2週目にしてさっそく「To Heart」見逃しましたよ。


DVD,じゃないやHDDが稼働しているのを見て思い出しても時既に遅し。ラスト5分じゃね。orz。


アニメの「あかりねぇさんがヒロイン」という設定はともすれば忘れがちで,いや,ゲーム(プレステ版じゃなくて)だって彼女がヒロインなのだろうが,わたしはマルチがヒロイン(メインキャラ?)だと思っていたものだから(でもってマルチエンディングが標準仕様と勘違いしているわけで),「ひろゆきちゃん」が記憶喪失になって現れたマルチをフツーに気に掛け,それに対してあかりねぇさんも「マルチちゃんだったら」云々とのたまわれるのを見ると,「おぃおぃ,てめえら,外面ばっかり……」みたいな気分になってしまうのだが,それはちょいと十八禁ギャルゲー設定を深夜アニメに持ち込みすぎ。


HDD云々の件は,予想外に盛り上がって楽しゅうございました。ほりぃたちの手によってあっさりと解決された「『HDD』&『DVDレコーダ』」という区切り方,いかにP社さまが製品名を「HDD内蔵型DVDレコーダ」などとわかりやすく(?)示してくださっても,残念ながらユーザ側にはそこまで「HDD」+「DVDレコーダ」という意識は浸透しきっていないようで,昨日たわごとをアップロードした後でその辺のWeb日記をぱらぱら巡回していたら,通りすがりに,フツーに「HDDレコーダー」って書いてある日記を見かけました(知人ではなく。筆者は20代〜30代女性と推測)。だからって(明示されてはいなかったけれど)某こくーんではないでしょう。


別にそれをあげつらいたいのではなくて。思ったのだが,こういう「名前の定義・そもそもの意味」みたいなんをやたら気にすることと人間の名前の固有性にこだわることって,或る程度被るんじゃないかと。つまりわたしのことだけど。「HD」でも「HDD」でも製品を購入・使用するのに何が困るでもないし,「HDDレコーダ」という表記にも特にひっかかることはない。それなのに「ドライブ」と「レコーダ」の並列はOKなんだろうかとか,そもそも「どらいぶ」と「れこーだ」はそれぞれ独立して存在しているのだろうか,とか,まだぐちゃぐちゃ考えてしまうわけ(なんとなく,レコーダ<ドライバ のイメージなんだけど。動作装置・動作ソフトの中に録画機能が含まれている感じ)。


そのくせして,中途半端なのは,自分の知っている範囲でのみ小うるさくて,自分が知らないことばについてはとんでもなく無頓着で杜撰な使い方がしばしば見られるということですけどね。


ところで,「HDD&DVD」は記憶媒体を並べただけで,実はそれだけではあの種の製品の機能を示すにはやや不十分だ。「HDD」&「DVDレコーダ」でも大差ない。極端な話「ラジオチューナ付HDD&DVDレコーダ」という商品も作れるわけで,HDDDVカム……はちょっと想像しづらいけれど。


などと,広い範囲を指し示す言葉の固有代名詞化(または逆のパターン)に不要な文句をつけるのも「名前に重きを置く」の一つの表れなのかな。ちかごろようやく,巷で「ブログ」と呼ばれているもの(定義を知らないのでナニモノなのかは今ひとつぴんと来ないのだが)を「ウェブログ」「ブログ」等と称することを自然に受け入れられるようになってきた。未だに「ホームページ」はあまり使いたくないけど,ブログは代替表現知らないからどうしようもないのよな。ただ,細かく言えば「ブログ」は平気で「ウェブログ」はやや抵抗感ありなので,妙な位置で言葉を句切ったことによって「Web+log」からかけ離れた別の言葉として認識できているのでしょう。