Vチャレンジリーグ順位決定リーグ(上位)@羽村市スポーツセンターに行ってきた


なぜだか異常に疲れている。


電車諸々乗り継いで1時間半以上かかるのに,朝9時半に家を出て第1試合のほぼ始まりから見るなんて。

第1試合 富士通3−1東京ヴェルディ 富士通3勝,ヴェルディ1勝2敗


栗山さんの姿が見えないことが気になりつつ。セッターの控えも竹田,そのほかふくめ今日のヴェルディベンチの面々は顔が分からない人多め。


富士通は,オポジット中川のところに第3セットの途中(11-14の富士通タイムアウトあけ)から今主将,そのまま第4セット。また,第4セット途中平澤が脚をいためたふうで,徳武に交替。


ヴェルディは,ところどころで渡邉に中島。第4セット終盤でモラッド→間瀬。


ピンサ要員は,富士通渡辺,廣本,ヴェルディ根岸あたり。ワンブロで呉屋とか間瀬とか。


第1セットはヴェルディヴェルディの動きがいい。第2セットもヴェルディリード気味で進むも終盤,17(?)-19ぐらいのビハインドの場面でピンサに入った渡辺,の場面でブロックやらなにやらで一気に富士通が追いつき追い越し21-19。


と思ったら今度は渡邉のサーブでヴェルディが再び追いつき追い越して23-24。


結局このセットをデュースの末富士通がデュースを制したのが,大きかった,かもしれない。


続く第3セットも20点ごろまではヴェルディリードだったが,廣本のピンサで詰めて渡辺のピンサでひっくり返して,岩井のサービスエースも決まって富士通が取る。


第4セットは序盤から富士通がががっと走る。途中富士通の守備が乱れ気味で,中川の調子もいまいち,岩井も拾われと決定打に苦労し,一方のヴェルディはラリーになるとどこからともなく飯塚が現れて決めるという展開でヴェルディが追い上げる。


が,ぎりぎり逆転は許さず要所の19-18でピンサ廣本,ここで3点ぐらい連取して富士通が逃げた。


富士通はなかなかパワーではおせないチームなので,守備が崩れると厳しい。ヴェルディは第4セット以外はゲームを支配していたし第4セットもあと一歩まで追いついたのだが,最後にまくられるのであった。まる。

第2試合 つくば3−0きんでん つくば2勝1敗,きんでん3敗


きんでんをちゃんと見るのはこれが生まれて初めて。稲城のときは遅刻したのでほとんど見てない。第1セット後半に高橋に替わって入った山原が目立っていた。第2セットの最後にウワサの毛利。


気楽に見ていたせいか,つくばが終始リードしていてまったく危なげない展開だったように見えた。第3セットはかなりのつくば押せ押せムードで進んだ。


和井田キャプテンの試合後のインタビューでは,相手もいいチームだししんどかったけどがんばった的な話だったけど。


きんでんは,サーブミスが目立ったのと,タッチネットやオーバーネット,いいところでのスパイクアウトなどのあうあーというミスが多く,それを除くと良い感じだっただけにその辺が非常に勿体なかった。


大木さんと倉掛さんはピンサ出場。

第3試合 ジェイテクト3−1大同特殊鋼 ジェイテクト3勝,大同特殊鋼3敗


セットカウント以上にジェイテクト辛勝,というかんじ。大同さんがどうみてもこれで3敗のチームには見えないというか。ジェイテクト今季2失セット目。


第1試合の富士通にも重なるのだが,ジェイテクトサイドアタッカー陣(厳密には石田−松原対角)が大きくはないので,何かの拍子にめちゃめちゃスパイク決定率がだだ下がることがある。今日の第3セット(大同が取ったセット)は,セットスタートの瞬間から,それまでのなんとなくだらっとしかかっていたゲームの雰囲気が嘘のように急に大同さんのコートがぴりりと元気になり動きが活発になりコート内外を所狭しと駆け回りボールを拾いまくり,ジェイテクトさんはどこから打ってもブロックかワンタッチにかかるし拾われるし拾われないところに打とうと思うとアウトになるしという偉い騒ぎだった。


もともと第1セットも第2セットも大同リードの展開で,ジェイテクトは16点過ぎてから相手ミスにつけこんだりブロックが出たりしてこっそりおいしいとこだけ持ってってウマーになっていた。第2セットなどはやたらと1打目をセッター高橋が触る場面が目につき,まあ,拾えないよりは拾えた方がいいのだが,2段トスとその処理は今ひとつ決めきらん,というところでラリーがだらだらと続く。そうなるとジェイテクトは誰にトスがあがるかが丸わかり,対する大同の川波・倉田・辰巳の方がどこからでも(誰でも)打ってくるし勢いも決定力も1枚上手,という感じになっていた。


それが伏線で第3セット。このセットは,ジェイテクトがネット際に異常に弱かった。ルーズボールをことごとく落とすのみならず,空中戦にも負ける。らしくない。と言っていいのかどうか,大同特殊鋼を見たのはこれが2度目。で,あれよあれよで大同が取る。


第4セット,大同が勢いにのってそのまま行くかと思われたが,セットを落として急に気合いが入ったのか,ジェイテクトコートが締まる。両軍総出で,ちょこちょこ追い抜き合戦を繰り広げ,大差はつかないままじりじりとスコアが進む。


20-19で松原のサーブを大同のレシーブが乱れて21-19,次のサーブはアウトで21-20,若山のバックライトで22-20,川波のライト(両チーム半周ずれたオーダーだった)で22-21,ラリー中若山が二段トスをドリブル取られて22-22と大同が追いつく。石田がレフトから決めて23-22,倉田のバックセンターで23-23,川波のライト決まって23-24と大同がセットポイント,松原のパイプで24-24。


小林→若山→小林と大同アドバンテージのままサイドアウトの応酬,辰巳のサーブがネットにかかり26-26。倉田(たぶん)のセンターからの攻撃を小松(たぶん,両隣は高橋・松原)がブロックして遂にジェイテクトが逆転し27-26。大同のタイムアウトあけ,最後は多分松原が決めてジェイテクト


ジェイテクトが試合を決める28点目を取った瞬間,ジェイテクトホーム状態だった体育館が沸いた。


ヒーローインタビューの松原にインタビュアーが,松原個人のプレーとして今日の良かった点をきいていて,松原は,反省点ならいっぱいあります,と言っていた。


きっと彼らは,次の戦いの場を視野に入れているだろう。今日の戦い方を見ていると,この先の場に出たとして,相手がどっちであれ,なかなかしんどい戦いになるだろうと思った。先を見据えているからこそ,反省点が山のようにあるんだろう。


しかし,まだ次の戦いの場への切符を手にする2チームがどことどこになるか,予断を許さない。決戦の地はつくばホーム。