昨日随分と偉そうなことを書いたけれど,

下弦の月」ではなく「上弦の月」ですね。と,今日の帰りに空を見上げてわかりました。情けなし。下弦の月が沈むころつったら明け方ですがな。それはそれで退廃的な香りはしないでもないが,現代ならいざ知らず真っ暗な中で夜通し起きているのは特別な理由でもない限り難しかろう。


反応がないのが当たり前の「たわごと」ですが,この件では珍しく反応いただきました。多謝。本人の名誉のために敢えて名は伏せますが。わたしは遅れて来たやおい女子なので,誰しもが通る高校時代を通っていないんですよね(商業ベースのオリジナルボーイズラブはたくさん読みましたけどね)。それにしても,こんなことをこんなところで堂々と書くようになったってのは,「オバサン」化してきた証かしら。慎みが……(もごもご)。


少し前に新聞の若者コーナーに載っていた12歳女子の投書で,近頃の少女小説は過激な性描写が含まれるものが多すぎます,そんなものは要らないと思います,困ります。とのこと。12歳女子ならそろそろそいつをおかずにごはんも食べられように,と思ったけれど,心身の成長とは関係なく性的な描写や話題を好かない人はたくさんいるよね。大人になっても自分は過激な性行為をするようになっても(知らんけど)。恋愛小説ですらセックスシーンを書く必要のありやなしやというのはしばしば議論の種に……なってるのかどうか,わたしは知りませんが。今日は憶測が多すぎますね。投書してた人は,性描写が激しくさえなければおもしろい小説なのに,と思いながら,そこだけ飛ばしながら読んでいるのかしら(これも憶測)。しかし,そういった小説が増えているってことは,或る程度は支持(購買)されているってことなのではないのか。とすると数としては彼女の方が少数派なのでは。世の中一方向に流れてしまう,それもどんどん過激化していくのは,けして望ましいことではありませぬが。青少年の健全なる成長に対する云々という問題ではなくこれは単純に好みの問題だとわたしは思うので,却って難しいね。


時に,わたし自身は近頃の少女小説を読まないのでどれぐらい過激な性描写がどれくらいの割合で含まれているのかわからないのですが,異性間性描写も過激なのでしょうか。世の中変わったねぇ(あ,ばばくさい発言。まだ若いのに)。仮に彼女が男性同士の恋愛が話の主要なテーマのひとつである作品たちばかりを読んで(或いは読みたがった)そのような感想を抱いているのだとしたら,男性同士の恋愛を扱っていながらもたいへんプラトニックな関係に終始するというのは(はっきりきっぱり好みの問題ですが)個人的にはナンセンスだと考えるのですがね。これって,12歳当時はまだ世の中にそのようなものが存在しているということを知らなかったカマトト歴の長い人間故の感想でしょうか。