金曜日の夜,一人で外食するのはちょっとした贅沢と開放感が味わえて好き。

何か読む物を求めて書店に立ち寄ったら,コナンくんの45巻が出ていたので購入。食事をしながら漫画(雑誌・新聞・その他書籍等)を読むことが大変見苦しくお行儀が悪い行為であると,最近わたしにもわかってはきたけれど,ああ,お行儀が悪いとわかっていてもやめられない。公共のマナーは守りませう。


その後,Asian!がタイだという情報を数日前に聞きつけていたので,敵情視察(?)にFamily Mart。ちょうど品薄の時間帯だったようで,あまり揃っていなかったのが残念。店頭にAsian!の幟もないしさぁ。韓国や上海の頃と比べて地味になっていないか? そろそろ飽きたか。グリーンカレー入りのパン(白っぽいパン生地で中がカレー。揚げてないカレーパンタイプですな)を購入。なんかキワモノっぽい。明日の朝ご飯にする予定。


商品名と値段を表示してあるプレートに共通して書かれていた「Asian! タイ」のロゴにタイ文字で「あろーい」と書いてあり,それが読めた(そして意味が分かった)自分に一人ほくそ笑むのだった(“おいしい”の意だった……と,おもう……弱気)。当然瞬時には理解できないので,プレートにかぶさるようにしてまじまじとのぞき込んでいたわけで,傍目にはちょっと変な人。


Family Martに行く途中にある,ゲームを売っているっぽいお店が,実は中古ゲームの販売であり,同時に古書も取り扱っていることを,住み始めて3年半が経とうとしているにもかかわらず,今日ようやく知った。何度もお店の前は通っていたのだけれど(毎日ではない。数ヶ月に1度ぐらい),ごく普通にゲーム屋だと認識していてきちんと見たことがないから気づかなかったのよ。古書といっても,古本というよりかは,ユーズドの漫画や少し前にベストセラーになった単行本がほとんどで,逆にそういう古本屋があるといいのに,と常々思っていたわたくしには嬉しい驚きというか,もっと早く気づけよ自分,というか。


閉店間際(23時閉店らしい。遅くまで営業しているのも偉い)だったので店内の様子を観察する余裕はなかったのだけれど,それほど規模は大きくない感じではありつつ,売られている漫画の単行本は新品なみに綺麗な物ばかりで良い感じ。あ,そういえば値段見てこなかった。


田村由美の短編集がいくつかあって,読んだことのないタイトルのものがあったので思わず手にとって,……(略)……。「BASARA」もおもしろいと思うけれど,いっかいこっきりかせいぜい数回シリーズの短編が,案外好き。少女漫画の枠内で描かれる似非社会派な漫画が割と多く,どれもなかなかおもしろい。ある年のお正月,こたつに入って例のごとく賀状の仕分けをしていたらわたし宛に彼女から年賀状が届いていて(もちろん裏は印刷されたもので,赤一色の簡易印刷系風合いだった。宛名は手書きだけれど誰が書いたものかはわからん),なんというかその場には家族もいたので,それまでは「あ,○○さんからだ」などとぶつぶつ独り言を言いながら分けていたのが急に何も言えず。たいそう動揺したものだ。何故我が家に年賀状が届いたのかさっぱりわからなかったのだが,届くからにはそれなりのアクションをこちらから起こしていたのだろう。そうでなければ,適当に本屋で雑誌を買っていただけのわたしの住所氏名を小学館なり田村由美本人なりが知っていようはずがない。しかし,必死で思い出そうとしてみても,やっぱり記憶のかけらにも残っていなかった。


こちらから起こしたアクションといっても,考えられるのはファンレター(というよりは感想の手紙と言った方がより適切)だけなのですが。自覚的に格別のファンではないから,出すとは思えず。「BASARA」に対して出すとはもっと思えないので,読み切りで掲載された短編の感想でも送りつけてしまったか。記憶に残っているファンレターと言えば,もっと若い頃(今でも若い。幼いと呼ぶには少し大きくなっていたけれどまだ子どもに分類される頃)に一通出したのだけなんだけど(無地の官製はがきに自筆で返事が来た。そのときこそ,年賀状の300倍ぐらい恥ずかしかった。学習机の引き出しに大切に(無造作に)放り込んでいたが今は紛失しているだろう),記憶にないところであと2〜3通ぐらい出しているかもしれませんな。やれやれ。


この2通のファンレター返しの話,以前にも書きましたね。途中で思い出したけれどせっかく書いたのを消すのももったいないのでそのまま。


わたしは,見知らぬ中学生女子(を含む見知らぬ複数人)からファンレターが届くといった経験はこの先もなさそうだからこれは想像でしかないけれど,たまに紛れ込む知人からのメールへの返信すらしばしばなおざりにしているぐらいで,見知らぬ他人様からDMの類でないメールが届いても(近頃では1年に1度も起きない珍事ですが)返事を出さない超不届き者で,なので,たいそう読みづらい悪筆でよこした中学生女子(高校生女子だったかもしれない)からの手紙に対して,はがき一枚とはいえわざわざ返事を書いて50円(だったっけ)の郵送料を負担して(本人が負担したわけではないかもな。でも官製はがきであるところが自己負担っぽいよね)送付するという行為は,当時はそれほどまでには思っていなかったけれど,実はすごく「いい人」(「いい人」ってのも変な言い方だけど)で,なかなかできないことだと,それはすごいことなんだと,後々になって思うのでした。しかもすっごい字ぃ綺麗だったし。


話が随分逸れたけれど,そんなわけで読んだのは「踊る教室」。2編納められていて,表題作が未読だった。もう一作の「ぼくらの村に湖があった」(タイトルうろ覚え)は何故か既読。別コミ別冊少女コミック小学館)を買ってたのは,高校に上がってピアノを辞めてから高校を卒業するまでの約3年間,と思うのだが,はて。高校2〜3年にかけては「Cobalt」(集英社)もなんだかんだで毎回買っていて,Cobaltの方は隔月刊でしたが(別コミは月刊),なんちゅぅかまぁ,CDや少女小説(?)や少女漫画に時間とお金をけっこう注ぎ込んでいたものだと思うものです。自分が買っているのの何倍もの数を借りているし。(0:43)