今日も雨降り
風が強い嵐の日も,逆に霧雨のような小雨の日も,レインコートがあるといいよなあと思う。いつだったか神宮で現地調達した500円の雨合羽,かなまるに「こういうのは使い捨てだよ」と言われながらも捨てるのが勿体なくてとってあったはずなのに,ずっとその辺に放置していたのを急に片付けたものだから,どこに仕舞ったかわからなくなった。こないだの暴風雨の朝など着ていこうかと考えたのに仕舞い場所の見当が付かず,朝の短い時間では探せなかった。
いずれにしても日本ではあまりレインコートを着る習慣がないようで,よほど酷い雨でも雨合羽も長靴も装着しないのが普通。まれに着ている人もきちんとしたレインコートで,スタジアムで見かけるような白い半透明のは通勤電車や街中ではとんと見かけないのは何故。スプリングコートもそろそろ暖かい日がでてきたぐらいだから梅雨や秋霖では長袖のコートは蒸し暑いというのもあるのだろうが。長靴も,そのままオフィスでもはき続けることを考えるとうっとうしい。履き替える靴を持っていくのも荷物になる。おおかたそんなところだろうか。
話は飛ぶが,絹は水に弱いそうで和装では雨コート(と呼ばれる事が多い。雨合羽でもないしレインコートでもなく)は必須。爪革付きの時雨下駄は何年か前に買ったもののコートを未だに持っていないので,雨の日は出かけられない。今朝,綺麗な浅葱色の一部式の雨コートを着た女性が電車に乗ってきて(足下は雨草履,傘は16本骨の洋傘)1駅乗って降りていった。(ちなみに「綺麗な」は「色」にかかってます。その女性も綺麗でしたが。)。雨の日に気分を明るくさせる爽やかな色合いで,着姿もすっきりしていて素敵だった。
着た状態を見ると一部式のほうが断然美しいが,寸法や取り回しや使い回しを考えると,二部式のポーチ付き安物でも充分だろうしそのほうが便利そうでもある。前々から疑問なんだが,コートを着るときに長着の裾を端折るのって,人前でやっていいことなんだろうか。長襦袢は下着と思うので(袂の振りは見えてても),見られるのはどうも。かといって,じゃあどこで? と。悩ましい。
で,裾がどうのこうまで気にしないといけないのだとしたら,ぐじゃぐじゃ悩むよりも雨に強いポリエステルの着物一着で解決したくなる。単の季節はたいがい雨が多いので,ポリエステルの単の小紋が一着あるといいなとか(まだ6月が遠いから書けるんだろーなー),さらに袷も一着あるといいな,とか。
しかし6月ごろは帯を何を合わせるのがいいのかサッパリわからん。麻には早かろう。かくして,母親譲りの袖の長い紬(秋っぽい色),古着屋で調達した無地の紬,古着屋で調達した小紋,と単の長着はすぐに思い浮かぶだけで3枚もあるのに合わせる帯が一本もなく,ひたすら箪笥(の上)の肥やしとなっている。あー,6月ごろは長襦袢もわからんね。手持ちはモスリンの次がいきなりキュプラ絽の二部式。それはそれでいいのか(いいのか?)。祖母の綿レースの長襦袢もあるけど,あれは今の自分には身幅がまったく足りない。夏物は奥が深い。
それやこれや,物欲はあって池袋の東武百貨店の呉服フロアから企画催しの案内が来る度にぐらぐらくるのだが,このところ予定が立て込んでいてなかなか池袋まで出かけることもないので,大枚をはたかずに済んでいる。
ヤクルトはなかなか連勝できずまた5割に戻ってしまった。石川がびっくりするぐらい良いのは嬉しいけど,村中もまずまずだけど,リオスがどうしようもなく期待はずれ。これから中日・阪神と続くので,気が滅入る。
ラーメン屋でよしながふみシリーズ,「愛すべき娘たち」を一息にパスしていざ「大奥」に突入。置いてあるのが2冊だったのでそれで完結しているものだろうと読んでいたのに,どうも話の途中っぽい。もやもや。どこか続きを読めるところがないだろうか。買ってもいいけど置き場所がないんだよなあ。そして完結しているんだろうか。どきどき。なんというか,ジェンダーがぐらぐらする設定。
ICレコーダが欲しい。
なんだか物欲の権化日記のようだ。週末の中日戦に行きたい気持ちと予想先発考えて怖い気持ちと。今日の中日阪神は23時1分まで試合をしていた。どっちもピッチャーが良いなあ。羨ましい。