日曜夜8時の本放送で大河ドラマを見たのは随分久しぶりだぞ,と。


次回予告が第40回だったのを見て,もうそんなところまで来ているんだと気が付いた。全49回なので,残すところ10回になる。今まで10の位が3だったから気づかなかったのだ。


あと10回の間にあれもこれもあれもこれも片づけなければならないのかと思うとくらくらするぐらいいっぱいあるのですが。怒濤の如く。隊内も政局も怒濤の如く動いていきますが,一体どうやって収拾付けるのでしょう。あ,でも,10回って充分長いか(10回前の第29回は池田屋事件の次の回,大阪で内山殺しをした回ですな,大昔じゃん)。なんにしても,内容もりだくさんなので,毎週見所(?)があるおもしろい放映が期待されますよ。


で,次回は「平助の旅立ち」。平助,出張不在も多かったし伊東かっしー加入前後は謎の二重人格状態だったけど,先週・今週とやたらかっこよかったし試衛館仲間に戻って和気藹々としていたから,来週は感無量になるだろうなぁ。自動的に斎藤わんこさんともお別れですね。


斎藤さんといえば,随分顔に表情がついて人らしくなってきたと思っていたら,今週とうとう「殺気が感じられない」と沖田から指摘されるまでにすっかり角も取れて丸くなっちゃって。沖田との役割の交替というか,沖田が非情になるのと入れ違いのように斎藤さんが人情家になっていく様は,同じキャラは2人は要らないということですか(そうじゃないと思う)。


しかし,この時の絡みはちょっとライバルみたいでたいそう良かったです。今まで直接絡んでたところをあまり記憶していない。少なくとも本業関係ではゼロだったのではないかしら。


小ネタとしては,小ネタのくせに斎藤さんの京都再登場&浪士組参加以来ずーーーーーーっっっっとひっぱってきた小刀での木彫り制作にもオチがつき,ますます残り少ないこと(と斎藤さんの丸さ)を感じさせるわけですが,しかし。今まで数年を掛けてようやくあれ1つ作りあげていたのだとしたら2個目があっという間に完成間近なのが謎だし,そうでなく1つ1つにはもともと大して時間がかかっていなかったのだとしたら,彼の荷物の中に一体幾つのぷちモアイくん(それ以外の適切な表現が思いつきません)が入っているのか,想像するとちょっと(かなり)コワイ。しかし,そんなこんなで今週は斎藤さん好きにはおいしい回でした。来週からは感じ悪いチクリ係でしょうから(違ったりして。油断大敵)。