川島芳子が愛新覚羅の出身というのは
史実だそうな。某日本史オタク(?)からの情報によれば,当時アジアで唯一の近代国家であった日本へ子女を留学させるのは中国の上流階級でのブームだったそうで。しかしなんで川島家の養女になったかは謎のまま。
前回のタイ語のときにこんどうさんから,タイ航空の機内食についてきた砂糖の小袋をいただいたのだけれど,どこにやったかしら。スキャンしようと思っていたのに(中身が入ったまま)。
初めてバンコクを訪れたときからずっと思っているのだけれど,タイ文字のデザイン化された書体ってどうしてあんなにもわかりにくいんだ。
活字体と筆記体が違っているから筆記体だと読みづらいというのなら別にタイ文字に限ったことではないんだけど,タイ文字の場合,活字にわかりづらい書体が多い気がする。
要は慣れの問題だろうというのはわかるんだけどね。
タイ文字といわれてどんな字なのか想像も付かない向き(あわづさんとこんどうさんとみしまくんとごとうさんとやすいさん(読んではらへんか)以外のみなさまと言って差し支えなかろう)に画像なしでこの話をするのはとても困難なのですが,タイ文字の多くは丸から始まっていてこの丸の向きが違うだけで別の字になるというものがいくつかあるのです。逆に言うと,その最初の丸で文字を判別するのがタイ文字入門者にとっての重要な判別法なのです。
が。まちなかの看板や新聞の見出しや各種シーズニングのパッケージや機内食で出てくる砂糖の袋に書かれている文字には,しばしば丸のまったくないフォントが使用されている。ってか,その種の見出しフォントでは丸が付いてないことの方がよほど多い。書籍の本文は丸がついてるようですが。
なんでやねん! どうやってそれで文字が特定できんねん! と,入門者にとっては敷居の高い書体なわけです。
実際には,丸なし文字には丸なし文字なりの,文字を特定するためのルールってのが,どうやらある,らしい。のです,が。
慣れない人間にとってさらに厄介極まりないのは,アルファベットとそっくりの文字になっている(というか,アルファベットを転用・仮借している)書体の類(サンセリフ系が多い)。まるで英語表記されているかと見紛う看板のなんと多いことか。騙される。絶対騙される。
タイ文字の中にはもともとアルファベットの文字に似ている文字もあるのでそれらはまだいいとしても,どこをどういじったらその文字になるのかといったムリムリアルファベット化がえらい多いような気がするのは気のせいではあるまい。
つまり,「とーたはーん」が「n」なのはわかるけど,んごーんぐーが「V」になったりろーるあが「S」になったり(みのりんせんせいによるととーとんもSなんだとか)するのは如何なものかと。そしてとどめにのーぬーの「u」,なむたーん! なっとくいかーん!
タイ文字といえば,小学校(だったと思う。中学校かも)の社会科の教科書に,某まんがのタイ語版の単行本の表紙が写真で載っていた。教科書に載るくらいだから海賊版ではなく正規ルートで出ているんだろう。(わたしが小学生or中学生だったときの自分の教科書ではなく,今現在使われているものです,念のため)。先日たまたまその写真に遭遇したわたしは,例によってデザイン化された(もともとのタイトルロゴ風にデザインされている)けったいなタイ文字に“う〜む”と思いながらも,なんとか読むことができたのでえらいうれしかった。読むことができたもなにも,そのまんま“どらえもん”って書いてあるだけなんだけどさ。だから,答えが予め分かっていながらその通り読めるかどうか試してみた,というのが正しいのでしょうか。いいの。それでも大変だったんだから。チャイ語版なども一緒にうつっていて,そちらは猫なんとかというタイトルだったり。(01:52)