天皇杯ファイナルラウンド・2回戦(半分お留守番)


いよいよVプレミアL所属チーム登場@東京体育館


体育館の前(敷地内の外)には,各県ラウンドからの全出場チーム名が掲載されたどでかいトーナメント表が掲出されていた。「頂点」感の演出が楽しい。


オープン大会天皇杯のハイライト,予選を勝ち上がってきたチーム×迎え撃つプレミアの1日。例年ここをターゲットに休みを取っていたのに今年はいよいよ前倒しして1回戦で休みを取ってしまったので,大人しく3試合目の途中から観戦。職場経由ということもあって,メモも持たずにぼんやり&のんびり,ちょいちょい女子コートも愛でつつ。


さくっと終わりがちな2回戦だけど,今年は3-1スコアが多かった。第4試合のFC東京大分三好はライバル対決の盛り上がりも見せ,17時以降の「よるバレチケット」でも十分楽しめたと思われる。実際5時過ぎてから客(仕事あがりぽい人達やら東京サポさんぽい人達やら)が増えた。

A1:パナソニックパンサーズ 3-1 つくばユナイテッドSunGAIA(25-15 25-20 15-25 25-18)

B1:ジェイテクトSTINGS 3-0 甲南大学(25-19 25-12 25-19)

A2:豊田合成トレフェルサ 3-0 中央大学(25-21 25-17 26-24)

B2:東レアローズ 3-0 創造学園高等学校(25-16 26-24 25-21)

A3:堺ブレイザーズ 3-1 東福岡高等学校(25-17 25-20 23-25 25-20)


堺はペピチお休み。ベンチ入りはしていたものの,上下ジャージで出る気ゼロ。お手伝いコーチのようだった。OPはたしか概ね松岡。内藤がサイドで出ていた(これが噂の)。千々木・内藤対角だったのか,もしかして。


というメンバー相手ではあったが,東福岡がすごい。1・2セット目こそ,20点過ぎたあたりからずずっと引き離されて,というありがちな展開になってしまったが,第3セットはそうはさせじ。逃げ切ってしまった。盛り上がった。


7番の金子のパイプが良い。まだ2年生だそうだ。だけど,誰かが飛び抜けていいというわけじゃなくて,チームとしていい感じ。ブロックとかね。良い意味で高校っぽくないチームだった。


全力でぶつかって,ブレイザーズも,若手主体だけど全力でそれにこたえて。そして試合後の爽やかな感じもよかった。春高春高

B3:サントリーサンバーズ 3-1 日本体育大学(25-22 21-25 25-16 26-24)


サントリーは,第2セット途中からメンバーをいろいろいじってみたら案の定セットを取られるというアレな展開になって,第3セット以降はわりとガチだったような気がするがもう遠い記憶の彼方なので記憶違いかもしれない。


これを書いているのは12月22日でインカレ最終日の続きで書いているので,田尻の話になるんだけど。第4セット24-23(?)からノータッチエースでデュースに持ち込んだ田尻すごすぎるだろ。めっちゃかっこよかった。2本目はネットにかけちゃったけど,そんなこたあ知らん。

A4:FC東京 3-1 大分三好ヴァイセアドラー(25-22 19-25 33-31 25-18)


第3セットのいつ終わるともしれないデュース。1ラリー1ラリーに拳を握りしめる。それをFC東京がもぎ取ったところで,大勢は決したかもしれない。

B4:JTサンダーズ 3-0 東海大学(25-14 25-17 25-23)


今年の天皇杯ファイナルのパンフレットに掲載されている天皇杯メモリアルなるコーナー,他の年はプレミアの優勝チームの話題なのに2013は近畿大JTを破った一戦が取り上げられているのね。


はい。二年連続はマズイと思ったんでしょうねえ。JT,これっぽっちも,びた一文も,まけてくれませんでした。ヴィソットフル出場とか。休もうよ。久原兄弟の直接対決を楽しみに無理矢理カイシャを出てきたのに,兄出場なし。最初から最後までリベロ酒井。リベロだよ? 交代枠使わずにいつでも自由にチェンジできるんだよ?


外国人監督そういう配慮してくれない,とか,そういうアレなの? そうなの? 今年の東海大,去年の近畿大みたいに怖くないよ?


容赦なくぼこってくれました。ありがとう,ありがとう。


久原兄弟対決も個人的な楽しみの1つではあったけれど,JT東海大といえば,なんといってもOB盛りだくさん対母校対決。ただ,意外であり残念でもあったのは,直接被ってるのが4年生だけ(今の4年が1年のときの4年が小澤・安永の代)。そして東海大は4年生は,秋庭とか永岡とか加口とか,出てないわけじゃないけど……というところで,それはびっくりだった。


東海大ががちがちに萎縮して見えたのは,JTガチ勢だったこともあるだろうけれど「直接かぶってない先輩」ばかりだったからかしらん,とか。ね。


大会が終わってみればJTは優勝したわけで,厳しい相手だったし一方的だったのもやむを得まい。もう少し,とは思ったが仕方ない。


実現ならなかった久原兄弟の直接対決については,試合後,兄が単独で取材を受けていた。おそらく東海スポーツに。そして,取材後2人並んでツーショット。笑顔がかわいかった。いつかまた,今度こそネットを挟んで見られるといいなあ。