買って読んだ本(未読含む)
- 作者: 谷川史子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/03/12
- メディア: コミック
- 購入: 5人 クリック: 164回
- この商品を含むブログ (71件) を見る
- 作者: 畠中恵
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/03/01
- メディア: 文庫
- クリック: 14回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
「しゃばけ」シリーズの妖かし達もかわいいけど,「まんまこと」のレギュラーメンバーのお気楽な感じもいい。謎解きのネタは(主人公が活動的だし),「しゃばけ」よりもひねりがきいていて,ミステリとしても楽しめる。
文芸書は単行本で買うのを禁じているのでがまんがまん。
読んだと言えばマドレーヌ夫人を読了。猫の集会の謎や猫の睡眠の謎に迫る全猫好き必読の書。
猫と言えば,わたしは近頃よくあの生き物を「ぬこ」呼ばわりしていて,その度に夫に「それじゃ意味が通らない」とただされる。今時「ねこ」ときいて「寝子」と脳内漢字変換したり都度都度由来に思いを馳せたりすることはないだろうが,しかし,いくら使うときに意識しなくても,もとの意味がわかる形で保持されているほうがいいものなのかな。
名詞が表している意味はちょこちょこかわる(限定的になったり,逆に広範なものを含んだり),一方でそれそのものについてる名前のほうはそんなに大きく変わることはないイメージ。言い換えや外来語等のバリエーション増ではなくて。
名前というのは単なるラベルでしかないはずだが,名前(呼び方)が変わるとモノの実体もつられて変わってくることもある気がする。名前がついて初めてもやっとしていたものが形を取ることも多い気がする。そこで「呪」の話をしだすと博雅に厭がられる。
本作は,そのような話ではありません。学園物からは離れて,大きなイベントも壮大もしかけもないなかで,不思議ワールドと細部の懲りようは健在。「ほっこり」とか「ほんわり」とか使いたくないんだけど,そんな感じ(使ってしまった)。
- 作者: 万城目学
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/01/27
- メディア: 新書
- 購入: 16人 クリック: 114回
- この商品を含むブログ (110件) を見る