新入団選手がキニナルVリーグクラスタ向けの,関東大学リーグご案内


秋に大きな国際大会がない今年は,例年に比べてVリーグの開幕が早い。11月第1週にぷれみあ男子開幕。ちゃれんじ男子も年内の12月第1週に開幕を迎える。


開幕まで1か月を切り,内定式も終わった今週に入って,いわゆる「内定選手」の発表や出場選手登録が始まりつつある。


10/10時点で,大学在学中の選手で公式に出たのが3チーム。


詳細は下記サイトにまとめられており,今後も随時更新されるのでこちらを参照いただくとして。


2012/13 V・プレミア&チャレンジ男子内定+α選手まとめ(随時追記予定) - /ja あやつる YmrDhalmel


さて。入団が発表されて,入ってくるのはどんな選手かしらとキニナル向きもあるだろう。おあつらえ向きにこの週末10/13(土)と10/14(日)が,彼ら(のうちの関東組)が所属する関東大学リーグの秋季リーグ戦最終週である。この機を逃したら次にプレーを見られるのは,天皇杯の関東ブロックラウンド@10/28ぐんまアリーナになってしまう。お時間のある方はぜひぜひ,平塚まで足を運んでいただきたい。

私見と偏見に満ちた選手紹介


10/10付時点ですからねー。東京と東レ(と辛うじて富士通)しかカバーできませんからねー。


名前経歴などの基本情報部分はこぴぺさせてもらいました。

FC東京


  • 1岡崎将司(高松工芸→大産大#1)WS・181cm/右


    大阪産業大学の今年のキャプテン。未見。関西わからん。ごめん。


  • 5竹浪貴志(深谷順天堂大#4)S/WS・193cm/左


    順天堂大学は関東1部リーグ。今季はその真ん中辺。最近だと2010年に全日本大学選手権を制覇している。Vリーグにいる選手も多い。東京だと,山岡と土屋ぐらいか*1。竹浪と一緒にやったことがある年代でVプレミアにいるのは,今村,伊藤(堺),渡辺(東レ),山田(三好)あたり。


    ユニフォームは水色のてろてろ。ぴかぴかしている筑波よりもそれよりは少しくすんだ水色。


    ここ数年の順大は複数セッター制を取っていて,竹浪はセッター兼ライト(オポジット)のポジション。本職(高校時代)はたぶんアタッカー。左打ちということもあり,1年のときからセッターオポジットを兼任している。セッターもそれなりに板についてきた感はあるが,個人的には打つ竹浪のほうが好きかな。


    いずれにしても,素材型ではあると思う。伸びしろが多いというか才能を感じるというか。東京さんが,彼をどう育てていくのか,彼がどう育っていくかが楽しみな選手。


  • 6山本将平(安田学園日体大#1)WS・187cm/右


    日本体育大学の今年のキャプテン。日体大は今リーグ現在4位で優勝争いの最中。監督が元JTの山本コテツさん。今の東京の選手に日体OBはいない模様。若手VプレミアOBは,高松(豊田合成),梅野(東レ)あたり。もともとVリーガー自体は多いけれど,直近はちょっと少なめ。


    ユニフォームは……紛らわしいな。紺/白なんだけど,このカラーリングのチーム多いからな。背中の肩(Vならシャツネームが入るところ)の部分に漢字で日本体育大学って書いてあるから,わかるっちゃあわかるか。


    今年日体運が悪いので試合のほうはあまり見られていないのだけれど,ここはセッターとMBががっしり目な分,サイドアタッカー3人の細さが際立って見えるのがおもしろい。つまようじ1号と勝手に呼んでいる。2号大地3号脩造。


    ポジションはアウトサイド。脈々と日体のレフトエースの系統だなあと思う。あまり大きくはないけど,小さくもない。守備も攻撃もそつなくこなして頼れるキャプテン。そのかわりずば抜けて目立つ部分はないといった印象。ただ,東京にはそこそこの上背のこの手のサイドがたくさんいるので,その中で自分のキャラとポジションをつくっていかなきゃいかんだろう。

東レアローズ(男子)


  • 10星野秀知(東亜学園東海大#3)WS・187cm/右


    東海大学Vリーグに進む選手がとにかく多いチームで,枚挙に暇なし。過去3年で深津旭,八子,小澤,安永(JT),加藤,近,深津貴(合成),塩田(サントリー)。これでも網羅できていないかもしれない。東レにいるOBは富松と王。あとサントリーに移籍した阿部。


    ユニフォームは青地に白十字。長らく大学男子バレー界の強豪として名を馳せてきた。昨年の全日本大学選手権と今年の春リーグも優勝している。ただし,今リーグは怪我人の多さもあいまって,苦しいシーズンとなっている。


    ポジションはアウトサイド。奇しくも将平と同じ身長で最高到達点(331cm)もほぼ同じだけれど,体つきはかなりがっちりしている。外見から受ける印象でバイアスがかかっているのかもしれないけれどけして高さがあるタイプではなく,攻撃は交わすか力で押し切るか。どちらかというとレセプションと繋ぎの巧さが身上だと思う。


    春高2連覇を経験し,年代別代表の経験も多い(らしい。よく知らない)。大学でも1年の春からスタメンで,怪我以外で外れたことがない。キャリアやまわりのオトナからの評価に恵まれた競技人生で,出来上がっている感のある選手なので,逆に今後そこが壁になるかもしれない。ブレイクスルーを期待している。とくにオフェンス。


  • 15李博(日向学院→筑波大#5/つくば)MB・193cm/右


    つくばユナイテッドサンガイアの選手として昨季Vリーグ黒鷲旗にも出場していた筑波大4年生。留学生等ではなく日本育ちの様子。噂レベルで聞くところによるとお父さんが中国人でお母さんが日本人とか。母上にお目に掛かったことはないけれど,お父上は春のリーグでどこぞの体育館に来てらっしゃるのを見た*2


    筑波も今リーグの優勝争いに絡んでいて,現在3位の位置から優勝を狙っている。今年の春からユニフォームがかわり,それまでの緑×黄色から,創造学園風のぴかぴかの水色になった。


    もともとはサイドアタッカーだったとも聞く。身長193cmとのことだが,大学界隈だからなのか打ち方がうまいのか,もっと高い印象。横幅を広く使って攻撃してくるので,前衛にいるといやな選手。今季の筑波観戦率が異常に低いのでこれぐらいで。


    今日時点で,ほか2人がVリーグに選手登録されたが,李だけはまだのようだ。ただ,東レのMBの状況によっては,彼か黒木かが,インカレ(天皇杯・東西対抗)終了を待たずに,チームに帯同してベンチに入っちゃう可能性もゼロとは言えない。かもしれない。


    筑波から最近のVぷれみあが案外出てこない。先日加入が発表された佐々木恵三(合成)のほかで。80近辺の中堅どころはたくさんいるんだけどねえ。東レには篠田と鈴木悠二。


  • 19黒木康太郎(福岡大大濠日体大#2)MB・189cm/右


    日体→東レは,米山,相澤,梅野。大濠→日体は,梅野と全く同じルートの1年後輩ということになる。


    どちらかというとひょろっとしている李とは対照的に,とにかく横に大きい。ぜひ動ける○○を目指してもらいたい選手。(が,もう少し絞ってもいいと思うのよ)。


    たしか1年のときからコンスタントに試合に出ていると記憶しているが,昔はけして今のように横に育ってはいなかった。そして,おそらくたまたまだろうが初年度の印象は坊主だった。がっちり目の坊主の子が,年が変わったら髪がはえていてしばらく同一人物だとは思えなかった。あの頃はまだ(しつこい)。


    MBにしてはあまり身長がある方ではないが,ふっとばされないのでブロックもいける。そして,動ける○○なのでクイックがかなり嫌らしい。

富士通カワサキレッドスピリッツ


  • 5横田圭祐(八千代松陰東京学芸大#5)MB・191cm/右?


    東京学芸大からVリーグ入った選手って過去にいるのだろうか。学芸は今季史上初の1部リーグに昇格したばかりで,現在7連敗中と結果は出ていない。個々の試合の様子を見ると,悪くないんだけど。


    紫一色のウェアは,明治大と非常によく似ている。どちらも,ユニフォームには大学名の記載がないのが分かりづらい。


    横田のようすはちらちらとしか見ていないのでなんとも言えないが,どちらかといえばぺら系センター。かのチームの中でなんとなく目を引く,そしてフォトジェニックな選手である。最終日にもう少し見られたらいいなあと。

会場案内


  • 場所:東海大学湘南校舎総合体育館。

    土足OK。席数もたっぷりでネットや手すりの邪魔もなくわりと見やすい。外気が入りやすい仕様なので天候によっては寒いかも。

  • 最寄り駅:小田急小田原線東海大学前」駅

    少し距離はあるけれど新宿から1本。東京メトロ千代田線直通コースで適宜乗り換えでも。たしか急行が停まる。はず。

  • 駅からのアクセス:駅の南口(改札を出て左手。広いロータリーになっている)のバス停から大学の北門前までバスが出ている。徒歩でも15分程度。

    学生の群れについていけばたいていたどり着けるが,駅前の道がやや複雑。詳細は後述。また,infoとinfoのリンク先サイトも参照されたい。→バレーボールInfo : 東海大日和 

  • 食料調達:駅前のコンビニか,北門付近のローソンか。


    学生街なので学生向けのものはそれなりに。土曜日は構内のドトールやその他売店も営業。

  • 観戦料:1000円。受付で払ってくだされ。モバイルの割引があるはず。
  • パンフレット:1000円ぐらいで売ってる。


体育館入り口に各大学の立ち当(関係者ご案内係とでも言おうか)の子がにょきにょきしてて,南大門の金剛力士像もかくやの迫力にめっちゃびびるけど,回れ右しない勇気が大事。

対戦カード

10/13(土) 14時〜

A1日体大ー早稲田 B1筑波大−慶應義塾
A2明治大−専修大 B2順天堂−東京学芸
A3東海大−中央大

10/14(日) 11時〜

A1順天堂ー専修大 B1日体大東京学芸
A2中央大−慶應義塾 B2明治大−早稲田
A3東海大−筑波大


2コート進行で,試合終了後追い込みで第2試合が始まる。試合間はアップとプロトコールあわせて20分ぐらいか。


全試合の終了が土曜は19時〜20時,日曜が16時〜17時。展開によってもう少し伸びる。


こんどの日曜は最終日なので,全試合終了後表彰式・閉会式あり。

地図



大きな地図で見る



わかりやすいのは地図の黄色い道。614を東進し,東海大学前駅入り口交叉点で右折して613を南下。たぶんバスがこのコース。


よく使われるのはファミマと横浜銀行の少し先にある細い道を南に入り,橋を渡っててくてく歩く「近道商店街」コース。最後に心臓破りの階段が待ち構えている。学生向けアパートがたくさんある趣が好き。


北門を入ってから体育館までさらに5分ぐらい歩く。ゆるい坂を下ってY字の道が合流したあと広い道をまっすぐ進み,ドトールを過ぎた辺りで右折。


オトナの交通手段(タクシー)を使う場合は南側の門(体育館真正面の門)につけてもらうよろし。

*1:小野澤やめちゃったからね

*2:そして,李くんが引き合わせての李父と武大どぅーやんというほのぼのスリーショットを拝んだ