2018年度関東大学春季リーグ男子1部・8日目


キッコーマンアリーナ


例によって遅刻。が,2セット目開始ぐらいには着けた。


前日と打って変わっての長丁場,Bコートは3試合全てフルセットゲーム,終了は5時50分を過ぎていた。


「もしかして時間を持て余してしまうかも」と思いながら1840東京発でおさえていた新幹線は,3セット目の終盤の時点で,試合終了まで見られない気配が濃厚になる。そのとき隣席にいた人の「フルセットで6時終わりですかねー」という予想が的中した。スマートEXに登録しておいてよかった。試合を見ながらさくさく変更。


翌日から開催の黒鷲旗出場3チームは全て第1試合*1,次の試合の補助役員は免除のようで,試合が終わるや体育館をあとにしていた。ストレートだった早稲田−中央はともかく,筑波大はフルセットからの移動でお疲れちゃんである。

早稲田3-0中央大(25-18 25-21 32-30)


中央:WS9富田 MB18梅本 OP6谷口 WS17都築 MB12水野 S11牧山 L1柳田


早稲田:S2小林 WS1藤中 MB8武藤 OP15宮浦 WS3鵜野 MB14村山 L22北川


優勝争いカードではあったのだが,想像以上に一方的。中大,前日の無双はなんだったのかと。


そういう意味では,早稲田はチームとして調子に大きな波がなくて,個々の選手の好調不調はあっても,全員が駄目になることがなくて,チームとしてはその日その日一定水準にまとめてこられる。それだけ層が厚いのか修正力があるのか。どちらもだろうな。

筑波大3-2明治大(25-23 25-20 21-25 30-32 15-13)


筑波:WS14坂下 MB11高橋(4田城) OP13吉田 WS8小澤 MB1樋口 S5酒井 L9高橋結/12山口


明治:WS11鎌田 MB14松田 OP15池田 WS13小松 MB21三輪 S10鈴木(4s-19上林) L1小川


前日ベンチアウトだった三輪がスタメンフル出場。怪我などでなくてよかった。何をやったんだろうという疑問は胸に仕舞う(書いてる時点で出てる)。


筑波2セットリードからのフルセット。このカードは順位のわりに明治が勝ってて,筑波ファンからは去年は秋も春も筑波が負けたと聞いた。秋か春か忘れたが,自分が行かなかった日の対戦で明治が勝ってずいぶん驚いたおぼえがある。


第5セットはサイドアウトの連続でブレイクがほとんど無いまま9-9まで来て,小澤サーブで筑波2ブレイク。13−11から酒井サーブでもう1ブレイクして,筑波マッチ,からの明治の粘り。明治が13点目を取ったのは小川のレシーブが筑波コートに落ちた。


さあ明治あと1点と盛り上がったが,最後は坂下。明治の鈴木・上林のセッター争い(「争い」という言葉が似合うような様子ではない)が楽しい。セッター頑張れと思うことはものすごく多いので,まあなんかこう,がんばってくれ。

東海大3-1順天堂(25-19 25-19 21-25 25-17)


東海大:WS15島田 MB2佐藤 OP19新井 WS12山崎(24井上) MB3木本 S1永露 L18外崎


順天堂:S23小野 WS5浅田 MB21タナカ OP28岡本 WS2関本 MB9中村 L14角/31高橋


ほぼ筑波-明治を見ていたので特に第1セットは全く見ていないのだが,順大ちょと元気無かったかなー,と。この2チームあたりが中位グループになるのかしら,と思いつつの対戦。


東海大は,新井の取説の充実次第,というところか。今リーグさんざん「左利き養成講座」などと揶揄してきた永露だが,たしかこの試合では,反対の手で打つ場面はとくになかったような気がする。山崎後衛での井上弟レシーバ起用も定着してきた感。


島田を見ていると鶴田を思い出す。なぜかしら。

日体大3-2日本大(18-25 25-19 19-25 25-23 15-11)


日体大:S10道井(4s-13河東) WS20西村 MB26山本(4s-7丸尾) OP4鎌田(4s-1高梨) WS1高梨(3sー11仲本) MB9西 L23市川/19小川


日本大:S27谷越 MB10松村 WS44関根 OP40水島 MB9高 WS2西河(2s-41高橋) L15新山


メモ係泣かせの日体大対日本大。


日体大目線で見れば,今季怪我人が多く(ついに小笠原までベンチアウトしている)1年生を起用しながらチームを作ろうとしているところ(凌いでいるところ,かもしれない)日大相手に2セット先取からフルセットになったのは,喜ばしくない内容と結果だったのかな,と考える。


日体大のメンバーチェンジが興味深い(残念ながら,これを書いているのが5/10なので様子は既に忘れてしまっている)。第3セットを大差で落としてばっさり入れ替えたんだったかな。


OPの鎌田はけっこうイケテルと思うのだけれど,チームとしてうまくいかなくなってきたときに,高梨をOPに入れる。WSのときにカットに入っている(と思う)ので,OPにライト的な選手を入れてレフトエースにするのではなくてがらっと。


この日だったか前日だったか忘れたが,入った仲本が効いていた。GW開けの試合や夏以降どんな布陣で臨むかわからないが,去年までを踏まえると,西村・仲本+OP高梨が,おさまりが良いのかな,とは感じたところ。仲本出ないのもったいないし。


これができるのが今季の日体大の強さと思う。選手交替は(状況が好転する保証があるわけではないとか中長期的に少し我慢したいところとかいろいろいろいろ)リスクもあるが,見ている分には,うまくいってると感じることが多いかな。ここまで春のわりに勝っているが,試行錯誤する様子は変わらない。


それでもわたし自身,高梨にWSをやっていてほしい気持ちもある。

駒澤大0-3慶應義塾(22-25 21-25 21-25)


駒澤:WS11谷平 MB18山田 OP13齋藤(14橋本) WS19森田 MB23谷崎 S2丸山 L22山根/4宮崎


慶應義塾:WS23小出(3岩本) MB6片波見 OP8富澤 WS12マルキ MB19樫村 S18吉田 L25永田


あっさりカード@Aコート。日体日大のフルセットを見ている間に始まって終わった,というぐらいのさらっとした展開で,フックがない。こっそりひっそりコマ応援勢としては歯がゆい。


慶應は4連敗のあと4連勝。負けていた間も破壊力はあった。1度勝てるとうまく回るし,相手の強さもあるし。前季下位同士の対戦に入っているので,最終的にはかなり良いところに着地するかもしれない。(残り全勝もない話じゃないかな,とかとかとか)

東京学芸2-3国士舘(25-22 22-25 19-25 28-26 16-18)


国士舘:WS15熊切 MB36黒川(18金子) OP16山崎 WS1笠利 MB34齋藤 S20松川 L17柳/2野島


東京学芸:S9内田 WS23吉田 MB17東 OP3須貝 WS10濱中 MB25村岡 L11瀬戸山/18濱田


試合開始のホイッスルが鳴る前に,Aコートの第3試合が終わった。


1勝の国士舘と勝ち星のない学芸との対戦に注目が集まる。学芸が第1セットを取って,第4セットももう無理でも何でも取って,最終セットもデュースで。


2日連続のフルセット負けが,重い。


チームも,審判も,一部観客も,三々五々大阪へ。

*1:となるように,対戦カードを本来の9日目と入れ替えた模様。