ビールとわたし


「ビールと聞くとそれだけで躊躇」などと不遜にも書いてはみたが,そうは言ってもしばしば日記中に一人で(自発的に・能動的に)ビールを飲んでいる様子が書かれているので著しく信憑性と一貫性に欠けている。


何が嫌いって,いや,嫌いではないのだが,所謂量産ビール(何て言えばいいの?)のジョッキが,あまり得意でないのだ。それを主体的に頼むことはある。ビールな気分になることはある。冷たいジョッキでぷはっとやりたいこともある。が,それでも中ジョッキは量が多すぎる。グラス1杯,調子よければ2杯ぐらいが,あの手のビールでの限度だ。だからジョッキを頼むといつまでも飲みきれず次を頼めなくなることも多いのだけれど。誰かの家で鍋やるときには500ml缶に挑戦することもあるが……飲みきったこともある,はず。ペースが遅いから気が抜けるしぬるくなるしで,ますますビール苦手となっていくのだろう。


だから自分の家でビールを飲んでいるのは,350mlの缶よりも内容量の少ない小瓶。それでも3分の2ぐらいで満足している。お陰で少し割高で,一昨日書いた銀河高原ビールの小麦のビールは250円だった。ハーゲンダッツアイスのミニカップが1つ買える。


あの手のタイプでないビールだと逆にかなり積極的選択的にビールを欲するけれどね。ベルギービールは好き。コロナは,まあまあ。銀河高原ビールと言えば,いつだったか旅行……飛騨高山〜上高地の旅の時かな,工場行って3種飲み比べしましたね。ヴァイツェンとスタウトと,あと何だったっけ。車でしか行けないところにある工場で試飲なりレストランなりというのも謎な存在ですが。


そういえば先週神宮の後で新宿に行ったときは暑くもないのに所謂生ビールを頼んだ。タンブラーグラスだったし。6月の初めに河原でバーベキューをしたときには随分飲んだように思う(その後寝ていたぐらいだ)。夏の暑い日に屋外でビールを飲むのはおいしい。屋外でなくても夏の暑い日やどこかでアドレナリン大放出して声をからした後はビールがいい。


涼しい雨の日の屋内とビールがそぐわない感じがしたのだ。そう。ベルギービールならね。よしき氏が参加するということで少しはその可能性が頭をよぎりはしたのだけれど,確認しなかったわたしが悪い。


以前は家で自分一人でビールを飲むことなんてなかった。よく外で人と一緒に飲んでいたからアルコールが足りていたのだろう。今は,外で飲むこともあるが以前よりは格段に頻度が下がっている(あまり書きたくないが週に1日は必ず飲んでいた時期があり,そのころは平均すると週1を越えていた)。逆に言うとここに書いている以外でアルコールを口にしていない。


これはビールとは関係ないことだが,人と会うことに限らず,外出全般が,いざ外に出れば楽しいのだがそこまで気力を持っていくのが難しいことがしばしばある。それは昔からそうだけれど,このところそんな自分に対して枷をかけなくなったからか,実際に外に出ないことが多くなってきた。以前のようにかなまると出かける約束をしていつつ用意をするところでぐずりはじめ挙げ句「もうやだ!」と泣き叫ぶような(「じゃあやめる?」と訊かれても同様に「やだ!」と泣き叫ぶのですよ)ことがなくなった分成長はしているのかもしれないが。(11:50)