バレーボール男子V1チーム対V1じゃないチーム公式戦試合結果まとめ
旧「天皇杯ファイナルラウンドに於ける『プレミア対プレミアじゃないところ』対戦結果まとめ」、いわゆる「ジャイキリまとめ」。今回は、黒鷲旗とV・チャレンジマッチのジャイキリストも同時に。
過去記事
天皇杯2007ー2014
cana.hatenablog.jp
天皇杯2015−2017
cana.hatenablog.jp
関連記事
長い前振り
昨日1/3にアメリカンフットボールのライスボウルのテレビ中継を観ていた。ライスボウルは個人的に少しだけ思い入れのある大会で、というのも今を去ること廿余年前、当時好きだった漫画*1の影響で少しアメフトに興味があったところにたまたま正月3日にテレビでライスボウルをやっていたので観たみたら志望校が出場していた、と。
ところが、今年の対戦はパナソニック対富士通だという。ライスボウルと言えば学生王者対社会人王者の対戦ではないのか、と不思議に思って調べてみたら、ちょうど今年からXリーグの日本一を決める大会にかわったという。去年のライスボウルが終わった後に、学生対社会人は去年で終わり、今後の試合形式は検討中と発表があったようだ。
曰く、社会人が12連勝中で近年は競ることもなく大差がつきがち。面白みに欠けるだけでなく、学生側からも怪我の心配の声なども出ていた、と。チーム作りの面でも選手のフィジカル面でも、社会人が断然強いということのようだ。
この表を更新していなかったのは、直接的には、VリーグがV.LEAGUEにかわったときにカテゴリ名称がかわって変更が手間だったからだが、いちばんの理由は「関連記事」に書いたように、新生V.LEAGUE初年度にあたる2018年度の天皇杯(2018年12月開催)でV1チームのVC長野と大分三好がいずれもファイナルラウンド1回戦で敗退したことにあった。特にVC長野対早稲田大学の試合は、わたしは対戦前から早稲田大の勝利を予想していて、それ含め「”ジャイキリ”とは……」というもやもやした気持ちになった。
昨日関東大学リーグ歴代個人賞リストの更新の際に対戦結果をまとめたExcelファイルが目に入り、ライスボウルを観たあとだったこともあって懐かしさも手伝って、手を入れてみようと思った。
以上、長い前書き終わり。
本題(天皇杯・黒鷲旗対戦結果まとめ 2016−2021)
検索性を考えるとテキストで入れるべきなのだが、表形式にする方法が分からないので、画像で勘弁。
過去記事で2017まで扱っているので2016年と2017年は重複しているが、それも勘弁。
天皇杯
注)など。
ジャイキリスト(2007-2021の途中)
天皇杯
注)など。
入れ替え戦(V・チャレンジマッチ)
注)など。
- 「2020年度」であれば2020/21シーズン終了後の入れ替え戦をさす。(黒鷲旗は開催暦年表記なのでずれてます。)*3
- ソースはほぼWikipedia
- なぜなら、Vリーグオフィシャルサイトの「公式記録」では、開催されたはずの年の記録が入っていなかったから。枠はあるのに。*4
- ということで、全体の対戦結果はWikipediaに詳しい。でも、2020/21入れ替え戦はまだ載っていなかった。
- 2010/11シーズンは開催なし(東日本大震災によるリーグ打ち切り)
- 2017/18シーズンは開催なし(新リーグ移行に伴い自動昇格)
- 2018/19シーズンは開催なし(V2側に条件を満たすチームがなかった)
- 2019/20シーズンは中止(VC長野対ヴォレアス北海道の予定だった)
所感
いわゆる「ジャイキリ」ゲームは、天皇杯と黒鷲旗とで、10試合ずつ。
試合数は黒鷲旗が天皇杯の倍近い。
天皇杯は、V1チームに1回戦免除チームが多く、「じゃない」方は、1回戦で会場練習、試合勘、勢い、などが得られている、という見方があるかも。トーナメントのシードチームが苦戦する、というのはよくある話。
また、大学はインカレ直後でチームとして完成されている。燃え尽きていたり時には新チーム気味で臨んだりということもあるが、インカレでうまくいかなかった借りを返したり、4年生との最後を楽しんだり。
高校も、春高直前で盛り上がっているところ。春高と同会場だとなお良い(なかなかうまくいかない)。
じゃいきらないまでも、おお、という試合になることは多く、最も記憶に新しいのは、今年の2回戦WD名古屋対ヴォレアス北海道。フルセットの大接戦の末に紙一重の差で名古屋が勝った(ように見えた)。名古屋は天皇杯を制したので、北海道は事実上の2位と言えるかも。
黒鷲旗は、試合数やV1側の事情(代表選手不在の年が多い、最大6連戦、新人お披露目や引退試合的なニーズあり)があってなおジャイキリ率は高くなく、学生側が新チームになったばかりという影響は大きい。いつも歯がゆい。
そんな中で2018年の堺ー富士通は富士通が2セット先取していた。V1対V2という意味では、黒鷲旗はジャイキリが期待できる……のだが、如何せんV2の出場枠が1チームになったので……
V1側が勝った試合も含めて、つらつら眺めていると、筑波大の検討が光る。