CDだらだら


今の家に越してくるときに本はあらかた実家に置いてきたが,CDは全部持ってきた(少なくとも12cmのものは。8cmCDはわからん)。ふだん聴きもしないのに,全コレクションがこの狭い六畳間にある。昨日,思い立ってそれらの古めなCDを入れている箱をあさっていたら,なんだか懐かしいお宝がざくざく。たまに(何年かに1度)ひっくり返すたびにおなじ感想を抱いている。


初めてCDを買ってからかれこれ15年以上,そんなにたくさんは買ってないけどそれでも15年分の時間の蓄積は手強く,存在さえ忘れかけていたものもそれなりの数にのぼる。人に貰ったもののあまり聴いていないものとか中古で投げ売られているのを見つけて勢いで買ったものの一度でも聴いたことがあるのかどうかあやしいネタCDとかの入手経路を思い出せるものはまだしも,中にはどういう経路で流れ着いたのかさっぱりわからない(覚えていない)ものも。ペニシリンのアルバムなんてほんとに記憶にない。自分で買うとは思えないんだけど……買ったのかなあ。誰かから借りたまま返していないんじゃないか(今更追求のしようもない)。


そんで,おそらく買ったはいいがあまり聴きこんでいなかった「COSMOS」と「SEXY STREAM LINER」を引っ張り出してきた。当時はもにょってたけど改めて聴くと悪くない気がするのはライブDVDのお陰かしらん。「COSMOS」は白い不透明のパッケージがとっても病院臭くていやん。歌詞もいっちゃってて超躁鬱アルバム。


COSMOS

COSMOS


SEXY STREAM LINER

SEXY STREAM LINER


かなり古めの地層から掘り返してきたので(地質年代を覚えていたらもっと面白く喩えられるんでしょうが),掘り進める途中の地層にしみじみ。今プチブームが起きているからといってトータルでみればBUCK-TICKの占める割合はちっとも大きくない。(それで仙台まで行こうというのだから,プチブームのきっかけになった某巨大掲示板の某板違い板に立ったスレとの偶然の出会いにはなんといいっていいのやら。「1」に貼られたドレスを着たドアラのAAは忘れられない)。GLAYのへびーげーじとからるくの諸々とかわんさか発掘されたのでこのまま懐古シリーズに突入でしょうか。コンポ買ってからずっと使い勝手の悪い置きかたをしていて,リモコンが死んでいるせいもあってなかなか億劫だったんだけど,テレビの横に出てきて日の目を見ているしヘッドホンも買ったから,多少は音楽聴くようになるかも。リモコンがないと音量調節が面倒なんだがそれだけはどうにもね。


常に新譜。(一度読んだミステリも二度目に読めばまた新作の人)。


明日(もう今日)こそ,出かけよう。目指すは上野。