2019年度秋季関東大学男子1リーグ・7日目
@専修大学生田キャンパス
気象条件が良かったので運動不足解消のために駅から歩いて行こうかとも思ったのですが,足を軽くいためているのを思い出して2km弱の登山は回避。帰りは下り坂で徒歩20分少々なので歩けます。
前週5・6日目は温泉旅行でお留守番だったのですが,対戦カードも試合内容も試合結果も盛り上がったようでなにより。そして今週は(反動なのか)かなり観客少なめ。3年前?2年前?の専修開催は観客を入れられなかったものですが。
きょうのチケットのお写真は日体大仲本。
駒澤大2-3東京学芸(23-25 25-19 25-22 18-25 12-15)
前半ゆいいつ全敗で折り返した駒澤,前季下位同士の対戦となる今日から,とくに1勝の学芸との直接対決は正念場,ではあったのだが,試合の入りはあまりよろしくなく,第1セットを落とす。
今日もまた負けるのか,という暗い気持ちを吹き飛ばすかのような2・3セット目ではあったのだが,勝ちきれなかった。
勝敗は紙一重の差でしかない。が,そのわずかな差が重い。
試合中になんとか修正しようとしている様子は窺えた。けして悪手ではなく,奏功したように見えた。途中MBを谷崎にしたのはスパイク打数も多く決定力もあるうえに雰囲気も盛り上がったし,OPに萩原を入れたのも,きゃっきゃしてまわりもいじってて明るくなって良かったんだよね。萩原と小野の対戦に一人ひっそりと「わーい,東商」と盛り上がれたし。
でも,結果的には,学芸の選手交代のほうが,大胆かつハマった。ほんとに,結果論でしかないんだけど。
ぼんやり見てて思うに,うまく言えないんだけど,今季の駒ちゃんはおされさが足りない。シティ派スマートスタイリッシュのおされ指向に見えておされじゃなくあっさりになってる,というか。とはいえ地を這い血反吐を吐く泥臭さの追求が似合うチームにも見えず,ゆえに,おされさが足りない。
シティ派は嫌いじゃない(むしろ好きだ)けど,1部で,フィジカル面で(も個々の選手のうにゃうにゃ面でも)他と比べていいとことんとんなチームなので,スタンダードオブスタンダード,オーソドックスオブオーソドックスでの勝負は力負けしているように見える。
まだあと4試合あるので悲観するには早すぎる。
早稲田3-0専修大(25-22 25-21 25-18)
早稲田ちゃん横綱相撲。第3セットの最後らへんは,コートの中にスタメンが誰も残っていなかった風味。
専修は春のAクラス入りは喜ばしいことだったけれど,秋の試合順の恵まれなさと引き換え。
日体大2-3青山学院(22-25 19-25 25-12 25-19 11-15)
青学は,東日本インカレで対戦した相手とのカードが続いたリーグ前半,東日本インカレで勝ったチーム(早稲田,専修,中央)には負け,負けたチーム(つまり筑波)には勝ち,そのあと,東日本で当たらなかったチームとの対戦フェイズに入って,明治に勝ち,東海に負け,今日は日体大にフルセット勝ち。
ビギナーズラックの側面も大いにあろうと見ている。
試合前には,とはいえ今日の相手は日体大,と見ていたので,青学の2セット先取に驚いた。勢いづいて調子に乗って,いけいけどんどんでぶいぶい言わせていた。
あの雰囲気から第3セットと第4セットを大量点差で取り返した日体大には唸ったし,セットスポーツの恐ろしさも感じたが,ファイナルセットを制したのは青学だった。終盤の粘りは青学の持ち味かな。
ビギナーズラックだけじゃなくて,コロンブスの卵というか,入れ替え戦の壁を破り東日本インカレで勝ったことを自信に繋げて勝ちを積み重ねているようにも見える。
日体大はセッター河東だった。去年あたりから,おおむね道井スタートで河東は交代出場が多い印象だけど,この試合はほぼ河東。
無意味なたられば妄想だけど,あまり高くない青学相手,だからこそ,「道井のブロックがチートw」を見たかったかもしれない。なんて,思ったり。1セットぐらい。
順天堂3-1日本大(25-22 23-25 25-17 25-18)
前半2勝4敗で折り返した順大が,今季好調の日大相手に良い感じの試合運びを見せた。わりとあっさりめ。
先週あたりに同じことを書いたかもしれないが,金澤がパワフルで良い。このところの順大にはなかったパワーヒッター系のアウトサイドだね,という話を。それこそ伊藤あたりまで遡るかもとか。スパイクの音が異質。
順大の勝敗もよくわからんねえ。中位が星の取り合い食い合いでかなりの混戦。最終的に6勝5敗あたりに多くのチームが集中しそう。
明治大3-0中央大(25-21 25-21 25-19)
第3試合はA・B両コートかなり気になっていた。第1試合の終了が大幅にずれたので丸々1セット以上ずれることを期待したものだが,A2が3-1でB2がフルセットと差が縮まり,B3もストレートで終わりそうだったところを徳俵で踏みとどまる筑波! に拳を握っている間に,A3が逆に意外なあっさり風味で,試合終了がほぼ同じになってしまい,あまり(ほとんど)見られなかった。
東日本インカレの3位決定戦のカード。そのときは中大が勝っている。今日の中大はこれが今年のスタンダードだろうという雰囲気のスタメンではあり,時折ちら見する限りポテンシャルの高さとハイパフォーマンスを発揮しているように見えたので,自分が見てない間に何が起きた,という感じではあった。
中大をここまであまりちゃんと見てないのでよくわからないんだけど,春とも東日本とも微妙にちがうし,そもそもあまりメンバーを固定しているふうでもなく,どうもよくわからん。
中大なのにフルセットゲームがない。負け試合が全部ストレートというのも,らしくない。
勝敗はさておき,明治は水野に相当ブロックの餌食にされていたように見えた。個人成績をみると,水野がブロックランキング暫定首位。春は半分ぐらい欠場していたこともあり数字上あまり目立たなかったように思うのだが,さすが名電印。
そして,池田と中野の創造3年生OP対決は池田に軍配だったのかな。池田のサーブが効いてねちねちブロックワンタッチを取れれば明治のペースなんだろうな(と,試合も帳票も見ずに書く)。島くんも手元で変化するフローターサーブが良い感じ。
小松が出てないのが手がぐるぐるのせいなのかそうじゃないのか,わからん。島くんのスパイクの高さと力強さ,悪球をものともしない勢いは(たとえ結果がスパイクミスや被ブロックであっても),かなり強みになっていて,小松前衛レフトローテがボトルネックに見えていたぶん,鎌田・島対角は正解かなー,と。後衛のときもステルスパイプだけじゃなくオープンっぽいトスの高い打点で勝負できるので,池田の負担も減ってそうな。
小松贔屓なので,ちょっと(かなり)淋しくはありますが。それに,レセプションは見ているほうが勝手にひやひやしちゃうし。
東海大3-1筑波大(25-14 25-20 24-26 25-21)
ストレート予想してもしかたない感じの1・2セット目だと思いません?
第2セットだったか第3セットだったか,筑波が目玉をがらっと入れ替えて,小澤OPで垂水・坂下対角のフロントオーダー。の,セッター前衛スタート。
だれか解説してほしい。フロントオーダーの特徴なんて,10年前ぐらいにちらっとおべんきょうしたけど身につかないまま忘れてしまっただよ。恒常的にフロントオーダーなのは日大ぐらいだよ。つまり,OPの選手が多めにレセプションに入る前提だとフロントオーダーがいいのかしら(日大のOPが水島だからというだけでほかの要素を一切考えずに書いている。でも日大も小田がOPで郡がレフトエースだった当時はどうだったっけ。バックオーダーだったような。忘れた)。
エバデダンのブロードがけっこう効く。が,ある程度割り切って捨てるのがよいのかもしれん。