高校選手権(第70回春の高校バレー)3日目(3回戦・準々決勝)


東京体育館


16から一気に4まで減る3日目。大会のある意味での山場。3セットマッチ4コート進行*1


今日は(少しは)早く行くぞ,と,思っていたはずなのに,そうならない。第1試合は家でテレビ中継を観ていた。おまけに,着いたら着いたで,再開した(3レグが始まった)Vプレミアリーグで各所から内定ベンチ入り内定スタメンの話が聞こえてきて気もそぞろ(笑)。


試合順と使用コートは前日終了時点で組み直し。理由はわからないのだが,応援民は予定が立てづらそうではある。

洛南(京都)-荏田(神奈川)


前日,到着したときに試合していたのが荏田(対別府鶴見丘)だった。フジNEXTなので見られなかったんだけど,隣(TWOのほう)を観ていたら早々に終わったっぽくてあわてて家を出た。

大村工(長崎)-北陸(福井)


福井と言えば福井工大福井の印象が強い。前日,第4シードの習志野を破っていた北陸が大村工にも勝った。サーブで攻めていたのが良かったとの評が聞こえてきた(が,結局北陸観てないんだが)

東亜学園(東京)-大塚(大阪)


タイプが似ていて,観てて楽しい。東亜の8番(内藤・3年),ポジション2の左打ち。セッターの隣だからかセッター前衛のときはセンターブロックに跳ぶ。左打ちだからライトからの攻撃が多い。レセプションにも入っている。おもしろい。東亜はMBの7番(武藤・2年)もレフトサイドから打っていたり*2

愛工大名電(愛知)-崇徳(広島)


前回覇者(?)の駿台学園を破った愛工大名電。北川監督,かわらないなあ。MBの3番岡野(2年生)が良い意味で気になった。


崇徳の勝ち上がり。

開智(和歌山)-高川学園(山口)


この試合はあまり観られず。高川強いなー,というかんじで。両MBが高いからかワンタッチにかけて切り返して,というのができているように見えた(このときは)。

市立尼崎(大阪)-松阪工(三重)


これもあんまり観てなくて,いちあまの勝ち。というかどの試合も気合いが入っていない3階天井桟敷の住人。

近江(滋賀)-仙台商(宮城)


近江のセッターも仙台商のセッターもわりと身長が高いので,高身長セッター対決と思って見ていた。この2チームに限らず,春高のベスト16以上には180cm以上のセッターが目についた。比率高そう。けして大学(以上)にいないわけじゃないんだけど……うまく言えない。*3高身長はそれだけで無条件に贔屓。


台商の2年生セッター氏は,途中でちょっと焦ってたかな。1番4番の両レフト頼みになりすぎて近江のブロックに阻まれ,ブロックを気にしてスパイクアウトになり,ビハインドでトスがより不安定になり,というふうに近江の網にかかってしまったように見えた。

鎮西(熊本)-足工大附(栃木)


第1セットは競った末の鎮西だったが,第2セット25-10の大差で鎮西が圧勝。ちょいとコーヒーを買いに行っているあいだにびっくりする点差がついていた。前日ブロックにかかりまくっていたと聞いた鎮西の水町が,この試合では高い打点から力強いスパイクを叩き込んでいた。怖い。逃げたい。水町はパンフでは最高到達点330なのだが,低いほうにサバを読んでいるのではないかと言いたい。目検討で高さがわかるわけではないし身長もそこまで高くない。345の鍬田と比べればたしかに低い。なので間違いではないんだろうけど……。


水町は1年生らしからぬ跳躍力で重いスパイクを打ち,たいそう魅力的なのだが,対角の鍬田のうまさがまた素晴らしい。


鎮西,スロースターターなのかねえ。

(準々決勝)崇徳-洛南


洛南つよそう。結局あまり観てない。

(準々決勝)東亜学園-北陸


あまりみry

(準々決勝)鎮西-近江


スロースターターの鎮西,いったんリセットしたのかまたもびみょうな立ち上がり。


近江もがんばってたなあ。

(準々決勝)市立尼崎-高川学園


高川がつよかった。


宇部商に全国に出てほしい気持ちでいたので*4,どうせ出てきたなら(そして,初日で東海大札幌を破ったんでわたくしが四高を観られなかったので)勝ちやがれというつもりで応援していたのだがほんとに勝ち残ってどうしましょう。


しかし高川は5年連続出場で,2年連続センターコートだそうだ。去年はほぼ平日だったから2回戦をちょこっと観ただけで,そのあとは経過も結果も追っていなくて(テレビ中継も観ていなくて)さっぱり記憶から消えていた。すまん。

*1:1日目はサブ含めて5コート。2日目が4コート。入り口のAと奥のDが女子,間のBとCが男子というコート割り。オカネモチなのでタラフレックスのオレンジコート。壮観。

*2:早稲田大の武藤の弟だそうで,兄弟そろってスパイクうまい系MBか。

*3:高いとうまくないって評価されがちだったり,実際高身長セッターだとアタッカーがかえって合わせづらそうにしているように見えたり。もやもや。それに比べると,今大会で観た高身長セッターチームはどこもスムーズに見えた。が,各チームに対する知識もないし絶対的な観戦数もない。試合観戦時の自分の意識や集中力もまるで違うので比較するのがおかしいだろう。

*4:藤中さんちの三男が3年生だったので。