2018年度関東大学春季リーグ男子1部・2部入れ替え戦


駒澤大学玉川校舎


久しぶりに二子玉に行きました。今回の入れ替え戦は二子玉で女子1-2部入れ替え戦2試合のあと男子1-2部入れ替え戦2試合。暑かった。上の観覧席には大きな業務用(?)扇風機が設置されていた。しかし暖かい空気は上に上がる。どっちもどっち。


直前まで迷っていたので遅刻気味。第2試合がフルセットだったこともあり,着いたのは第3試合の第1セット終わるくらい。

日本大(1部11位)3-2法政大(2部2位)(20-25 29-27 27-25 23-25 15-11)


日大:19内田 10松村 44関根 40水島 9高 41高橋 L15新山


法政;9伊元 24緒方 15大村 11藏田(16佐藤) 8前田 12西田 L10三木/20大吉


残留。かなり競った試合だったが第5セットは日大が勢いに乗った。


2部の上位争いも激しく,この場に出るだけでも大変。法政は落ちて以来3度目の挑戦だったとか。


日大は騒動の渦中だったので*1,やりづらかったりしないだろうかと少し気がかりだったが,幸い,そういう様子は見えなかった。


一時は,落ちられない意地と上がりたい意地とのぶつかり合いかな,とも感じたけれど,気持ちの強さなんてはかれないし優劣つけられないし,それも結果を左右する要素の一つではあるけれどそれだけで結果は決まらないものである。


日大に残ってほしい気持ちもあるし,そろそろ法政を1部で見たい気持ちもある。今年は藏田と谷平の背番号が同じなので余計に。


法政の選手も見覚えのある選手が少なくなった。孔明不在(?)でキャプテンマークは3年の西田がつけていた。竹田がバックローテに入っていたり,昨季ヴェルディで何度か見た佐藤が出ていたり。MBの前田は運動量の多い左打ちのMBで,田中を彷彿としつつもまたタイプが違っていて,興味深かった。すき。


サイド3人が1年生の日大,入れ替え戦どうだろうと思っていたが堂々としたもの。攻撃面では関根の安定感といった話になるのだろうが(この試合は良かった気がする),水島の存在感も大きい。

東京学芸(1部12位)3-1青山学院(2部1位)(25-22 25-20 25-27 25-18)


青学:2田島(8望月) 9中道 11中西 5薬師寺 7安田 3渡邉 L6佐々木/4横田


学芸:9内田 1杉山 25村岡 3須貝 23吉田 17東 L11瀬戸山/18濱田


だいたい駿台渡辺周馬がMBになっていて,それにしばらく気づけず,ポジション混乱していた。安田もコートにいて,何よりであるよ。


入れ替え戦出場回数は多いものの,なかなか壁を破れない青学。試合前の予想も,実は,入れ替わるとしたら2位-11位だろうと思っていた。今季は2部の試合を観なかったのでこの試合が初見になったが,はじめの2セットは,2部で全勝優勝したというのが信じがたい(これで全勝したのだとしたらほかのレベルがどうなのかと言いたい)ちぐはぐさと覇気の無さだった。


あくまで思い込みだけど,青学は2部で強い戦い方,みたいな2部サイズ感がある。そうは言っても第3セットは(学芸のミスに助けられた部分も大きかったとはいえ)よく動けてボールが上がるようになって楽しかったし,去年の東日本インカレでベスト8にも入った(たしか)ので,また東日本で良い試合見られるといいなあと思う。


一方の学芸は,青学と良いほうに対照的で,これは12位のチームじゃないよなー,と。それでもセット取られちゃうのがアレだけど,第3セットもたしか途中までかなり点差をつけられていたがデュースに持ち込んだ。21-24から東サーブのローテーションで3ブレイクして追いつき,さきに25点にのせた。第4セットは内田サーブのローテーション(青学S1レセプション)で大量の連続得点を奪う。7-6から11-6。2度目のサーブでもブレイクして19-14から21-14。この突き放しで勝負はほぼ決まった。先日も書いたが内田は怪我離脱以来,かつてに比べて精度がもう一つと感じることも増えて,たいへんもったいない。無理せず,また内田らしい良さがコンスタントに見られるといいなあと思う。


余談だが,会場提供の駒澤とお手伝いの国士舘に出場校のOBはもちろん,他大学の現役にも観に来ている選手が少なくなかった。友達の応援もあれば,純粋に観に来ている人もあるのだろう。こちらは人の顔を覚えるのが得手でないので背番号のついたユニフォーム姿でないと判別できない向きが多かったのだが,その中でも贔屓方面の選手がいることに気づいて,だからどうということはなけれども少々得をした気分。

*1:2週間ほど世間を騒がせていたこの話題も,これを書いている6月3日時点ではすでにあらかた忘れ去られているようでもあり,いまどきは,人の噂は75日も持たない。そのかわり炎上したときの燃え方が凄まじい。なんとも。