2012/13Vチャレンジリーグおしまい


自分用まとめ(年末に楽をする用)。


11チームによる2回戦総当たりで行われた。


優勝はジェイテクト。2位がつくばユナイテッドサンガイア。いずれも18勝2敗。セット率でジェイテクトがサンガイアを上回った。


上位2チームの直接対決はいずれもサンガイアが圧勝している。サンガイアの2敗は,筑波大の現役学生が合流する前の開幕直後のものだ。そういう意味で,開幕がもう少し遅ければ,メンバーが整っていれば,ほんとうの実力で言えば,といいたい気持ちが,ないわけでもない。たらればは存在しない。

優勝:ジェイテクト


昨季の終わりから「プレミア昇格」を掲げ,今季開幕前にはなりふり構わぬ大補強も敢行した。堺BZから移籍という形になったエンダキを要してのリーグ戦,どうなることかと思われた。


蓋が開いて。たしかに勝ち試合は圧倒的だった。セット率では群を抜いている。下位チームとの対戦では相手に各セット15点程度しか与えず1時間程度で試合が終わるという,興行的にイカガナモノカレベルの試合も多くみられた。


しかしサンガイア。自分で観ていないので何とも言えないが,サンガイアにはどうにもあっさり負けた気配が漂っている。今季ジェイテクトの試合を観る機会が少なかったので印象もなにもあったものではないが,勝ち試合であってもセット終盤にもたついたり,しなくていい失点をしたり,という場面は何度もあった。加えて,人材豊富すぎるサイドアタッカーが,人材豊富すぎるが故に,劣勢になったときの打ち手を固定できず,といった感。


要求が高すぎるのは承知だが,このままの状態であればチャレンジマッチに挑んでもちょっと厳しいだろうな,という印象が拭えないままだった。対戦相手も決まって,あと2週間,年度替わりの忙しい時期ではあるが,どれだけ仕上げてくるか,祈るような気持ちである。


いずれにしても,優勝は優勝だ。昨シーズンは最終戦のサンガイアとの直接対決を制して,しかし2位だった。チャレンジマッチ出場権のみに意識が行き勝ちだが,リーグ優勝は1チームだけに与えられる栄誉なり。MVPは松原だそうだ。そのことは嬉しい。サーブ賞もさらっとお取りあそばしたご様子。さすが。個人的には浅野の白さにときめいた。


(最終週の会場が分かれていたので表彰式もそれぞれの会場になったのはちょっと残念。ただ,上位2チームがそれぞれホームで最終戦を迎えられたことを考えると,去年のとどろき集中よりも今年の形のほうが良いのかな。

2位:サンガイア


黒鷲旗には筑波大(インカレ優勝)との2チーム出しの形になる。筑波大組抜きの編成も気になるところ。


東北学院大(在学中)の瀧澤は,筑波大組が不在の開幕直後もサンガイアに帯同していた。なかなか存在感のある選手。それからスパイク賞の椿山。決定率が高く横幅を広く使ってくるスパイクもすごいが,わたしはサーブが好きだ。


リベロの吉野が敢闘賞。敢闘賞をリベロが取るのはかなり珍しいんじゃないか。調べてはいない。しかし,吉野リベロと知って「ほほぅ」と思うぐらいに,吉野は素敵だ。

3位:警視庁


昨秋の天皇杯(関東ブロックラウンド)で胴上げをされていた岩知道さんは選手登録はされたままついに一度も姿を見せることはなく,今季の正セッターは昨季までオポジットで出ていたキャプテンの中田学がつとめた。


14人いないチーム。堂々の3位。小平のどうしようもない試合の印象が強すぎて,その後警視庁の勝ち試合を幾つも観たのに,結局,何がどう強かったのかよくわからない。悪い意味ではなくて。


刈谷ジェイテクト体育館で行われた最終日に,その中田が胴上げをされていたらしい。えと,つまり,そういう意味で。


3位って,黒鷲旗出場権なんですよね。何事もなければ。黒鷲で観られるであろうことは嬉しいのだがしかし。そこまで待ってはもらえぬだろうからなあ。

4位:富士通


3位と4位の差は平たく言えば「下位チームの取りこぼし」的な。富士通は波が大きすぎた。ぽこっぽこっと負けていたのが響いたか。


岡村,田中,渡辺しょうた。リベロも2枚使いなどなど,去年までのほぼ固定気味だったメンバーから動きがみられたシーズン。ベンチ入りの選手をいろいろ使っていたかな。個人賞がいないことにも現れているかもしれない。

5位:東京ヴェルディ


来る者は拒まず感に溢れたヴェルディ。シーズン毎に選手そうとっかえと言っても過言ではない。それでも今までは奥田と溝口と飯塚がいてあとがそうとっかえだったんだけど,今季はいよいよ,溝口がいて総取っ替え状態になった。


わたしが観た試合はほとんどセッター浜田だった。次第にその光景が馴染んできて,すっと「ああ,セッター浜田ね」と通り抜けていくかんじ。去年はレフトが多かったけども。


何をおいても,根布屋の加入が大きい。ひとり獅子奮迅の活躍になる局面もちらほら。根布屋が安定してたから,マサやらセンター線やら良い感じで使えていた。終盤の勝負どころの試合に出られなかった(噂レベルではぎょーむつごー)のが致し方なし。


そして最優秀新人賞。


驚いた。リーグとしてはたしかに新人だ。間違いない。しかし,袴谷ならまだわかるけど根布屋だと「し……んじ,ん?」みたいな気持ちになるのは何故だろう。


漠然と浅野*1かなーと思っていたところにすっげー変化球来たわ。昨季の最優秀新人賞平野君だぜ。


浅野でも袴谷でも瀧澤でもなく,田中まーくんでも岡村でも赤澤でも早瀬でも自動車の愉快な仲間達でもなく。今季は素敵な若手さんがたくさんいた印象だけど,チームコミット率の高さはそりゃあ根布屋がダントツだっただろうよ。プロ野球の世界で言えば,大卒社会人経由の即戦力だもんな。


溝口キャプテンブロック賞。

6位:大同特殊鋼


終わってみれば定位置感に溢れた。


辰巳が最多得点。辰巳辰巳辰巳になっていたんだとしたら,辛いところ。

7位:近クラ


試合を見る度に出てる選手がぜんぜん違う謎チームだった。たぶんどこか1週,近大っ子がいない週があってだね。


見てた試合は楽しかったりわりと強かったりしてたのが多かったので,特殊鋼よりも上に行くかな,と思っていたけれど。


結局,本多弟と有薗ぐらいしか認識できていない説もあり。ネタ的に見ていた感なきにしもあらず。

8位:兵庫デルフィ,9位:きんでん


試合観戦機会にめぐまれなかった2チーム。いるかはそれでもそこそこ見たかな。きんでんは実質0,かなあ。無念。

10位:自動車,11位:トヨペ


この2チームのブービー&最下位も安定してきていて,なんだかなあ。


自動車は,一気に若返りをはかり,コートにいるのがほぼ10代というよくわからないことになっていた。そしてそれがかわいいので,応援しようなどと思うのだった。稲城でサイン入りマスコットボールもいただいたしね。


トヨペは,試合に立ち会った数はそこそこ多かったと思う。勝敗に関しては,なかなか辛いところよね。

見にいった日


1/13@小平,1/20@新宿コズミック,2/23-24@稲城,3/2-3@川崎


2月1週目の宮前に体調不良で行けなかった以外は予定通り。6日間。関東開催が多いこともあって比較的たくさん行っている。チームの偏りはかなりあるけど。

*1:博亮さんのほうね