夜からはワールドカップバレー(男子)の試合をテレビで観て
観に行けば良かったと思った。もちろん,日本チームがいない方の会場に(2グループに別れていたはず)。ただ,各地を転戦していたので,日本チームがいなくてなおかつ強いチームがいるというグループが東京に発生していたかは,不明。なさそうですな。東京自体最初と最後(昨日今日)だけだし,今はイタリアもブラジルも日本と対戦するから日本のいるグループにいるわけですし。
日本チームのへこたれっぷりをみてみたい気持ちもゼロではないけれど,テレビで観る限りさすがに休日はそれなりに人が入っているので当日ふらっと行くのでは無理そうだった。それに,前売りで買ったとしてもあのうるさそうなようすは我慢ならん。だいいち,日本人(←すごい乱暴な言い方だ)は,中2週間で国内のリーグ戦がしょぼっと始まるので,わざわざうるさいときにいくこたぁないわけで。居ないのは加藤ぐらいですか。しかし加藤ひとりのためには行かんよな。
なんでまた昨日になってそんなことを思ったかというと。昨日は日本対イタリアだったんだけど,イタリアが,すごいのね。ここ数年の日本のリーグにはイタリア人が来ていないから全然知らなかったんだけど,えらい上手いわけ。当たり前か。テレビだとスピードなどが格段に目減りして映ってしまうので,生だったらどんなもんだったろうと。これは生で見たかったなぁと思ったのよ。あと,途中から入ったセッターの子がかわいかったね(これはテレビ的特権ですが)。
サッカーと同じで,強いチームとそうでないチームはボールへの当たり具合が全然違うのね。トラップの仕方というか,勢いの殺し方というか。バレーボールって,昔の体育の授業を思い出してみるに,表面だけ堅くて軽くて,ぽこぽこ跳ねて行ってしまう。あんなボールをあんなにやわらかそうに捌くのは,顔だけじゃないのねセリエA(顔も,個人的にはイタリア男の顔はそんなに好きじゃないので,前述のセッターの子ぐらいですが)。
高さとか速さとかといった体格のせいでどうにもならん面はあるにしても,ボールの捌き方とかブロックときの手の形とかあとひたすらレシーブ。零れ玉に対する反応や,手にあたったときにちゃんと上げられるかどっかに跳ねて行ってしまうかの違いとか。そういうのが,もう全然違う。そしてその辺は体格とは全く関係がないので,よく言えば伸びる余地は幾らでもあるということがよくよくわかりました。悪く言えば,それぐらいしゃんとせんか,と。でもまぁ,あれぐらいの人達が代表なんだから仕方ないよなぁとかとか。だからってそれ以上の(代表になっていないけれどすごい)人がいるのかと問われれば,どんぐりの背比べとはまさにこのこと。
でも加藤だけはほんとに上手くなってたね。かなり地味な感じですが,レシーブが他の選手と全然違っていたように思われます。
世界選手権とワールドカップはそれぞれ4年ごとで,その2つは連続した年に行われるので,次にえらい人達がくるのは,とっても先のことになってしまう。大変残念。
さて,出かける準備をしよう。今からだと間に合わないかなぁ。「流転の王妃」についても書きたかったのだけれど,それは機会を改めて(と書くとたいがい書きませんがね)。(11:15)