2022東日本大学選手権(男子決勝戦)
@墨田区総合体育館
女子決勝戦が11時から、男子決勝戦が15時から。
そもそも寝坊したのが悪いんですが、急いで身支度してあとは鞄を持って出るだけというところで急に自分の気持ちが切れてしまって、なんとか浮上して移動して着いたらちょうど女子の表彰式が終わったところでした。なんでやねん。
しょうがないので、炎天下の錦糸町で酢を探してうろうろしたりパンを買ったりベトナム料理を食べたりしました。サイゴンマジェスティック、通し営業だし、ランチセットの時間も長めなうえにグランドメニューも頼めるし、味もおいしい。ハーブの違いだけはどうしても日本では得られない。こればかりは仕方ない。
今大会は表彰式も簡易で、女子男子それぞれの試合後ただちに。こういうご時世だし、そうでなくても帰りが心配になる場面がままあるのでこれもひとつの方法だと思う。ただ、結果的に東海大が男女揃っての優勝だったので、一緒に表彰式できればよかったね。と。記念撮影は客もはけたあとで、一緒にしていた様子。
男子決勝戦 東海大 3(25-19 25-20 25-23)0 筑波大
筑波大:19中西 18柳田 14エバデダン 15砂川 9垂水 7西川 L22木村
東海大:5櫻田 10佐藤隆 3池田 22中道 4樋内 2佐藤駿 L18高木
筑波大は連覇(3年ぶりの)がかかる。
3年前北海きたえーるで観た円陣、高らかに響く「桐の葉」。1年生だったラリーの表情が目に焼き付いている。
対する東海大は今年の春リーグ覇者。東日本インカレは決勝戦進出が2015年(花巻)以来。前回前々回はベスト4にも入れておらず、しばらくセンターコートから遠ざかっている。
ーーと、ここまで書いて寝かせていたら、7/16(?)のバレーボールチャンネルで東日本インカレの様子が放送されたようで。あいにくわたしは観ていないのですが。
ストレートだったし、各セットの点差もあったので、ざっくり丸めると一方的と言うことになっちゃうのだろうか。そうでもないと思うけども、双方ブレイクが多くて(サーブポイントもサーブフォルトも多くて)、試合展開が早かったような印象はある。
第1セット第2セットはたしかに東海大のペースで、もう一波乱あることを期待したし、東海大も崩れるとどうかな、なんて思っていたのだけれど、筑波大は前日がハードだったのも大きかったか。第3セット開始早々に西川が負傷(着地で捻ったのかね)退場したのも辛かった。交代で入った1年生の平野(高崎高だ!)は急な出場だったけれどがんばっていたし、筑波リードで競りつつだったので、それだけが理由ということはないんだけど。西川も15−15でコートに戻れたし。それから、筑波のリリーフサーバの職人ぶり、素敵。10番の木田はいまコーチやってる安藤くんが10番で神ピンサだったのを思い出した。最後21−24でリリーフサーバーで出て、2連続ブレイク(ブロックで佐藤りをシャット)、3本目のサーブも崩した。結局スパイクミスで終わってしまったけれど、簡単には終わらせないよって。
筑波大の「また」感もある銀メダルはちょっとしょっぱい。垂水も西川も、飛田給で春高の決勝戦を観たときの3年生で印象深いし、砂川も柳田も同じく(こちらはてれびかもしれないが飛田給かもしれない)春高で覚えた選手なので、この2年で全くわからないチームになった、という感覚にはならないが、彼らが高学年であることに時の流れの速さは感じる。いつも難しそうなことをさらっとやってのけて、クレバーでパワフルでポジティブでとても素敵なチームだと思っているので、あとちょっとのところで優勝できないのが納得いかないというかなんというか。そりゃ、相手のあることだけどさ。。2位はじゅうぶん立派な成績だけれど、表彰式の選手達はちっとも納得していなさそうな表情だった。準決勝で早稲田に勝ったのに、シルバーコレクターは3年前に乗り越えたのに、あとひとつが遠かった(インカレのBGMで「あとひとつ」がかかるともれなく涙しちゃう仕様)。
東海大は飯田が良かった。前日を観て、セット中盤で中道が前衛に回るところで1度(3ローテ)だけ入って、下がってサーブを打ったところで終わりがルーティンかと思っていたのだけれど、そうではなかったみたい。
決勝戦、第1・第2セットは池田のリリーフサーバーとして出場し2回ともブレイク成功(そして筑波がタイムアウトを取り、タイムアウト明けにサーブミスするところまでがワンセット)、第3セットは9−10のビハインドの場面で中道にかわって出場してずっと出ていた。手元の記録を見る限りでは無双の点取り屋になっていたわけではないけれど、軽やかさとリーチの長さとパワフルさが良く出ていたと思う。
12年ぶりの優勝
2010年以来12ぶりの東日本インカレ優勝。その年わたしは観ていない。福岡にいたから。当時3年生の小澤監督もいたかどうか。福岡だったような気がする。(パンパシのリーフレットを確認したら小澤さん入ってませんでした。なので東日本インカレのメンバーのはず。お詫びして訂正)。八子主将筆頭にスタメンのほとんどが不在で優勝した、めちゃくちゃ強かった、あの時以来。
そう考えると、かなり昔だ。
東海大たるもの常に強豪たるべし、というわたしの思い込みとは裏腹に、ここのところの東海大は、中の上というか上の中というか。早稲田の君臨をおいておいても、対抗馬、二番手という感じさえもなかった。
それが今年は春リーグについで二冠。あれこれと変則的な状況ではあるが、それでも実積には違いない。これを自信にして、秋に向けて、冬に向けて、また新たな一歩を踏み出してくれることを願う。今の4年生の代の中で極々ひそやかに推している樋内がこの大会キャプテンマークをつけて、キャプテンとして優勝し、表彰されていたのは嬉しかった。
表彰式のプレゼンターが積山先生だった。積山先生から賞状を受け取る東海大の選手達、そして優勝監督賞を受け取る小澤さん。すごく感慨深かった。小澤さん、何年目だっけ。すごく大変だったろうし大変だよね。これからも大変だよね。でも、なんか、ね。うん。
早稲田がトーナメントの大会で優勝しなかったのも、2019東日本インカレ以来。あの年はたしか監督がいなかった。今年はコーチが不在だったと聞いた。
秋リーグは、そして今年の全日本インカレはどうなるだろう。これを書いている今日は7月18日で、この1週間東京都の新規感染者数16000人などと恐ろしい数字になっていて、いや、もう、ほんと、勘弁して。