久しぶりに恩田陸「不安な童話」

図書館で単行本で借りて,今日読み始めたところ。こないだの土曜日新宿南口の紀伊国屋書店に行ったら,恩田陸の本が文庫の新刊で3冊(3社)ぐらい出ていた(「ライオンハート」と「ドミノ」があったのは覚えているがあとは忘れた。それこそ「不安な童話」かも。前の2冊は既読)。なぜ複数の出版社が全く同じ月の新刊で文庫を出すのか,どういうからくりがそこにあるのかわたしにはわからんのだが,どっさり並んでいる様を見て「そろそろ直木賞か」と根拠もなく思ってしまった。直木賞といえば,今回は芥川賞がえらい話題を呼んでしまったために,直木賞の方はテレビのニュースで全く触れられなかった(テロップすら出なかった)。一瞬だけ全受賞者が並んで立っている映像が映ったときに,直木賞らしき2人はどっかで見たことがある顔だなぁという気はしたのだが,京極夏彦江國香織だと正式に(?)確認したのは翌々日ぐらいだった。なんだかなぁ。ちかごろ江國香織の本を読まなくなった。図書館に行っても棚に残っていないからか。文庫で出ているのはどれも読んだことがあるし。「ライオンハート」は良かった。


図書館と言えば,先々週の土曜日に本の予約をしたら,翌日曜日帰宅後留守電に入荷(?)のおしらせが入っていた(帰りがけに寄ってから帰ればよかったと思った。時間的には間に合ったのだが一旦帰宅してから出直すには遠い)。入荷してから一週間以内に引き取りに行かないと予約は取り消されるというシステムなのだが,入荷していたことをすっかり忘れていて,この土日に取りに行かなかった。「ベートーヴェンな憂鬱症」の方は焦らずとも誰かがリクエストするとはあまり思えないのだけれど,斎藤一の本(2冊かな)はどうだろう,ちょっぴり不安。