小説の書き方本は一日にして読了(斜め読み対応)。

この本が指し示す「小説」は,ちょうど「キャラクター小説の作り方」(講談社現代新書,でしたっけ?)が対象とする「小説」の反対側であるところが興味深かった。余談になるけれど,集合に関する数学用語は日常生活で大いに役立つと思われるのに,すっかり忘れてしまって,困っている。(確認する術を思いつかないので)。


用語として覚えているのが「補集合」だけなのだ。上にカーブがくる(U字のはんたい)記号で示される集合とか,上にバーがつく集合とか,意味と記号はおぼろながら覚えている(ので,図示はできる)のに,名前の方を忘れてしまって,しかしこういう場で表現するにはそれが最も適しているのに。ううう。「外積」なんて忘れてもいいから(求め方は当然忘れている)さぁ。


高校を卒業したとき,世界史の教科書・用語集・資料集と漢文の参考書(その後世界史用語集は諸事情により手放した)あたりは本棚に残したんだけど,さすがに数学はねぇ。


数学にしろ生物にしろ,とっておいてもよかったかもと今になって思うことがたまにある。切羽詰まらずに向き合えば,雑学のように思えておもしろいかもしれないのに。


しかし,実際にはそうもいかないんだな。まだ大学生だったころだと思うのだけれど,帰省した折に実家にに置いたままになっていた数学の市販参考書(それこそ「外積」が載っている。わたせせいぞうなトビラ絵のシリーズです)をみてみたけど,全然まったくさっぱりついていけなかった。解ける・解けない以前に,書いてある内容に理解がついていかない。高校時代の自分はまがりなりにもそれに取り組めていたのかと思うと,そのころの自分はなんてすごかったんだろうと思ってしまう。数学は苦手だったのだけれど,それでもその頃は今よりは遙かに覚えていた(わたしにとっては「覚えるもの」でした。だから苦手なのね)ということらしく。