2021/22Vチャレンジマッチ・1日目

小田原アリーナ

また90日以上更新していないブログになってしまった。
ぽえましいことだけ書いておく。

ひさびさの、Vチャレンジマッチ(入れ替え戦)でした。
リーグ再編以降しばらく開催されていなかった入れ替え戦、昨季は久しぶりにV1-V2の入れ替え戦大分三好(V1・10位)-ヴォレアス北海道(V2・2位))が行われたものの、代替日程の5月連休かつ代替地かつ無観客。
なので、観たのはほんとうに久しぶりでした。船橋ひたちなかにわかれて開催した年以来???? だとしたらもしかして、VC長野はちゃ2→ちゃ1に上がったとき以来の入れ替え戦出場だったのかしら。もはや別チームの風情。
今季は、男子V2-V3が1試合、男子V1-V2が2試合の計3試合が同一会場。女子は同日程で別会場。トップのほうのファイナルと被るのもいつものこと。

試合の詳細は省きますが、3試合すべて下位リーグのチームが勝つ、という、あまり予想していなかった結果になった。

トヨタ自動車サンホークス(V2・10位) 0-3 アイシンティルマーレ(V3・1位)

こうなったレギュレーションに対して、言いたいことが山のようにある。
S2ライセンスがあれば=V2という、いずれ破綻するのがわかりきっていた仕組みで現行リーグを始めたこと。
そのため、V3参戦時点で翌年V2昇格が決定しているチームがあること。
ライセンスに「つよさ」をはかる指標があるように見えないこと。
案の定V2はチーム数が膨れ上がり、逆にV3は少なすぎて成り立たなくなりかけた年もあった。
いわんこっちゃない。
そこで、V2が15チームとなった21/22シーズンの開幕前に、来季からV2のチーム数減が発表された。11−15位の5チームが自動降格、10位のチームがV3優勝チームと入れ替え戦
いつかチーム数調整とV2・V3の入れ替え戦はするべきと思っていたが、それが今季かい? COVID-19のせいにして先延ばしにしていてもどうしようもない、それはわかる。わかる、が……。
チームの練習不足はおいておくとしても、リーグ戦の試合中止は想定できたはずで、その場合の扱いについて考える時間はあっただろうに……ええ……勝利数もポイントも多くのチームが接近していたV1男子の終盤に思い切り水を差したので、そのもやもや具合は今更言うまでもない。

とかなんとかいろいろあった結果の自動車10位決着、入れ替え戦出場、と聞いたがそれは試合後の話。今季自動車の試合を(もちろんアイシンの試合も)いちども観ていなかったし、そういった経緯も知らず今日の試合内容だけ見れば、「むやみに増やし続けたからじゃん」「自動車より下位の5チームはどないだったんよ」という感想だった。
自動車もアイシンも昨季は出場辞退したし、今季もまあそんなこんななので、人も大きく入れ替わってるし。アイシン、関東(の大学)色が強なったなあ。もともと中央大OB多かったけど、スタメンが中大オールスターズ(水野、斎藤、鈴木康)+専修(久保下、谷)+順天堂(岡本)+愛学(岡森)。岡森は以前どこかで観た(名前の話をした記憶がある)が、年齢からしてアイシンに入る前だろうからインカレかしら。とても良かった。
V3は今季は一度も有観客での試合がなかったそうで、Vリーグ参戦初年度の昨季は出場を辞退したアイシンにとって、今日が初めての有観客試合だったそうだ。応援に来た人たちには、活きの良い若い選手がぐいぐいやっていて、良い印象だったのではないかしら。爽やかだった。
対する自動車のほうが、新人がほぼ高卒で選手の回転も早いチームなので、観戦ブランクを感じた。あまり良くない意味で個人技のみになっていたように感じた。今日は。
得点率の差もあるので、明日の条件はかなり厳しいのだけれど、結果はさておき、試合で、良いところを出せるといいなあと思った。

VC長野トライデンツ(V1・10位) 2-3 ヴォレアス北海道(V2・1位)

いつもこっちのカードが先だったっけ。
第1セットから30点ゲーム。とてもエキサイティングな試合だった。
近頃の自分はほぼバレーボール観戦から足を洗いかけていて、試合もあまり観に行かないし、順位も試合日程も把握できていないし、新人選手にしろ引退選手にしろ何にしろ、情報キャッチできてもいないが、まあもういいかな、って。
なのに、この試合は観ていて気持ちが高揚し、わくわくする、おもしろい、かわいい、にやにやする、緊張する、きりきりする、いらいらする(?)、腹立たしくおもう(?)、わらう、等々、忙しかった。

旭川は、こんな環境のここ数年でも比較的観戦の機会に恵まれている。「明るく楽しくそして強く」を掲げる富士通とはカラーが違うが、やはり、やかましくて、うるさくて、アクションが大きい、明るく楽しく強いチーム。V2の中で圧倒的にフィジカル強そう。
アップゾーンでめいっぱい田城兄を定点観測していて、ヴォレアスちゃん、ミドル……って思ってたら、第4セット田城がコートに立った。対峙するには嫌な選手ですよ。そんで、まあ、今日のMVPは田城じゃろって、思うわけですよ。チャンはもちろん大活躍してて、めちゃめちゃ頼れるOPだし、インタビューも日本語でこたえてくれて、好きしかないが、田城出て流れ変わったよなー、とか、まあ、コートの中でも(外でも)、プレーでもプレーではないところでも、田城は田城にしかない田城らしさみたいなのがあって、何を書いてるのか語彙もなければなにもない。

なんだけど、終盤までけっこうな長野寄りで観ていた。途中でふと我に返って、中立に冷静に観ていればいいのでは、と気を取り直したんですが。
長野に対しては、ともすればけっこうなネガ感情(というよりも根拠のない思い込みからくるあまりよくない印象)を抱きがちで、試合を観ているぶんには目の前は現実なので、根拠のない妄想が入り込む余地はないので、よかったです。久しぶりにみる池田ちゃん(黄色ユニフォーム)はかわらずはんなりだった。山岸が三輪を酷使できる図もたいへん私得だった(もっと酷使していいと思う)。
わたしの中で池田こうたと山田こうたは同じ枠で、このあとの試合で山田こうたはとても良い仕事をしたのに比べるとこの試合の池田こうたは(すごくがんばっていたけれど)そこまで爆発してなくて、もっとがつんときてほしい、という希望がある。
ただ、帰る道々、今日の長野のプレーで、フルだったので結果論でしかないのだけれども、もう少し上乗せしたいと思えたところは、考えてみるとあれもこれも全部……うぎゃー、みたいなお気持ちになったので、黙って小田急線にゆられるしかなかった。

フルセットで得点差も大きくないので、明日は明日で仕切り直し。どちらにもかなりのプレッシャーがかかる試合になろう。
入れ替え戦は時として、重すぎて、居たたまれなくなる。こうやってお気楽に観てお気楽に感想を述べられるのも、まだ一日目で翌日があるからだ。

勝利の立役者だとおもう。田城貴之
20220409_ヴォレアス北海道-VC長野

大分三好ヴァイセアドラー(V1・9位) 2-3 富士通カワサキレッドスピリッツ(V2・2位)

長らく入れ替え戦が行われていなかったのは、V2三連覇の富士通がS1ライセンスを持っていなかったのも原因のひとつだった。その富士通に先日S1ライセンスがおり、入れ替え戦の舞台に戻ってきた。*1
富士通入れ替え戦での勝利は初めて、おそらくセットを取ったこともなかったのではないか。
それについての評価は詳しい人がするだろうからおいといて。

富士通は、借りてきたリスにならなかった。へんに大人しくもならず、萎縮もせず、全力で、真面目に、思い切りふざけた。
前の試合でヴォレアスが勝ってV2がV1に勝てるという事実ができたことも後押しして、富士通は自分たちの土俵で試合ができた。
V1相手の試合(大きな大会)だと、相手に縮こまったり、なにかやろうと気負いすぎて空回りしたり、そういう、ふだんと違うことになりがちなチームなだけに、ここで普段通りを、かなり意識して、貫いたのが、今日の富士通の強さだったと思う。
試合前、三好の応援団の音楽の「ずきゅーん」に合わせて全員で倒れる、というネタをやっていて、てっきりベンチで遊んでいるのだと思ったら、スタメン呼び込まれたあとでコートの上でやった。あれで、あたたまった。
劣勢のセット間に、加藤とジェフリーがラインダンスを始め、そこに柳田が加わった。

各々のセットは、先の長野-旭川戦と異なり、一方的な展開だった。
1・2セットはマイペースの富士通に大分が呑まれてあれよあれよと過ぎたが、第3セットになると今度は富士通が、突然切れた。1セット目の大分のような、足のうごかなさ、ルーズボールの処理ミスが目立つ。大分は交代で入った山田こーたが文字通り躍動し、試合の流れをひっくり返した。
第5セットは一進一退。どちらに転ぶかわからなかったが、最後は尾木のサーブが効いて、山田のスパイクをとめたのが富士通のマッチポイントだった。
今日終了時点での得点率は同じ。

V1に初めて勝った、そのときの。
20220409_富士通-大分三好

蛇足。

ぽえましいことを書こうと思って「記事を書く」を押したのに肝心のぽえましいことを書いていなかった。
富士通のベンチに、順天堂大学のユニフォームがかけられていた。
率先して変顔をし、変なアクションをし、ネタを仕込み、ふざけ倒している、笑顔を絶やさない柳田のその心中は、わたしにははかることなどできない。

*1:のも、最終盤に三重の試合が飛んでうにゃうにゃ……の由。なんだかねえ。