きのうの続き


小次郎さんからいただいたコメントの「敗軍の将」に失礼ながら笑ってしまいましたが。訪問販売にしてもDMにしても,(営業成績という意味だけではなく)本人にやりたい気持ちを起こさせるのがいちばん大切で,その本人が,知らないものにはまず高い壁を築いてその陰からおそるおそる覗いてみる大人とは違うということは,周囲の大人にしてみればなかなか手強い相手かもしれず。


ただ,世間でどう思われているかは知らないけれど,つくっている人達はほんとにがんばって一所懸命使う人のこと考えてつくっていると思うので,少子化でこども1人にかける教育費が上がっているのを利用して旨い汁を吸おうとしている胡散臭い悪徳な連中扱いはしないでいただきたいかも。とか言って,作り手の気持ちがどうであれ,判断されるのは成果物であり,結果が全て,なんですけどねー。


小次郎さんちが契約したところがどうかは知らないけど(もし大手ならどこかの会社かは薄々想像つくけど内情は知らない),少なくともうちのクライアントの人達(某社だけではないよ>知人達)は皆熱心だ。下請けとして見ていて,嫌味じゃなく凄いな,と思う。わたしにはできない。


そして下請けの立場としては「いやもう,気持ちはよくわかるしあたしもできるだけがんばるけど,でもそろそろ勘弁してくださいよ」って言いたくなることもある。しょっちゅうある。うちの会社にしても(クライアント側ももちろん)ボランティアでやっているわけではないし,人間がやる以上能力にも時間にも限界はあるし。


ただ,仕事上の効率みたいのを優先しがちなところがあるのは,わたしが普段大人相手でしか仕事をしていなくて実際に使う人達がちょっと遠い存在だからっていうのも,あるかもな,とは思うのさ。「仕事としてはちょっともにょもにょだけど,いいさ,やるよー」って前向きな気持ちになる時だって,使う人がどうこうというよりは,クライアントの担当者にほだされて,って部分が大きいしさ。


そういうのが間違っている・良くないとは思いたくないけれど,ついついユーザにとってどうかってのを忘れがちにはなる日々なので,こんなところでひょっこりユーザ側の気持ちに触れることができて,ちょっと曇り掛けていたコンタクトレンズが洗われた気持ちになったのです。感謝。


ってことで,あすもがんばろう。おー。(棒読み)


ところで,小次郎家は,ぬるま湯でさぼることしか考えていないわたしの手には染まりませんので,心配は無用です。よかったですな(自虐的)。