「はてなダイアリー」のキーワード検索をすると楽しい。

書く立場としては気持ち悪い感があるという意見もあるけれど,無責任なる一読み手としては便利だしおもしろい。尤も,この「便利さ」も無責任な便利さに限られてはいるが。現状の「はてな」の限界であり魅力でもあるところで,けしてキーワードに辞書的に正しい説明が付記されているとは限らないし,キーワードをキーにリンクして行ける先は100%個人の日記(裏取りゼロの無責任)に限られているから。でも,同じキーワードを日記に登場させた人の日記を読み歩くのはそれだけでなかなかに(赤の他人の日記を読んで楽しめるタイプの人間にとっては)レジャーなので,その方式でもって昨日は「はてなダイアリーコミュニティーに集う人的大河ドラマの感想」を読み歩いておりました。


新選組!」とか「新撰組」とか「新選組」とかで検索すると,“検索されて読まれても困らないと考えている人”の日記は拾えることになる。敢えて伏せているのは読めないから断定はできないけど,第一回の感想を綜合するに,「はてなダイアリーを使って書いているような人の間では概ね評価高し」のようでした。もちろん,一部に評価低い意見(本人や家人)もありましたけど。


ところで,評価が同じだからなのか,書いている内容がみんな似たり寄ったり。ちっ,悔しい。どうしておいら,もっとマイナなところに目を付けなかったんだろう。


なんで,色んな人間がそれぞれの立場で見ているのに,同じ様な感想(の書き方)になるのかなぁ,と,逆に不思議だったんだけど。それって,オリジナルの感想・意見じゃなくて,どこかで刷り込まれてるんじゃないかと思うわけ。誰かの意見とか誰かの表現とか。つまり,「重々しい大河が好きな人や史実にウルサイ人は気に入らないかもしれないけれど,わたしはおもしろいと思った」という意見(及び話の展開の仕方)が幾つも見られたのね。後半の「おもしろかった」はその人その人の感想だからいいとして,前半。一体自分自身は「史実にうるさく」も「重々しい大河であるべき」とも思っていないのに,どうして,そういう人達は今回のドラマは気に入らなかったかもしれない,と一様に思うのでしょうか。そういう意見を聞いているからでしょうか。でも,それらの意見は放映を見る前の(先日書いたやふーの掲示板のような)意見だからねぇ。見た後の感想は読んでないタイミングなのにみんな決めつけてる決めつけてるよー。くそぅ。おいらも何者かにはめられている。


何者かっつぅか,型?


それにくらべると「オダギリジョーかっこえ〜〜!」とかをやたらでかいQ数,じゃなかったポイント数で書いてあったりする方が,個性的ではあるわけで。いや,実際に見た個性的なのはもっとずっとおもしろかったですよ,念のため。


しかしみなさん文章上手いね。取り敢えず読んで理解できる日本語で書かれている。これはすごいことだ。内容も,要点がきちんとコンパクトにまとまっているので,外からふらっとその日の日記だけを読みに立ち寄ってもその日の内容はちゃんとわかるし,おもしろく読める。そういうのを幾つも読んだあと自分の日記を読み返すと,矢鱈長いし要領は得ないし話題もるつぼってるしテーマ(ジャンル)もよくわかんないし(同じパラグラフ内に複数の話題が混在していることもしばしば)。うち(のはてなダイアリー版)にもキーワード検索から来る人がたまに(けっこう)いるんだけど,もうごめんなさいって感じ(謝らなくても,きっと読まずに帰ってると思うけど)。


わたしの扱うどれかのテーマに興味・関心がある人には読めんよなぁ。逆に,テーマや内容はどうでもいい人や斜め読みをして長い文章の長さだけを堪能する人だけが読めるんだろうなぁと思うんだった。そんな人おるんか?


最近特に(混雑っぷりが)ひどいような反省を覚えたので,ちょっと改善を試みるかもしれません。