住所上は世田谷区太子堂


三茶の世田谷パブリックシアターにて「クラウディアからの手紙」観賞。劇場は駅隣接のこぎれいなビルの3階(以上)にあり,内装もやや前衛的でこじゃれていた。しかし座席前の通路は恐ろしく狭い。チケットを買ったのが遅かったので,2階の2列目でした(S席でだよ)。


東急世田谷線は車両の顔がかわいいのです。運賃は前払いで140円均一。東急なのにパスネットは使えない。それを知らなかったお陰で行きしにもたもたして1本乗り過ごしたが,休日昼までも6分間隔で運行しているので事なきを得る。


前払いの運賃といい2両編成の車両といい,なんか路面電車っぽいノリだよな,と感じたものだが,先ほどウィキペディアを見たところ区分上は路面電車なの? 線路は道路(環七だそうな)を渡るとき以外はふつうの鉄道の線路だけどね。どういう違いがあるんだろう(がたんごとんするかどうかとか?)。路線は世田谷区内のみで営業距離5km,駅の数10。路線も車両と同じくかわいい感じ。


そんな鉄っぽい話題はどうでもいい。


生の舞台と映画との違い(または生芝居の意義と価値)などに想いを馳せつつ,どっちにしても大勢の人間が一堂に会して同時に観るもの。終盤場内のあちこちから洟をすすっているとおぼしき音が聞こえてきた。わたしも多分に漏れずにぐだ泣き。これは仕方ないこととはいえ,終わって外に出た後を考えると恥ずかしい。


お芝居の振り付け(演出?)もダンスあり殺陣ありでなかなかに前衛的というかなんというか。お芝居観るのに慣れていないこともあって,お芝居のお約束にとまどったり解釈がちょっと難しかったりする部分もあったけれど,それなりに楽しかった。


何かのドラマで見た俳優さんが出ているけれど何のドラマのどんな役だったも名前も思い出せなかったので,その為にパンフレットを買ってしまった。NHKの朝ドラ「わかば」の井川農園の先輩山岡さんでした。


そして佐々木蔵之介氏はやはりたいそう素敵でした。えへへ。