似絵。




似顔絵イラストメーカーで作成。目下二日酔いでやる気レスモードのため,最初に選んだパーツで合成したきり一切調整はかけず。


本人としてはネタに走らず大真面目に作成したつもり。客観視(を心がけた)判断としてはよくできていると思うが,少し複雑な心境。


つまり,最初にこれを見た時の率直な感想は「男にしか見えない」だった(そしてそれがちょっと哀しかった)。この感想はわたしが性差に対して固定観念を持ちすぎているということなのかしらん。というか,わたしの中にある「女らしい顔」なる固定観念に占める化粧の割合がかなり高く,自分の似顔絵を作成するときに,化粧をしていないことを意識しすぎたパーツ選択をしてしまったんじゃないかと。


例えば,唇の色の設定(いくら口紅しないつっても地色薄い方ではないし)とか眉がりりしいこととか。この絵を見て思ったのは,今のわたしの顔よりも高校生時分のわたしの顔に近いということだった。唇は今でも変わらないが,眉は年齢が上がるにつれてそれなりにいじり度合いが高くなったので,生来の眉ならこんな感じになるが今はもう少し印象の弱い眉パーツに変えればより似るかもしれないと思う。


いずれにしても,わたしが自分で思っている「希望的観測と身びいきを排除するとこういう顔だろう」像にはかなり近い仕上がりになってはいる。とはいえ,いくら化粧っ気ゼロでも,やっぱり実物のわたしのぱっと見の印象って,もう少し(身びいきでなく)あからさまな「女性」顔だろうとは思うんだ。


先だって渡瀬さんのところに性に関する大変興味深い意識調査の結果が掲載されていたが,わたしが男性だったらまさにこんな顔をしているだろうと思わせる似顔絵ではないかと思う。


この似顔絵に作成方法から考えて当然の帰結ではあるものの,「よくよく見るとパーツひとつひとつは似ているけれど全体から受ける印象はちょっと違うかも」な感じで,その「違う」筆頭が「男顔」か「女顔」かの違いなんじゃないかと。


その性差の固定観念を生むのがなんなのかはわからん。社会的要因(化粧)だけではないと思う。少なくともわたしは眉がりりしかった高校生時分も,男に間違われる顔ではなかったと思うので。(そりゃ,実際には顔以外の材料を含めて判断を下すだろうから,純粋に顔かたちだけを採り上げてあれこれ言うのは難しい話だけど)。


なんにしても,わたしの顔をよくご存じの方(自分では鏡を見るときしか自分の顔を見ず鏡を見る時間はあまり長くない)で暇で奇特な方,よろしければもうちょっと似た顔にしてみていただければと。


どうでもいいことだが,かれこれ6年本文中に画像を表示させない方針できているため,すっかり記法を忘れてしまっている。不具合あったらごめんなさい。