「いいな」のキッカケ・11

所属は,自分が認識したチームがスタート。
ポジションは,独断と偏見。

白数仁孝(松下電器)MB

わたしがVリーグを見始めたときには松下のセンター対角はすでに米山-北川ラインが主になっていたように思う。自分が観るようになったのとほとんど入れ違いで現役を退いたはずで,自分で観ていた選手というよりも,見始めた頃に周りの人達の話題に頻繁にのぼっていた選手のカテゴリに入る。
それならばなぜ自分でも彼のプレーを見たことがあるのか。
ブログを検索したら出てきた。2000年の黒鷲旗。プレーを観たのは後にも先にもこの時が最初で最後のはず,と書いている。決勝戦のカードがサントリー松下電器だった。そしておそらくはここで引退だったんだと思う。噂に聞く白数さんのプレーが観られて,噂に違わぬ素敵なクイッカーだったことにはしゃいだ記憶がうっすら残っている。
ポジションにはMBと書いたが,身長186cmの「センタープレイヤー」と呼びたい選手。当該ポジションについては「ミドルブロッカー」が標準呼びになってから,彼のようなクイッカーが減ったというか,イメージしづらくなった感はある。そりゃ時代も違うしスタンダードな戦術も違うし求められる(バックオーダーにおける)3・6像も違うんだろうけどさ。そもそも,リベロ導入以前に片足(ほぼ両足)突っ込んでるし。
時に,この当時サイドアタッカーでも190cm超がふつうで,MBはまず195cm超だったから186cmの白数さんはとりわけ小さく感じていたけれど,高い子が少なくなった今となってはMBで186cmでも特筆に値する身長ではない,とまでは言わないが,珍しくもない,かもしれん。それはそれでまた。