カナダに心動かされているお陰で,

夏物着物に必要以上の散財をすることは,取りあえず今年の夏は,回避されるかもしれない。買うとしても大人しくゆかた相場価格のゆかたを買うぐらいでしょう。……と,予想しているんだけど,どうかな。出ていくお金のことが頭をよぎるのももちろんだけれど,興味関心バッファが変動するんじゃないかと。


昨日話題にのせた「大きな森の小さな家」を書店で探してみた。わたしが持っているのと同じものは見当たらなかった。15年以上前のことですからねぇ。大きな書店ならばまだあるのかもしれないけれど。


酷評していた「大草原の小さな家」の方は,おぼろげな記憶との突き合わせではあるけれど,講談社青い鳥文庫じゃないかと。背表紙のデザインがそんな感じ。そちらは一揃いあったので「大きな森の小さな家」をぱらぱら眺めてみたけれど,やはり今ひとつわくわくしない。やはり訳文の所為だったんかもなぁ。


メープルシロップのお話を確認してきた。春浅い日,おじいちゃんの家でメープルシロップ採取し普段使いの砂糖に加工する為の大作業。その一大イベントに親戚中が集まる。子ども達もおめかしをして馬車に乗って,おじいちゃんの家に出かける。子ども達は皆それぞれお皿に真っ白な雪を山盛りにし,そこにおばあちゃんが煮詰まったメープルシロップをたらたらと回しかけてくれる。冷めて柔らかくかたまったところを食べる。メープルシロップはたくさんあるから,おなかいっぱいになるまで何度もおかわりができる,そんな話。


19世紀半ばの開拓時代,物語の舞台はウィスコンシン州。それが何処かは訊かないで。


ちなみに,「大きな森の小さな家」に興味を持ったきっかけは,学年違いの課題図書だったからだ。県の読書感想文集というのが毎年作られていて(読書感想文コンクール優秀作品が掲載されている),わたしは毎年それを買ってもらっていた。そこで優秀作品の感想を幾つか読んで,本を読みたくなった。


子どもの感想文も「このレビューは参考になりましたか?」に値する。そりゃま,文集に掲載されるくらいですから。


余談になるがわたしの作文成績は幼児・児童・生徒各時代通してはかばかしくなかった。小学校の代表として市に提出されることすら,1・2度あったかどうかだ。「学校の代表」というと聞こえはいいが,1学年20人だったので,学年ごとのコンクールの場合,つまりは20人中の2〜3人の内に入るかどうかという意味だ。


小学校時代は運動と歌と習字以外の分野にはそれなりの自負心を持っていたので,たまに,自分の何処が評価されないのか気になることはあったが(評価されて当然だろうと思っていたという意味ではなく,何処をどう直せば選ばれるような作文になるのだろうという意味だ),低学年の時に1度だけ冬休み作文の市のコンクールでそこそこのところまで行ってしまった時に,何度も書き直しをさせられあまり愉快な気分でなかったので,コンクールで争いたい気持ちにはならなかった。