トンボとフォント


「トンボついてるよー」と盛り上がるバカ。もう一つ個人的に大盛り上がりだったのはその書体。ポスターやビスケットだの煙草だののパッケージには手書きフォント(←レタリングと言え)で文字があしらわれていて,それがどれもカッコイイ。彼のオリジナルなのか既にあったものかはわからないけど,頻繁に使われている書体はmがまるっこいのがおもろいし,それ以外もAが「入」みたいだったりとか小粋な書体ばかり数種類。1バイト文字は自由度高いよね,っていう話ではなくて。「ミュシャフォント欲しいー」とワタクシ(探せばどこかにありそうだけど)。


近くにいたほかのお客さんが「絵描きというよりデザイナだよね」と言っていたけど,確かにねぇ。レタリングもそうだし,縁取りの線の流れ方や縁部分の細かい柄や,画面の分割の仕方や。わたしは素人なので「なんとなくかっこいいなあ」とか,もっと言ってしまえばライトノベルの挿絵(或いは漫画)的だなあといった大雑把な感想しか持てないのだけれど,観る観点を持っている人が見ればいろいろとあるのだろう。