2019年度春季関東大学男子1リーグ・1日目

日体大


20分一本勝負。いつものやつ(=Excelひな形)の仕込みもしていないし,家に帰りつくよりもさきに公式の帳票や有志のまとめが出る今となっては,スタメンとか交代メンバーとかをちまちま書くことに意味が。数年後の自分のためにはなるけど。


それがネックで書かないでいるのも,エモーションの出所がなくなるので,20分一本勝負。(のあと移動中に追記したら逆にドライブ感がなくなった。難しい)

A1中央大0-3順天堂


中大は,都築と水野がベンチアウト。怪我かなあ。都築は代表選考にも入ってますが。とはいえ,タレント揃いなのでまあまあ見たことのある顔ぶれ。


順大は,1年生はサイドの亀山。セッターは小野が戻ってきた。背番号概ね9番詰まり。岡本が19番。ややこしくなるやつ。


昨季6位7位の対戦ながら一方的な展開。牧山ご乱心発動。上記2人を欠くのはもちろん痛いし,今日の富田は良くない富田のほうだったが,それやこれ以前の問題として,チーム全体がボールが手に着いてない,足が地についてない,声が出ていない,という頭を抱えてしまう有様だった。


順大は関本が抜けているのだが,悪くなさそうなリーグ立ち上がり。

B1筑波大3-0東京学芸


筑波,樋口と酒井ぬけ。セッターは阿部,樋口のところのMBは1年のエバデダン・ラリー(松本国際)。


阿部は去年までもちょいちょい出ていた。というのもあって,チームの仕上がりは良さそう。背番号ステイ(1から7があいている)のも観客に優しい。


対する学芸は,OP小松,サイドが吉田と小野。MBは村岡と荒木田。リベロは大塚高の1年生(パンフにはサイドと書いてある)。がんばってはいたが,新チーム感が満ちており,現時点では地力も完成度も筑波が一枚上手,といったところか。

A2東海大3-2日本大


第1セットをあっさりとった東海大,ストレートで勝つチームじゃないよね,とおもったらあにはからんや。3-1でもなくフルセット。


日大は,1年生sが9番詰まって,番号大きい&人が多いゆえたいそうややこしいやつ。先般の日立明定期戦でも良さそうに感じていたが,その通り。粘り強いレシーブが身上。新山を中心にほんとによくひろう。セッターは1年生の三木。


圧巻だったのは第4セット終盤の水島のサーブ。それまでほぼとんとんで進み東海大リードでブレイクした20-18だったかな。日大がタイムアウトを取った。タイムアウトあけ,サイドアウトを取ってサーバー水島。そこから,サービスエース3本を含む4?5?ブレイクで一気に24点までもっていった。


水島は第5セットにもたしか1本ノータッチだったかのエースがあったと思う。


その局面の東海大,一瞬でもレシーバーを入れても良かったんじゃないかとも結果論では言えるのだが,コースを突いてコートの端に決まるサーブだったので打った水島が凄い。


昨秋新山と並んでサーブレシーブ成功率1位2位を取った水島,ライトポジションでスパイク本数もさほどではなく「守りの人」のイメージが強いのだが,こんなにすごいサーバーだったっけ,この冬どんだけ練習したねん,と舌を巻いた。


東海大は,セッターが山本龍(from洛南)。MBに佐藤(from東北)。リベロが外崎と井上(1年生の末弟ではなく真ん中のほう)とスイッチリベロになっていた。伊藤樹がコートに立っているのは喜ばしいが,伊藤か島田か問題は(自分にとって)悩ましい。


東海大一度も(ピンサもワンブロも)選手交代をしなかった。フルセットで。

B2日体大3-1慶應義塾


慶應はユニフォームに名前入り。素敵だ。サプライヤーアンダーアーマーにかわっていた。デザインは踏襲だが,微妙にちがっていて,その微妙な違い(胸のラインが少し低いのか腹番号が大きいのか)が微妙にバランスが悪い。リベロがちっちゃく見える。そして例によって上着ぶかぶか。ネームが入っているのはめちゃめちゃ素敵(降の「JAN」とか)だがその代わりなのかなんなのか、背番号がランダムになった。去年と変わった選手もいれば変わってない選手もいて、冨澤は21に。筑波の番号が変わってないことも考えると、毎年作り直す想定(契約?)になってないてことなのかね。それともたまたまかしら。


日体大はMB対角まるっと1年生。このあたりは、毎年恒例,春らしい日体大。インカレまでにチームを作ってくるんだろう。


代表候補のリストが出るたびに大きいセッターいないの?育てないの?とかなんとか耳に(目に)入ってくるが,この試合を見てから言ってねって思います。

A3明治大2-3駒澤大


6試合で唯一昨季上位が敗れた,と。明治は,5日前の日曜(日立明3大定期戦)にいた三輪が会場内にさえ見かけなかった。来られもしないほどでっかい怪我じゃなければいいのだが。MBは松田と安井(fromいちあま)対角。ほかはかわらず。


じゃなかった,リベロ。鳴尾。途中瀧田とスイッチ。


駒澤もセッター1年生。あとはまあぼちぼち。ずっとスイッチリベロしてた宮崎山根が山根オンリーになった。


おもしろかったといえばおもしろかったんだけれど,いやあ……うーん……双方決め手に欠ける譲り合いの結果の接戦。

B3早稲田3-0専修大


おかえり専修。1年で1部復帰。


第3セット,久保からOPを藤中にかえて,なのに久保下が久保みたいな使い方をしようとして「ソウジャナイ」みたいな話をしていたり。


早稲田は,藤中の抜けたところに村本が入った。いやあ。良い意味でのため息しか出なかった。ほんとにほんとにほんとに。


まさかサーブ打ってスパイク打ってとは思いもよらぬ思い込みが邪魔をして,アップが始まってしばらくしてもまだ「あのサイドの4番,なんか見たことある顔なんだけど誰だっけ」って首を傾げていたくらい。


役割はほんとにほぼ藤中的な感じで,村本はパスメインで,打つ方は大塚(from洛南)メイン。宮浦もいる。早稲田は去年のスタメン4年生が3人抜けて人はかわったけれどチームと約束ごとは変わっていない。顔ぶれの変化は小さくないほうのチームのはずなのに,受ける印象は堅実だった。


なにより,去年の全日本インカレのベストリベロ賞。堀江が手術で長期離脱の中,大学四冠のプレッシャーのかかる中でのベストリベロ。それを労い讃える堀江のコメントもどこかで読んだ。それだけでも涙腺崩壊十分案件なのに,今その堀江と並んでコートに立っている。どういうこと。


安定したレセプション,そしてワンタッチのボールをベンチをこえて追いかけて,ちゃんとコートに戻す守備範囲の広さ。それが二人同時にいるってずるくないですか。そこに,良い意味でフレッシュさのない,馴染みまくっている大塚。いやはや。


そんなこんなで,専修も思ったほどボコられなかったし,早稲田が強く見えたのも順位が下から当たっていくからというのもあるだろうし,どっちかわかんないけどこの先いろいろありましょう。