国立劇場新春歌舞伎「世界花小栗判官」


今年も観劇初めは,国立劇場菊五郎劇団。


題材はポピュラーな小栗判官。平成十二年に公演したものを整理したとのこと。


春高バレーの決勝戦も気になってはいたけれど,ここで行かないと行く機会がなさそうだった。


比較的,成人の日に行くことが多い。


お芝居は毎年恒例の安定感。難しく考えずに気楽に楽しむ。それぞれの幕が四季の順になっていて,背景が美しかった。菊之助に貫禄が出てきた。


まだ冬休み期間だからか,亀三郎が受付にいた。菊之助の子どももいた。微笑ましくてかわいくて,幕間にごはんそっちのけで観察してしまった。


歌舞伎座高麗屋三代襲名披露。チケットWeb松竹をみると,昼の部には少々空席もあるが,口上がある夜の部は平日もずらっと「×」が並んでいる。


この際口上は過分な贅沢と諦めるとしても,襲名ご祝儀か,少々お値段も張る。悩ましいところである。