2013年度関東大学秋季リーグ男子1部・5日目の振替その1
@日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館
台風の影響で5日目(9/16)の試合が延期となり,男子1部は2試合×3日程に分かれて開催されることとなった。第1弾は9/19(木)。平日ナイター。
- 体育館の入り口は無人。受付なし。よって,入場無料*1。報道許可証や撮影許可証等の申請もなし。
- 18時開始の2コート同時進行。開始時のアナウンス「ただいまより,……」はあった,と記憶。ただ,審判の紹介についてはうろ覚え。
- レフェリーは主審・副審とも,ちゃんと来てた。学生審判などではなく。
- 補助役員は,カードクロス。日体ー東海の試合は,ラインジャッジが順大。おそらく得点等が武大。順大-武大の試合はラインジャッジが日体大。おそらく得点等が東海。
運営おつかれさまですなのです。客入りは,想像していたよりは多かった。
日体大3-0東海大(25-21 29-27 25-20)
日体:1渡辺 9田井中 20山田 31峯村 19小宮(2s途中-7鎌田) 16田尻 L34山本/6大内
→東海:1鶴田 22栗山 36松林 31久原 3池田 35椿 L41井上
マッチアップの妙のあるカード。
- アウトサイド対角の背番号が1と31
- 1は4年生キャプテン,31は1年生(の春開幕スタメン)
- 1さんは,コート内4年率が低い中でキャプテンしている点が似ていて
- 31さんは2人ともあどけなさが残る春の初めからほぼ出ずっぱりで,たくさん拾ってがんばってるで賞なところがかわいくて
- 1のサーブは1が受け,31のサーブは31が受けることが多い。前衛でもスパイカーとブロッカーとして相対する。
- もう,この二組だけで,ばんごはんおいしくいただけます(実際にはひどく空腹でした)
- さらに,今秋は田尻と椿。どちらも細身で長身のセッター。これは,それだけと言えばそれだけなんだけど。(そろって顔がかわいいという説もある)。
- それから,山本と井上。1年生リベロ。井上は東日本インカレからですかね。これも,それだけと言えばそれだけなんだけど。(そろって顔が(ry
- 後半鎌田が出てくると,ポジション6のMBが左打ち,という共通項も増えた。稀少なレフティみどらー贅沢使い。
- なんと,監督からして,広島出身の日体大出身だそうだ。
ここまで被っているんだから。東海のアップゾーンで何かを訴えるかのようにぴょんぴょんジャンプしていたささーき氏をみていると,なお一層,松林には悪いがちょっとささーきに替わっていただいてさらに状況をややこしくもといおもしろくしてはいただけまいかと強く思っていたものだった。OP福岡対決てことね。山田は大濠で佐々木は東福岡。
つみさんイケズ。
閑話休題。
観ている人が少ない試合についてあれこれ書くことはそれがてんで見当違いであることが確認されづらいから腰が引けるのだけれど,まるめちゃうと「日体安定してるね」という話になるのだろうか。
隣のコートとザッピングしながら観ていた時間帯も多かったぐらいで,熱心に観ていたのは第2セットの後半ぐらいなのだが,試合全体を通して観ると,正直なところ,あまりコンディションがよろしいとは言い難いぐだぐだな攻撃も珍しくなかった。お互いに。スパイクにならないというかセッターと合わないというか。
ナンダカナーという気持ちはありながら,それでも日体はいつの間にか立ち直っちゃって,第3セットは日体さくさく進行という感じになった。
第2セット,セット序盤からセットポイントを握るまでずっとリードし続けていた東海が,21-24から追いつかれてデュースになり,結局セットを落としたのが大きかった。あれで「あー,ストレートだな,こりゃ」という気持ちになった。
21ー24で東海松林が打ったサーブはレシーブを崩し,山本が繋いだボールを後衛の渡辺大地が返した。たしか返しただけ,だった。東海側はトランジションで椿が奇襲をしかける。成功したかに思え,セット終了とわたしが早合点しかけたそのとき,ボールはしっかり上に上がっていて,そして,峯村がブロックアウトを取る。
そこから峯村のサーブ。東海のスパイクアウト,峯村のノータッチエースと続いて24-24のデュース。次のラリーも最後を山田が締めて,日体のアドバンテージ。一気に4得点した。
セットポイントを取ったのも山田だった。ここぞというときに山田がいる。これはでかい。ラリーが続いてるさなかに突然山田が現れたときのあの絶望感ね。エックスとかで背後から出てきて球速早すぎるスパイクぶっこむのやめてください。生きた心地がしない。(ほめてます)。
コミットブロックずどん,とか,クイック決定率高めなMBとか,そういうのもあるけど,攻撃面はやっぱり山田さん。そこに関して,3年生の山田さんと1年生の松林さんとのアレやソレを感じなかったと言えば嘘だ。特に第2セットはほんとに山田にやられたというかOPの差が勝負を分けたように見えた。
でも,日体が,ときおりぐだりながらも崩れないのは,レシーブが堅いからなのかもしれない。なんだろうね,あの,「落ちた」と思ったボールが落ちていないレシーブの凄さ。とくにブロックフォローだとかの前衛のネット際のごちゃごちゃしたところのボールにすごく強い。第2セット22点目に繋がった東海の奇襲(はやすぎてわからんかった。ツーアタックだと思うのだが)を拾ったところもそうだし,27点目,大地のスパイクをシャットアウトした(と思った)東海さんが半分ガッツポーズしかけたのに続いていたときもそう。
日体大開幕5連勝。失セット1のセット率15.00でぶっちぎりの首位をひた走る。徐々に上位との対戦になる中,どこまで伸ばせるか。
一方の東海は,目先の勝利を是が非でも取ろうとするならほかの手を使うんじゃなかろうかと思ってしまう部分があり。けして試合を投げてるとか勝つつもりがないとかいう意味ではない。うー。まあ。うー。うー。
鶴田さんの運動量は半端ないなあと気がついた。拾って走って打って走って拾って走って打って走って拾って。一瞬たりともサボらない。次に自分をどこに置けばいいのか,どういう動作をすればいいのか,常に一手先を考えてすぐに体を動かしている。1年生に囲まれながら,半分の時間をコート内唯一の4年生として。守るのも攻めるのも,頼りになる鶴田さんとして。この試合はストレート負けしたけれど,中大とはフルだったり順大や専修に勝ったりと,戦前のわたしの勝手な予想よりもいい戦いをしている。それは鶴田さんが支えているからなのだろうなあとしみじみと感じる。
順天堂3-1国際武道(25-21 22-25 25-20 25-19)
→順大:24浅野(3s:5佐野) 2細中 15柳田 22堤 12廣瀬 23渡邉 L21山崎
武大:22山口 7南 2三浦 1王 19桝谷 9櫻庭 L17新井
こちらは初めのほうと最後のほうを。あとはちら見。
順大は伏見がベンチアウト。スタンドで応援していた。びっくり。
相対する武大のスタンド。元気なことに定評があるはずの武大,試合開始時にメガホンを持って立っていたのは1人だけだった。最初は静かだったけど,対岸の順大にあおられたか,1人でがんばっていた。それに乗る武大アップゾーン。男子では珍しいかもしれない,アップゾーンが揃ってスタンド式の応援をするぶだいーず。ブロック決めたら踊ってたし,たまに歌も歌っていた。楽しそうねー。コートの中も楽しそう。
その後武大のスタンドにも少しずつ人が増えた。第3セットあたりで4人になり,隣のコートの試合が終わってお手伝い組が合流してからは,「らしい」武大になった。
みうらのノータッチエースが素敵だな,とか。楽しそうだな,とか。悪くない。2部っぽいといえば2部っぽいのだけれど。またどこかでちゃんと観たい。1セット取って,試合数は異なるものの暫定で駒澤を上回った。
それにしても,武大は武大の応援をしていたけれど,順大のスタンドは何言ってるかわからなかった。明らかにコートにいない人の名前なんだけど。コートにいる人に声かけてたんだけど。
そういったことは,ひっそり行われた振替試合のゆるさを感じられて,楽しかった。