きのうのETV「きょうの料理」でこんな風な会話があった


先生「マカロニが無ければパスタでもいいですよ」

進行「スパゲティですね」

先生「そう,ぽきぽき折って」


あれま。


一瞬何のことかと思ってしまったが。「幸いにして〜」と書いたのはついこないだなんですけど。


でも,考えてみれば,スパゲティが“茹ですぎぎみのママースパゲッティにケチャップ味のナポリタンかミートソース”といった15年前の田舎の風景と比べて,輸入乾麺にしろレトルトソースにしろソースレシピにしろ飲食店でのメニューにしろ格段に幅が広がっているのに対して,或いはパスタの種類自体の増加に対して,マカロニだけは今も昔も変わらぬ立ち位置を保持しているように思われる。(感覚でしかないが消費量自体は低減しているのではないだろうか?)。そしてこのマカロニの立ち位置は,「パスタ」という語から想起される南イタリア産のトマトやオリーブオイル,或いは“たらこときのこ”“じゃがマヨ明太子”“納豆とちりめんじゃこ”といったようなアレンジからすらも,取り残されているようだ。


ショートパスタとしてペンネの認知度・流通量が増大したことも,マカロニにとっての向かい風であろうか。


つっても,イタリア行ったときにもパスタメニュー(primo piattoのメニュー)でマカロニの文字は見なかったような(綴りもわかんないぐらいだし)。本国ではどのような活用のされかたをしているのだろう。うぅん,やっぱりイタリア行きたい(勝手に行けよ)。


ちなみにマカロニのお化けみたいなのがカネロニ。1998年(1999年かも)の誕生日に冷泉通りの「ながぐつ亭」で食べたことがあります。


どうせだから綴り調べた。maccheroni と cannelloni。それっぽく書くなら「まっけろーに」と「かんねっろーに」かな?


前に書いたのの綴りをランダムに挙げると,spaghetti, penne, fettuccine, tagliatelle, fedelini, gnocchi などなど。ここに出てこなかったパスタの名前は勘違いか創作の可能性も。「コンキエリ」じゃなくて conchiglie だし(弱)。conchiglie は所謂「シェルパスタ」,一枚貝型のパスタのことです。(0:17)