし,杉本ベンチアウトだしで,かえる人が全然いないじゃないか。
- 引退発表されてる小川に一席設けていたのはいいんだ。最後に小川が出場して(ピンサとかじゃなくて前衛で),新はひたすら小川に上げつづけた。1点だけじゃなくて何度も。前日もこの日もあちこちで似たような光景は見られたわけだけど,しんみりしちゃうね。
- 試合後,小川,泣いてた。この様子だと,明日はもう出場はないかなあ。去年の廣本の最後から1年か,などと思い出してさらにしんみり。
- 廣本も(小川と同期であるところの北沢あたりも)リーグによく応援に来てるんで小川も来てね。三芳もね。
〈写真らん〉
[A4]豊田合成トレフェルサ3-0大分三好ヴァイセアドラー(25-16 25-20 25-23)
→合成:1山田 11傳田 5前田 12高松 9高橋 14椿山 L19古賀太
三好:23藤田 22藤岡 8石垣 18高山 14ヤカン 4勝(24米田) L11辻口
〈メモらん〉
- 例によってほとんど見られていないのですが,前日(対近畿大)よりは本気度の窺えるスタメンだった合成。
- そんな中でスタメン起用だった高橋,ユニフォーム姿を初めて見た(前日もたしか交替で出ていた)。いいサーブを打っていた。高い。身長のわりに,というのもアレだけどほんとに。良い働きをしていたように見えた。遠目に。今後に期待せざるを得ない。
- そして,三好ちゃんは東海大ちゃんと並んでわたしの勝手な期待を裏切るシリーズになるのでした。くうう(涙)
〈写真らん〉
[B4]東レアローズ3-0東海大学(25-16 25-16 25-18)
東レ:5米山(10星野) 1富松(3伏見) 14ニコラ(16落合) 18鈴木(7峯村) 2高橋 21藤井(9梅野) L6渡辺
東海大:2宮原 14木本(3下田) 30新井 25伊藤 4神谷 13永露(7龍) L29外崎
〈メモらん〉
- 東レガチやんけ。みんな(いまいち調子が悪いうえにレギュラー2人を代表で抜かれている)東海大に本気出しすぎや。
- 星野スタートの温情もなかった。そのかわりというのもアレだた富松が例によって大先輩の威圧感を発揮なさっていた。大人げとは。
- ゆうじがサーブでボコる。大人げとは。いや,ありがたいことです。ほんとに。
- 龍に交替しても立て直せる感じではないのがしんどいなあと。前日は交替のタイミングがものすごく悪かったのだが,ちょっと上向き(だったか忘れたけどともかく同点か1点差ぐらい)のところで交替して,交替したあと連続失点で悪化して目を覆った。
- なんとなく,龍くんならいつどこで出てきても大丈夫だろうと思っちゃうんだけど,そういうものでもないんだろうなあ。
- 春リーグ前半は,龍スタメン→途中から永露で,永露スタメンで目処が立ってきた感じがあるのは喜ばしいことではあるのだが,
- 最終週あたり(?)に永露がいないのがわかっているので(東アジアなんちゃら),放置しとくわけにもいかんやろ
- ということに気づいたからなのか,第3セットはずっと龍だった。
- 東レがメンバー落としてきてもおんなじぐらいの点差で負けちゃうの,どうしてなの。
- 前年の天皇杯でも対戦していて,東海大側はメンバーが大幅にかわったとはいえ,東レとしては御しやすいチームだったんだろうとは思う。
- しかし悔しい。むきー。
- 第3セット頭から入った下田良かったよ。
- あ,あと,落合も良かった。かわいい(語彙が貧困すぎる)。
〈写真らん〉