2019年度春季関東大学男子1部リーグ・11日目(最終日)
@浦安市総合体育館
浦安の体育館は3月のVリーグオールスター以来。最寄り駅は舞浜。ディズニーシー行きのバスが便利。近くにコンビニエンスストアがないのが難。アンバサダーホテルの中が最寄りか。ただ,5月の公園は近隣住民と思われる利用者でわりと賑わっていて,ロビーで軽食やお菓子(とコーヒー)が売られてはいた。
オールスターのときよりも照明が少なくてやや暗め。冷房がたいへん効いていた。
前週の広島で二面展開に惑わされず心して見ねばならないと気持ちを新たにしたはずなのに,結局この日もどっちつかずでぼーっと眺めていただけだった。ザッピングも楽しいんだけど試合の流れもプレーもわかりゃしない。
日本大1-3駒澤大
具体的に誰がどうということではなく,学芸を見てても思うし専修が4年生キャプテンじゃないのもそうなんだけど,この時期って就活時期なのよね。自分が大学バレーを見始めたころは就活が前倒しされてたからダイレクトに影響受けてなかったのかもしれないけど,近年はどんかぶりなんだろうか。自分が全くといっていいほど関わりがないのでわからないのだが。
日大のMBは貝原がベンチアウトで34番の2年生西岡。32,34,35,36と2年生ずらずら。31(水島)も途中から出た。関根が坊主頭になっている。
結果5勝8位の駒澤は,不安定ながらもけっこう勝った印象。第1セットだったか森田がただただサーブで狙われてローテを回せなかったときはどないなものかと思ったけれど,なんかしらんけど勝った。日大はもうちょっとどうにかしようがあったんじゃないかとも思ったが。セッターは谷越スタートで途中から三木。リーグ序盤は三木スタートだったが,真ん中あたりで逆になった様子。
慶應義塾1-3専修大
専修は,GWあけ1発目の駒澤に勝てれば7勝だったんだが。とはいえ,Aクラス入りの望みを大いに繋いだ。その後の試合で日体大が敗れたため専修が6位決着。
慶應は,華やかなりしころのOBに「今季ずっとこんな感じでした?」と訊かれて「こんな感じでした」と答えてしまいました。あんまり見てないのに。GWあけから樫村が出てるみたい。
明治大1-3東海大
第1セットを明治が取って,3-1で東海大勝利と予想したらその通りだった。第1セット・第2セット,びっくりするぐらい,ほんとにびっくりするぐらい新井が決まらなくて,本人の調子も上がらないぽくてサーブもさほど走らず。
で,セッターを真子にかえて正解だったのかな。だんだん新井の決定率が上がってきて,止められなくなった。こういう新井を見るのが気持ち良いしこういう新井を見たい。返す返すも,早稲田戦の新井不出場が残念でならない。楽しみは東日本インカレの決勝戦に取っておこうか。
樋内くんがうまくてはまってるし(星野っぽいよね,という話になった。),山崎の頼りがい増し増しなのもありがたい。MBのふたりもがんばってて,山本龍効果はもちろんなんだけど,今日みたいな展開で真子が出てきて勝てるっていいなあ。
早稲田がいろいろぶっちぎりなので霞んでしまうけれど,早稲田戦以外全勝の東海大はかなり盤石に強かったし,今年はもっと強くなれそう。例によってするっとセットを落としたりストレートで勝てない病にかかっていたりするので「ん?」ってなるけど,試合は落とさなかった。
一方の明治は,東海大から3勝差で3位。東海と明治の間には大きな差があるかなー。けしてまるで歯が立たないことはないのだけれど,もっと高精度に調子を維持しないと厳しいね,という点で差があった。新井の調子が上がったのに対して手を打とうとしていたようには見えたものの,如何せん自分らの攻撃が決まらずラリーを取り切れなかったのがしんどかった。
セッターに言いたいことはある。池田ちゃんが生きてこそだと思うの。ほんとに……もう少し早く交代してもよかったんじゃないのなんのための黒鷲旗だったの。ただ,人をかえて対応するのも方法だけど,そこは諦めないでがんばってほしい。
余談になるが,この日は順大のアナリスト氏が卒業研究のためのアンケートを行っていた。アンケート用紙を見たときには「最も応援している選手」を想定して回答する質問に対して「『最も』なんて決められないから答えられない」なんて言ってたんだが,この試合の終盤ごろに「『応援している』という意味では,今まさに,めちゃめちゃ特定個人を応援してるわ」という話になった。
ときに,明治のキャプテンがふわふわパーマで,さて。
順天堂3-1東京学芸
この試合はほとんど見ていない。学芸は,前半まったく出ていなかった4年生sが出ていた。内田スタメン瀬戸山もスタメン。リベロは濱中とスイッチで,前半リベロをしていた1年生の荒井がサイド。ちっさい。ちっさいサイド好きとしてはたいへん気になる。
濱田がレフトの対角。サイドは吉田,濱田,荒井,小松でぐるぐる回していた。小野がベンチにはいたけど出てなかったそういえば。
順大は,この成績は納得いかん……各チーム雑感は別途。
早稲田3-0日体大
昨季1位・2位の対戦とはいえ,申し訳ないが日体大には分が悪い。今日も西村(松葉杖は外れていた)は元気にエンド側スタンドで指令を飛ばしていた。タイムアウトで応援のリードしたときには気づくのが遅れて大変悔しかった。何をしてもかっこいい。どういうこと。
自分が見ていない小田原週はいろいろ試していた様子。今日はOP藤原で高橋仲本対角。MBに14番城野が途中出場。
早稲田お強い。
日体大は毎年春はあんまり好成績を残さない印象があるとは言っても,Bクラスは記憶にない。*1チームとしてはたいそう不本意な成績だろう。西村が途中で怪我したからと言っても外野はともかく当事者はそれを言い訳にはしない・できないじゃろうし。
筑波大1-3中央大
6勝同士の直接対決,負ければ5位,という状況で,これは手に汗握る展開。
なんだけども,見ている自分が冷房にあたって少々お疲れ。この2チームは今季良く分からない読めないツートップだった。
中大は日体大と同じく,春のいろいろやってみよう+主力離脱という状況。齋藤なり伊藤なり,OP中野を途中のセットからOP伊藤で中野富田対角にしてみたり,いろいろやってみて,出た選手は皆それぞれ自分らしくがんばってる。チームみんなでなんとか勝とうとしている様子は,大変良いかんじだった。
筑波が5敗で5位。このあたりは星の取り合いで団子だったが,開幕前の予想に反して苦戦した。自分の予想がいかにあてにならないものか。
成績発表
- 早稲田大学 11勝0敗 11.000
- 東海大学 10勝1敗 3.333
- 明治大学 7勝3敗 1.316
- 中央大学 7勝3敗 1.278
- 筑波大学 6勝5敗 1.158
- 専修大学 6勝5敗 0.864
- 日本体育大学 5勝6敗 0.870
- 駒澤大学 5勝6敗 0.818
- 順天堂大学 4勝7敗 0.833
- 日本大学 3勝8敗 0.704
- 東京学芸大学 1勝10敗 0.344
- 慶應義塾大学 1勝10敗 0.267
勝率とセット率が逆転しているところがちらほら。専修と駒澤は負けるときはすこんすこん負けていたが勝ち星で順位を上げた。専修は対筑波ストレート勝ちが印象深く,駒澤は初日の対明治フルセット勝ちが,なぜか全く記憶にないが,最後に効いた。おそらく東日本インカレ8シード。
個人賞
- ベストスコアラー:順天堂19岡本捷吾238(次点:日体大11高橋良234)
- スパイク賞:早稲田7村山豪65.5(次点:専修大3谷直也58.5)
- ブロック賞:東海大28佐藤駿一郎0.95(次点:明治大15三輪大将0.82)
- サーブ賞:早稲田8宮浦健人21.7*2(次点:明治大9池田颯太*3)
- サーブレシーブ賞:東海大9外崎航平72.3(次点:順天堂22高橋和幸71.3)
- レシーブ賞:早稲田4村本涼平
- セッター賞:早稲田10中村駿介
- リベロ賞:早稲田1堀江友裕
- 新人賞:早稲田18大塚達宜
- 敢闘賞:東海大4山崎彰都
- 最優秀選手賞:早稲田1堀江友裕
- 会長特別賞:早稲田18大塚達宣
- ベストオブサポート賞:東海大学,筑波大学
- 優勝監督賞:松井泰二(早稲田大学)
早稲田勢独占。スタメンで唯一個人賞がないのが武藤。黒鷲旗(NEXT6でスタメン7人中1人だけ圏外)に続いてここでも。ここまで来ると不憫。