Vプレミアリーグ:FC東京-ジェイテクト|Vチャレンジリーグ1:大分三好-警視庁


大田区総合体育館


本日の大田は,プレミア・チャレ1の共催。一昨年あたりから,シーズン数試合程度組まれている,カテゴリ越境併催。それぞれFC東京,警視庁のホームゲームという扱いだった。


FC東京-ジェイテクトの試合途中に到着。外は例によって梅屋敷商店街のテント。コロッケコッペパンを買った。300円。コロッケが2つ挟んであって,濃すぎず薄すぎずのソースがおいしい。缶のアルコール飲料も売っていた。


残念なことに,バレーで飲みながら観る習慣がない(サントリーホームゲームはちょいと別枠)黒鷲旗の中央体育館でも売ってるし,ほどほどに酒があるのもいいと思うんだけど。なんか,ストイックな部活にお邪魔しているストイックな観客文化というかね……。単に「売ってない」だけではあるんだろうけど。飲んだら自分の調子も良くなる(笑)。程度を越さない程度にそういう雰囲気も広まるといいなあ,とか。とか。


館内では前日に引き続き日本文化出版のブース(?「月刊バレーボール」誌の早売り),Vリーググッズのブース,に加えて,FC東京のグッズ販売のブースも設けられていた。こちらは第1試合終了後にすべて撤収。


FC東京が招待していたらしきジャージ組がたくさん。通常FC東京がホームゲームを行う墨田区総合体育館はキャパが小さく,高校生大学生ご招待の図はあまりなさそう(キャパが小さすぎてチケットを取りづらく,しばらく行けていない)なので,新鮮だった。


ジェイテクトの内定OP西田(2000年1月30日生まれの17歳),左打ち最高到達点345だったかな。同年代がセンター試験を受けているさなかにプロ(に類する)の試合に出ているのかとしみじみと。高校在学中だからとかなんだとか,フレッシュさはつらつさ,みたいな下駄を抜きにして,純粋に気持ち良いスパイカーだった。これはいい。


しかし,西田しかがんばってない,とは言わないが,というジェイテクト。とくにカジスキがサーブ入らないレセプション不調スパイク不調と良いところがなく,ベンチを見渡してそれらしい交替要員も見当たらない。第3セットだったか,一瞬柳澤をちょろっと出してすぐに引っ込めた。なんだそれは。石田を入れろ(とっくに引退している)。


セッターの久保山も西田以外とはあっていない感じで,ベンチに中根を入れていたのだが,そしてちょこっとは出場したのだが。


FC東京は第3セット途中でペピチが負傷退場するアクシデントがありながらも,流れに乗って勝ちきった。楽しそうなアップゾーン,喜ぶコート。FC東京,今季駒屋で見たときも,天皇杯でも,楽しそうにやっている。それでいいのかってのはあるけれど,楽しささえもなくなったらもっとあかん。


FC東京の今リーグ2勝目。セッターの山田が6人のスパイカーを操っていた。6位の可能性を残した。


逆にジェイテクトは7位が見える6位を継続中。堺がストレート負けしたので順位に変動はなかったが,ずるずるっと負けたところが気になった。


試合間50分。長い理由のひとつは撤収作業。コート周辺の広告も,プレミアスポンサーのものが外されチャレンジスポンサーのものにかえられる。「チャレンジ」システム用のカメラも撤去。大型ビジョンはそのままだった。スタメンコールにあわせて名前と写真も出るし,DAZNの中継映像も流れている(リプレイは少なめだったが)。床も当然(はがすほうが難儀な)オレンジコート。チャレンジリーグ単独開催でこの環境はおそらくなかろうことで,うれしかった。


試合間に,警視庁ホームゲームイベントの一環で,キッズチアリーディングの演技あり。


試合は,3-1で大分三好。第4セットは警視庁が取れそうだっただけに惜しかった。三好がマッチポイントに手をかけてから警視庁が4連続キルブロックでヤカンも止めるという展開に大いに盛り上がった。それだけ三好の攻撃が単調だった部分はある。今季ことに出だしの調子が悪かった(と言っても5連勝,裏でFC長野が敗れたのでこの日終わって2位浮上)というのも頷ける。


警視庁は守護神石川不在でリベロが神谷。という状況にしてはがんばった,というか。


三好の林のサーブが効いていた。


試合後に,ホームゲームイベントとして,グッズ争奪じゃんけん大会。タオマフ,練習着,レプユニ,秘密の箱(中身はピーポ君のぬいぐるみ)の4つ。選手とじゃんけんして勝ち上がる。シンプルながら気軽に参加できて,選手の試合中でない様子もちょっぴり窺えるイベントだった。